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こうだあやさんの五感で感じる木のエッセイ。



・北海道の自然林では、えぞ松は倒木のうえに育つ

・かなしいというと、いとしいというか。木はまことに無言

・証のものがない。信じないというのじゃない。が、もっと貪欲に承知したい。

・あわれも何も持たない、生の姿

・森林の中の時間は、人の暮らしの中の時間とは、大分違う

・いったい何をものさしにして、価値をきめているのか

・年々四季はめぐる。芽立ち、花咲き、みのり、枯れ落ちる

・針葉樹にも四季があることはつい忘れ、一度見ればそれで知ったつもりになる。

・材としての価値を国の代表として認めてくれるなら、同じその木が材にならない前の、
 生きている姿になぜ関心を持ってくれないのか。
 なぜ生きている美しさに、なぜ生きている息吹に、心を留めてやろうとしないのか。(「ひのき」より)

・木はものを言わずに生きている。立派だと思った。が、せつなかった。

・行儀のいいものは上品だが、しばしば活気に欠けることが多い。

・くるむ、とはやさしい情をふくむこと。生きているものは人も鳥けものもみな、傷にはくるみを要する。

・屋久島は鹿児島から130km
 1ヶ月に35日の雨が降る(林芙美子)

・屋久杉は、屋久島に生育する杉のどれもをさす呼名ではない。
 樹齢千年以上のものにしかいわない。千年以下は小杉という。
 千年を基準にして、屋久杉と小杉をわけるとは、なんというきびしさか。

・いいもの、とはふわっと大まかな言葉だが、いとおしくも思い、
 大切にかばいたくも思い、貴くも思う気持ちが含まれる。

・役を仕果たしたあとの姿には、美醜をこえて心惹かれるものがある。

・本当は木の肌は、木の一生を通して見た上でないと、決まったことはいえないそう。

・雨がこんなにも華やかに活気のあるもの

・みんな若葉を着た山

・夏ももう後姿

・杉は日本に古くからあった木で、そしてまたいちばん人々の役に立ってきた木

・土石流は、まぼろしの土石流といわれているくらい、人の目にふれることが少ない

・植物には逃げる足がない、防ぐ手がない。されるまま

・子供独特の強い絵

・生きても死んでも、木というのは立派

・生き尽くしたものを見たら、生きているということが鮮明になった

・ポプラはマッチの軸木として価値が高い

・爽快なる失敗






この本を読むと、木に対する見方が変わると思う。
今まで、そんな風に木を捉えたことがなかった、と何度も思わされた。


著者は、明らかに感性が優れている。ずば抜けて。

個人的にも屋久杉のエッセイを見て、非常にこの眼で見てみたくなった。感じてみたくなった。



良書。
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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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