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セックスレスキュー : 大橋希

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セックスレスに悩む女性のための性の相談所。


・いちばん親密なはずの異性と肉体的なふれあいがないことを寂しく思いながら、
 誰にも相談できず一人で傷つき、生きていても仕方がないと思いつめるほど
 悩む人は確実に存在する。

・「せい奉仕隊」。夫以外の男性とのセックスを解決法として勧めている。
 そのお相手になるのが、ボランティアとして組織されている奉仕隊だ。
 (売春婦とは違い、性行為への対価は支払われない。)

・マスターベーションをしたらどうですか、とバイブレーターのカタログを
 見せた。そうしたら「私は膣にモノを突っ込みたいんじゃないんです!」と
 怒られた。この言葉で、彼女たちに欠落している部分は人間でしか埋められない
 ことに気付かされた。

・キムいわく、夫が妻とのセックスを遠ざけるのは彼女を一人の女性ではなく、
 子供の母親としてみるようになるから。
 妻の母性を意識して性欲を覚えなくなる男性はけっこういる。

・相談所の女性たちを見ていると、夫との交わりがない生活が3,4年続いたころから
 明らかに体調を崩している。

キムは、性は人生のエッセンスであり、それが満たされなければ心身ともに
 大きな欠落感をもつことになると一貫して語りかけてきた。
 人格や魂こそ最高の性感帯であり、相手を認め、相手から認められる究極の
 方法がセックスだと考えている。

 大切なのは二人の気の交流である。
 (オーガズムに達することを「気を遣る」ともいう)
 セックスは体を使って互いのエネルギーを交流させる気孔みたいなもので、相互
 マスターベーションであってはならない。

・EDについては、糖尿病や脊椎損傷といった原因のないストレス性のものなら
 薬を使わなくても治ると、きっぱり。「自立神経には、リラックスと緊張の
 バランスをとる二つの神経がある。前者の副交感神経が働くと男性は勃起をして、
 後者の交感神経が働くと射精する。」

・セックスは自分の体を離れて語られ始めたとたん、なぜか居心地の悪さを感じる。

・どんなセックスがいいのか、悪いのか。キムがひとつの目安にしているのが
 行為の時間。前戯から射精まで40-50ふんというのが、最低ラインだ。

・キムいわく、男の人格と教養とペニスは、いずれも歯を磨くように毎日自分で
 磨かなければいけない。人格だけでも教養だけでも、男は磨かれない。
 「男の下半身は人格。人格のない男はちんちんもだめ。人格なきちんちんは
 ただの棒です。海綿体です。」


・2004年秋、「46」という数字がちょっとした話題になった。
 コンドームメーカーのデュレックス社が行った調査による、
 日本人の年間平均セックス回数。
 参加した41か国中最下位。世界平均は103回。一位はフランスの137回。

・2005年4月には、「男女の生活と意識に関する調査」で、既婚者の31%が
 セックスレス傾向にあるということがわかった。

・セックスレスの問題はその期間よりも、どちらかが不満だったり寂しかったり
 すること

・感情やプライベートなことを隠そうとするのは「品位」あることだが、
 必ずしもいい解決法には結びつかない

・日本性科学会が認定するセックスカウンセラーやセラピストも少しずつ
 増えているとのことだった。問い合わせると日本全国でカウンセラーが20人、
 セラピストが37人で、ほとんどが首都圏に集中しているという。

・セックスレスになってセックスのことを真面目に考えるようになった。

・自分の欲望を気持ちよく満たすには、相手も気持ちいいほうがいいことに
 気付いていない人はまだまだ多い

・週刊誌アエラのアンケート調査によると、男性の婚外セックス経験率は30%、
 女性は17%だった

(キム・ミョンガンについて)
・キム・ミョンガンは性欲や快感、セックスって何だろうと思った。
 しかし大人に聞いても笑ってはぐらかされるだけで、誰も答えてくれない。
・気になるのは彼の初体験。並々ならぬ関心のあったセックスを、実際にしてみたとき
 の気分を聞いてみると、「予行演習を何百回もやってますから。エロ本をある程度みたじゃなくて、死ぬほどみてますから。」

今でさえ、セックスについての情報が氾濫する一方で「行き過ぎた性教育」は
 批判され、必要な時期に正しい知識を手に入れられないのが現実だ。


・サルの世界には同性愛もあって人間と似ているが、例外を除いてサルの世界では
 人間界でいうところの「変態・性犯罪・性的少数者・強姦・のぞき・露出狂」などが
 いない。かつては都合の悪いことや性的変態をすべて
 「動物みたい!このけだもの!」とののしってきたのですが、基本的に間違い。
 立場が逆。

・オランウータン以外でオスがメスを強姦するのは人間の男だけです。
 多くの人が、強姦の神話に騙されています。第一に「衝動的行為」としてでなく、
 半数以上は計画的で、1対1の場合は58%、2対1の場合は83%、集団の
 場合は90%が計画的犯行だったのです。
 第2に相手の女の色気を理由としているが事実はそうではなく、多くの犯人は
 「無防備で弱い女をねらった」としています。
 第3に見ず知らずの相手同士でなく統計によると約80-90%が顔見知りの男の犯行

