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「色彩と心理」おもしろ事典―“色”が人を動かす! : 松岡武

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色が与える印象・効果から上手な色選び・色あわせまで



・一般的に色の持つ温かさは、色相では、赤、橙、黄、緑、紫、黒、青という順

・色の重さは順に、黒、青、赤、紫、橙、緑、黄、白
 白よりも黒のほうが2倍重く感じられる

・色の重さは色相より明度のほうが重要

・茶室は明度の異なる茶で統一されている。
 天井が一番明るく、下になるほど暗い色になる。

・赤はものを実際より大きく見せる膨張色(目の前にぐっと迫って来る効果もある「進出色」)。
 暖色系、高明度は膨張色。
 寒色と暗い色は収縮色(後ろに引き下がる色「後退色」)。

・狭い部屋を広く快適な空間にするには、進出色を使わない、壁やカーテンの色も
 後退色で統一すること、そして上に軽く、したに重い色を使うこと

・灰色の背景の中で、黄色は大変目立つ。
 黒に配する白や黄、灰色に配する黄、黄緑は目立つ。
 バックが白だと逆に明視度は最低になる。黒と白、黒と黄色の組み合わせが一番目立つ。

・赤は明視度が高いから、危険箇所は赤で塗られることが多い。

・昼間は目立った赤が、夕暮れ時になると見えにくくかすんだ色になり、
 反対に青や青緑が明るく浮き出て見えてくることをプルキニエ現象という
 だから雨の夕暮れなどには、子どもにライトブルーのレインコートを着せると安全

・白内障は、もとの色と黄色を混ぜたものが網膜に映し出される。
 そのため普通の人に比べ外界が暗く見えるだけでなく、青色などはくすんで
 黒っぽくなってしまうし、黄色は、水晶体の黄色と相殺され白っぽく映る

老人たちの出歩きやすい環境を作るには、白内障の老人には、青は黒っぽく、
 黄色は白っぽく見えてしまうことを知っておく


・暖色系の部屋だとそこにいる時間が実際より長く感じられ、寒色系の部屋だと
 短く感じられる。デートの待ち合わせ場所は、寒色系の喫茶店などが良いかも


・1分間でも余計にいたいと思う休憩室や娯楽室はぜひ暖色系の部屋であってほしい。
 逆に電車やバスは、暖色系を避けるべき


・自律神経のうちの副交感神経を刺激し、胃腸の働きを活発にして食欲を増進させる赤。
 青は、自律神経のうちの交感神経を刺激する。交感神経は、体を非常事態に対応して、
 戦闘態勢にするもの。これが活発になるのは危急存亡の場合。こんなときにのんびり
 うまいものを食べるわけにはいかないので、青はレストランにとって避けるべき色。
 赤は食欲もりもりの状態にし、気持ちをゆったりさせ、性欲も盛んにする。しかし
 「青」は飲食などの平和的願望を抑えてしまう。

・やわらかい色は、従業員のモラルを高めるとともに、疲労軽減にも効果がある。
 ベージュは人の心をなごやかにしてくれるだけでなく、筋肉の緊張度をやわらげる
 もっとも良い色。


・赤には手足の傷を促進し、緑青には遅延させるはたらきがあると指摘される

・形は知性にはたらきかけ、色は感情にはたらきかけるといわれるが、
 感情までゆり動かす彩色画のほうが、人に強烈な印象を与える。

・「リゲイン」というドリンク剤が爆発的に売れたのは、箱の黄色と黒の
 組み合わせが生んだ「たくましさ」のイメージ

・えび茶色は、強固な仲間意識を持たせる不思議な力がある。プルシアンブルーも同じ。

・赤系統や黄色の服を着たくなるのは「陽気、自己主張、攻撃、気まぐれ」な気分
 青、グリーン系統の服を着たくなるのは「安定、勤勉、平和、充実」
 茶系統は「古風、慎重」な気分のとき


・室内の色彩設計は、心の健康を左右する大事な条件になる。
 室内の色彩設計と並んで大事なのは照明設計であり、同じ明るさでも
 青っぽい蛍光灯の下にいると、人はさっぱりした気分になり、活動的になる。
 反対に黄色っぽい白熱灯のもとでは、暖かく落ち着いた気分になり、心もリラックス
 してくる。

・会議室の色が寒色系だと、長い会議も短く感じられる。しかし会議は短ければよいと
 いうものでもないので、理想的なのは、会議室の色が明るく暖かみのあるピンクや
 クリーム、ベージュの色で、照明も暖かみのある白熱灯であること。これで参加者の
 気後れもなくなり、発言意欲も高まる。時間が長く感じられるという欠点を補って
 あまりまる成果を期待できる

