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ハワイの食用蛙 (北大路 魯山人)

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食用ガエルの脚をオリーブ油でフライにしたのを出されたが、これはなかなか美味でした。

ハワイは、意外に食べ物のうまいところで、アロハ飛行場で出されたアイスクリーム、コーヒーの素晴らしかったこと。コクがあって、ネバリが強くって、あんなにうまいアイスクリームはついぞ口にしたことがありません。

ハワイのコーヒー、これも素晴らしくいい。風土のせい、気候のせい、コーヒーそのものがすこぶる上等なのでしょう。その上、ミルクの味のいいこと。まさに近来の掘り出し物です。

しかし、外国はどこの国の料理でも、食器と盛り付けの点で落第です。どんな一流の店でも、実につまらぬ食器を使って、盛り付けになんの注意も払っていません。鍋やフライパンから無造作に皿へザーッとあけて平気でいます。目に訴える美感について鈍感なのに驚くほかありません。この点、盛り付けを含めて日本料理の高さというものは、世界無比だと思います。

食べ物は単に舌だけで味わうものではなく、全感覚を喜ばせるものでありたいとする日本人の美食学は、実に世界の最高を行くものだと思います。いうまでもなく、店構えも立派、すべてが清潔ということも第一条件でありますが、それだけで終わっているアメリカ料理の奥行きの浅さを僕は感ぜずにはいられませんでした。





著者の本を読むと、食器をきちんとこだわりたいといつも感じさせられるのでした。
いい食器ありきの、いい料理なのですね。

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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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