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遺書 (芥川 竜之介)

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僕等人間は一事件の為に容易に自殺などするものではない。僕は過去の生活の総決算の為に自殺するのである。

四若しこの人生の戦ひに破れし時には汝等の父の如く自殺せよ。但し汝等の父の如く 他に不幸を及ぼすを避けよ。

わが子等に 一人生は死に至る戦ひなることを忘るべからず。 二従つて汝等の力を恃むことを勿れ。汝等の力を養ふを旨とせよ。

僕は勿論死にたくない。しかし生きてゐるのも苦痛である。







青字のところ、けっこう「わかるわかる。」と言われる方が多いのじゃないでしょうか。
人生の道が茨ばかりであっても、死にたくはない。でも生きたくない。矛盾。
生と死のあいだに挟まれた人間が選ぶのは、生きるか死ぬかどちらなのか。

この作品は自殺を否定しておきながら、こう考えればしてもいいんじゃないかみたいなことが
書いてあるように見受けられ、そこがおもしろかった。


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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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