・決まりきったことをただ伝達する会議は寒色系。
 重大な事柄を慎重にかつ徹底的に審議する会議は暖色系の会議室を使う。


・寒々とした作業場は暖色系の色で、暑苦しい部屋は寒色系の色で体感温度を快適に

・人を突き放すような感じを与える白衣。
 親しみや希望を持たせるあわいピンクやクリームなどがふさわしい


・手術室は執刀するドクターの眼の疲労防止を考えて周囲を青緑にしている

・中国では死者を送る場合は白。白は悲哀、むなしさ、不吉を意味する色。
 韓国では逆に白は高貴、栄光の色。
 西欧では、赤、とりわけ濃い赤は黒と同様に悪魔のシンボル。
 黄色は、インド、中国、マレーシアでは、ロイヤル・カラー。
 シンガポールでは、黄色は労働者が着る衣服の色。
 ブラジルでは、黄色は絶望の色。
 白は日本では汚れなき清浄さ

・どこの国でも唯一好かれているのは青

・ピンク、オレンジが若さの象徴であり、灰色は人生のたそがれの色。挫折の色。

日本人の色から受ける印象一覧
1.白
 心理学的には純粋、真実を表す。若い女性に好まれる。
 活動性と力量性が乏しい色(とくにオフホワイト)であるため、哀愁、不安、孤独、
 虚無、あるいは死を表すこともある。
2.灰色
 活動性を失った老人の色。敗北と失意。高校生以上になると顕著に嫌われてくる。
 (衣服の色の場合はそうでもないが)
3.黒
 若い人には、不安や恐怖の色。年齢が高まると、即ち怒りを制圧した色、
 出口のないエネルギーが内にこもる色、沈黙の色でありながら多くを語る色。
 成熟した大人の女性のあやしい魅力を表す色
4.ピンク
 愛らしく清純、未成熟、うぶな乙女心を表す。男性では、感情を興奮させる刺激的な
 色。この色によって誘発される感情内容には大きな個人差があるので、やっかいな色
5.赤
 活動的で力の充満した色。ポジティブ、ネガティブ問わず激しい感情の動きと結びつ
 く。人を有頂天にさせたり、絶望の淵に突き落としたりして感情をかきむしる色。
6.橙
 陽気で活動的な色。人によっては(特に女性)苦悩やいらだちと結びつくこともある。
7.黄
 小・中学生ぐらいまでにとっては陽気、快活な色。力量性の乏しさから涅槃の色、
 法悦の色ともなる。成人女子にとっては不快な色、メランコリックな色。
8.緑
 安心の色、心に平安をもたらす色。高校生以上の男性に特に好かれる色。
9.青
 一般に評価性の高い色、即ち好感度の高い色。活動性が乏しいためメランコリーな色、
 傷心、孤独、虚無の色ともなる。沈思黙考、哲学知性の色ともなる。ブルーマンデー、
 マタニティ・ブルーという言葉からは知性というより不安、哀愁の色ともとれる。
10.紫
 高貴と下品、あでやかさとはしたなさ、神秘と不安、といった相反する性格が共存。

 
・赤ー黄系統の色を好む者はあたたかい開放的な感情の持ち主で、外界に対する
 興味が強く、また外界に対する順応性も基本的に高いといえるかもしれない。
 緑ー青系統を好む人は、冷たい閉鎖的な感情の持ち主で、外界に背を向け、
 自分だけの世界に閉じこもりたがる人かもしれない。

・赤みをおびた光のほうが生理的に食欲をそそる。
 白熱灯のほうが料理の色がうまそうに見える。


・色で食べる和食

・まぐろの赤に対する青緑の笹の葉は、相性が良い。
 病院の手術室の青緑と、赤は補色であるため、患者の患部の組織の色をよく見せる。

・日本の男性の場合、肌や髪の色や質、瞳の色などを見ると、その60から70%は、
 ブルー系をベースにした色が似合う。こうした人が、黄味をおびたネクタイ、
 Yシャツを着れば、顔がくすんで不健康に見える。


・顔の白さや口紅の鮮やかさを目立たせたかったら、着ているものを彩度の低いものに
 したらよい

・茶室のように同じ色相の色を、明度や彩度を上手に変えて使うとエレガントな配色に

・色使いのセンスを高めるために役立つ本
 中田満雄「服装と色彩」
 中田満雄「デザインの色彩」
 石山彰「服飾デザインと色彩」








専門学校生時代に読んだ本を今読み返してもおもしろかった。
あまり詳しくは書かれていないのだけれど、ファッション色彩については参考になります。

もっともっと色と上手に付き合いたいものです。
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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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