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婦人雑誌と猫 (山本 宣治)

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即ち社会といふ大組織の前によし一個人が頑張つて見ても、急行列車の突進して来る軌道上に犬が吠えてる様なもので、いくら吠えてもごまめの歯ぎしりで到底埒が明かぬと多くの人は云ふのだけれ共、実際軌道の傍に居る一人の男が、今走つて来る汽車は気に食はぬから止めてやれと思ふたら、唯一投手の労、軌道の繋ぎ目のネヂに触れゝば、よし犬には出来ない芸当でも、理智を具へた人間ならやりおほせる事が出来るといふ譬へ話である。

文明ほどこはれ易いものは外に又とない。如何に高度の文明でも、それが面して居る多種多様の危険に対して、終り迄頑張り続けた例は無い。

所で一方に於て此雑誌の読者の頭を悩まし又肩を入れて居る三大問題といふのは、三個のシー(Clothes, Cookery, Courtship)即ち着物と料理と異性の愛を求める事である。

「あらゆる文明は、その文明を造り上げた人々の理智と同情と互の信頼とに関係がある。野蛮時代はさうでなくて、其頃『各人の家は彼の城郭』であつた。





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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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