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浅草を食べる (古川 緑波)

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話は飛んで、戦後の浅草。ところが、僕、これは、あんまり詳しくない。それに、
浅草自体が、独得の色を失って、銀座とも新宿ともつかない、いわば、ネオンまばゆく、蛍光灯の明るい街になってしまったので、浅草らしい食いものというのが、なくなってしまった、ということもある。

浅草独得(ではないが、そんな気がする)の牛めし、またの名をカメチャブという。屋台でも売っていたが、泉屋のが一番高級で、うまかった。高級といっても、普通が五銭、大丼が十銭、牛のモツを、やたらに、からく煮込んだのを、かけた丼で、熱いのを、フウフウいいながら、かきこむ時は、小さい天国だった。

来々軒は、日本館の前あたりにあって、きたない店だったが、このうまかったこと、安かったことは、わが生涯の感激の一つだった。少年時代の幼稚な味覚のせいだったかも知れないが、いや、今食っても、うまいに違いない、という気もする。





小さい天国っていう表現がすごく気に入りました。
天国に大きいも小さいもないと思っていたので。

人生の中で、「あのお店で食べたあれがめちゃくちゃうまかったんだよなぁ。」なんてぼくにはあんまり記憶がなくて。
なんだか損しているのかなぁなんて思えもしました。ちょっと悔しいですよね、そんな美味しくて記憶に残るお店に出合えてないなんて。
そう考えると、これからどんどんいろんなお店を回ってみたいなぁなんて思いました。

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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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