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ぬるい眠り

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「きらきらひかる」の10年後の物語も入っている短編集。

3つのストーリーに特に心を惹かれました。

下記は、印象に残った言葉。




・耕介さんが奥さんの話をしなかったのは、奥さんがいることを隠そうとしたからではない。
 私たちの恋にとって奥さんがいるかいないかなんて、どうでもいいことだったのだ。
 世の中には、そういう風にしか恋のできない人間というのがたしかにいるのだ。

・耕介さんのことを思いだす回数も、このごろとみに、ふえてはいた。
 そういうとき、私はきまって、自分がからっぽになるのを感じた。
 ほんの一瞬だが、気持ちの底にブラックホールができてしまう。
 私は、その不気味な深い穴をとても直視できない。ぞっとするほど淋しくなってしまう。

・嫉妬というのは相手をしばるものかと思っていた。がんじがらめになるのは自分なのだ。

・「言いわけにきこえるだろうけど、あのあとも、いつも雛ちゃんのことを思ってた」
 「言いわけに聞こえるわ」
 わかっている。私たちはおなじ人種なのだ。それが嘘ではないことを、私は誰よりも知っている

・tvのニュースは、私たちの気に入りのBGM

・誰も大きな声では言わないけど、人間は浮気をせずにはいられない生き物なのだ。
 誰か一人に全身全霊でとろとろになったまま、平気でいられるはずなんてない。

・なにもかもがとろとろと輪郭をぼかすので、私には幸福と不幸の区別がつかない。

・永遠なんて、なくてもいい。全然、ちっとも、構わない。

・人生は手に負えないものになりつつあった。なにもかもが、季節が変わるみたいに
 自分の外側で流れていた。



個人的にとても良かったのが、飼い猫がもたらしたノミに何度も刺される女性のストーリー。
とても滑稽なんだけど、そのことを通して、今まで、恋人や周りの人間に対しての、
自分自身の本当の気持ちに気付く流れが素敵だった。



きらきらひかるの続編は、新しい側面から見るものだったので、ちょっと残念だったけど、
それでもまた、あの3人(笑子、睦月、紺)にまた会えただけでも、嬉しかったです。




恋愛小説を読んでいると、自分の気持ちを重ね合わせて、たまに辛くなるけど、
いろいろと学べてる自分もいることに気付きます。
もっと勉強しないとな。


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Hiro

Author:Hiro
読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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