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向田邦子の恋文

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なんとなく気になって、手に取った。


向田邦子自体、正直知らなかった。世代でないから、といえば言い訳になるけど。(単に常識知らず)

あ、有名な人。というなんとも雑な認識。



読んでいくうちに、妹、和子の目から見た姉、邦子のたくましさに惚れた。





・メンドクサイヤ。-これが私のキャッチフレーズです。(恋文内より)

・やっぱりアイツ(飼い猫)はいい奴だ。誰かさんみたいに、こなくても平気だよ、
 なんて、ひどいことはいわないもん。

・(飛行機事故のニュースを見た後の著者)夕飯を口に運ぶ。
 味が全くなくて、食べることが苦痛で、胃にただ流し込んだ。

・命あるものを最優先すべし。姉はことあるごとにそう話していた。

・故郷もどき

・どれもこれも邦子である。

・人間、オギャーと生まれたときから苦を背負ってるのよ。
 口に出して言うか、言わぬかの違いはあっても、誰にも苦労はある。
 そこを、どうしていくかが、知恵のつかいどころ。
 あまりクヨクヨしないで、時が経てば、笑い話になる。

・あの人は病気にならない限り、大丈夫。安心して見ていられる。
 何も言わなくても、やりたいようにさせておけばいい。
 姉にはそう思わせてしまう「何か」があった。

・悩みや苦しみは人に見せないで、生きる力に変えてしまう。
 それが向田邦子式の生き方。



昭和56年の8月に彼女(51歳と9ヶ月)を乗せた飛行機が墜落。



恋人で妻子持ちのカメラマンとの恋文の中には、33,4歳の向田邦子が見える。



飾らない人だ、と思った。そして、まっすぐ。
ユーモラスで、相手に対する愛が、きちんと折りたたまれている、そんな印象。


その彼が自殺したとき、彼女はどう思ったのだろう。





彼女の生き方に圧倒された。完璧な人間、といえば大げさかもしれないが、
それでも、完璧に近い人間。それでいて、人間くさい。
そんなところが魅力なのかな、個人的には。

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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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