スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ぐうたら人生入門 : 遠藤周作

20111208G093.jpg


元気が出る小言の集まり。


・浪費の感情の中にはいろいろな理由があるが、その最も主なもののひとつには
 「自分にたいする自信のなさ」があるのではないか。

・ケチの美徳を学ばねばいけんで。

・ケチか浪費家か、すぐわかる方法
 親指をうしろにそらせるやり方。非常によくそるやつは浪費家
 いくら力を入れても指が直立しているやつはまずケチ

・気の弱いやつは、えてして芯が強いことにたまらなくあこがれる

・女房というのは、妻が突然か自然にか変異して、家庭の座にどっしりと
 アグラをかき、縦から押しても横から押してもビクともせず、
 亭主を村八分にするーあのおばさん時代のこと
 相手が女房となり、君が彼女に何らかの形で使われるようになったときは、
 君はもう夫ではない。亭主である。

・独善主義というのは女の一番おちいりやすい習癖だと私は知った。

・人間は自分ができぬことを他人がやっておればしゃくにさわる。
 そしてその欲求不満をたやすく正義感に転嫁することができる。

・女は全身全霊でうそをつく

・男はうそをついている自分を知っているが、
 女は自分のうそまでしんじてしまう

・小便することを蛍を見に行くという奥ゆかしさ

・疑心暗鬼にみちみち、他人というものを信用しなくなったわれわれ人間

・犬がうんこをしている格好ほど、寂寞(せきばく)としたものはないね。

・披露宴でだされる食事はマズい。
 結婚式のときはなぜマズくなるかというと、人間、かしこまって食事をすると
 医学的に胃酸が分泌しないから

・他人が幸せそうな顔をしていると、こっちの面白くもない毎日が余計に灰色にみえて
 くる。

・闇鍋にて。「私、メダカを5匹ほど入れておきましたが、どなたか、
 箸にかかりましたかな」

・いやはやこれは絶望

・女房はあのネグリジェとかいうメリケン粉袋の洗いざらしたやつをきたまま、
 頭に仏壇の金具のようなものをベタベタつけ

・夕暮れに灯火がうるむ病院の窓では社会での地位や仕事がなんであれ、
 自分の人生をじっとふりかえる人々が住んでいる。

・人間が一瞬だけだが、自分の本当の顔を取り戻すときが、人生にはかならずあるもん
 だ。それは、わしらが息を引き取るとき。
 デスマスクといわれるものは「死顔」ではなく「素顔」と訳すべきかもしれん

・相も変わらず恋だのラブだのの感情

・「あなた、まだ、あたしのこと好き?」
 「ブッ」
 これでいいのだ。

・猫語。ミャウはあなた、ミョは来い、ニョウ、ニョウは早く早くの意

・易者。庶民の身の上相談役、つまりグチの聞き役だと私は思っている。

・トルコのことわざ 明日できることを、今日するな






やっぱり著者はユニークである。

たしかに遠藤周作には勤勉なイメージがなく(失礼)ぐうたらに見える面が大きい。

でも、そのぐうたらさが逆にいい。
怠け者だから、こうも親しみが沸くんだろうか。


結局、怠け者でも、好奇心にかられて、いろいろな物事を吟味している著者に惹かれてしまう。

彼の性格がよくわかる一冊だった。

スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://forbookbloghiro.blog.fc2.com/tb.php/89-18618385

Comment

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

Profile

Hiro

Author:Hiro
読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

Category

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。