どうも男たちはこれまで「男は時として性欲を抑えることができない動物だ」と
 勝手な理屈を並べ、都合の悪いことはすべて動物のせいにしてきました。
 しかしこれほど「人間らしい行為」はないのです。


・距離をなくした付き合いは絶対に終わってしまう

・いつ、誰とどんなセックスをするかは、いつ、誰と何を食べるかと同じ。
 立ち食いそばとフルコース料理の違いを考えてみてください。前戯もなく、
 いきなり挿入して射精。そんな立ち食いそばのようなセックスばかりで女性が
 満足できるはずがない。たっぷりと時間をかけて味わうフルコースのような
 セックスなら、月に1、2回でも十分です

・結婚という社会的関係に組み込まれた生活を長く続けていると、
 自分の欲望を置き去りにすることに慣れてしまう

・セックス奉仕隊の存在が夫にばれたら?
 「そうした例はこれまで一度もない。セックスレスの夫は妻のことなど
 見ていませんから、ほとんどばれることはないでしょう。法律家によれば、
 一年以上セックスレスで妻が浮気しても、夫は相手の男性を訴えることは
 できないそうです。」

・たぶん、私たち世代(50代)は心の深い部分では、男女が対等だとは思っていない。
 妻がほかの男とセックスするなんて許せない。でもまあ、男の自分はいいだろう。
 と。

キムによると「男は、巨乳好き、貧乳好き、デブ好き、ブス好き、
 年齢の好み(年上、年下)の5パターンで考えればいい」のだそう。


・奉仕隊の方と接した後では、主人から自然に気をそらすことができるようになった。
 奉仕隊には本当に命を救われた。夫とのセックスとは違う感覚も味わったし、
 素敵な下着を買ったり、おしゃれして出かける楽しさを思い出した。

・妻を女としてみていない、という男たちは、セックスレスで苦しみぬいた末に、
 夫以外の男性を求めようとする彼女たちの重さを知るべきであろう。

カウンセリングの一環とはいっても、世間の言葉に従えば奉仕隊と女性たちの
 行為は「浮気」や「不倫」になる。
 「悪いことをしている気持ちはある。でも、障害者のための性のボランティアって
 ありますけど、私もその障害者となんら変わりないなって思うんです。」


・好きな人と同じ視線で美しいものを美しいと感じ、楽しいものを楽しいと語り合う。

・人生って、思い出なんですよ。経歴や地位より思い出なんですよ。

・性の面で率直になれるカップルは、どんな問題でもコミュニケーション不足には
 陥らないと、私は思う。だからお互いに「セックスしたくない」と思っていて、
 それを正直に話し合っているカップルならセックスレスだってかまわない。

真剣はいいが、深刻にならないで。自分を良く知れば、ちゃんといい相手に
 めぐりあうはずですから。

・男性のセックスはせいぜいピストンの時間が違うくらいで、いく瞬間の気持ちよさ
 はほとんど一緒とか。それに比べて、女性は百人百様、反応も感じる場所も違う。
 なんて豊かな世界だろう。

・「根本的に人間みんなスケベだと思うんですよ。
 それが押さえつけられていたら、反動は一気にくる。」

・「女性ってどこで気持ちよくなっていると思います?」
 「80%がクリトリス派と言われるが、ところが本当はみんな子宮近辺で
  感じる膣派なの。それだけ男が勉強不足。膣の中は興奮すると充血してきて、
  ものすごいヒダができる。やがて子宮がぶるぶる震え始め、
  ペニスをくわえこむ。このころの男の側の気持ちよさっていったら、ない。」

・男性のマスターベーションは「セックスとは別の楽しみ」という言い方が通用する
 のに、女性になると「自分で慰める女」というイメージをもたれてしまいがちだ。

・一般的には男性のほうが性欲が強い、奔放に振舞っても不思議ではないという通念が
 あるが、実際はまったく違う。

男だってほめられれば嬉しい。妻をほめる夫と同じくらい、夫に「素敵ね」と
 言える妻がどれくらいいるのか

相性をあらわす英語に「chemistry」がある。「化学、化学反応」という意味も
 あって、人間関係の不思議なあやを表すのにぴったりの言葉






セックスレスに悩む女性のために、性の奉仕隊という存在がいることにまず驚いたが、
たしかにセックスボランティアの本でもあったように、性の補助が必要な人たちは確実に存在しているように感じる。

セックスを提供するサービスというよりも、女性の自信を取り戻させるサービスという風に感じた。
賛否両論あるのだろうけど、ぼくは大賛成である。
社会にはそういうはけ口が必要だと思うから。


それにしても、キムさんの人柄が面白いと感じる。
顔も知らないが、素敵な人なのだろう。




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