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美しく死ぬ そのための上手な生き方 : 宮原伸二

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良い死に方。




・死は生活の延長線上にあってほしい。生活から切り離されて「特別な死に
 場所」は、今までの生き方や人々との絆は失せて、死という時間の切り
 売りとなってしまう危険がある。その意味ではホスピスは場所ととらえる
 のではなく、支える理念としてとらえ、その理念に基づく支え方が在宅
 でも病院においても実現することができれば、それが最も望ましい死の在
 り方になるのではないでしょうか。

・自然死が人間らしい望ましい死に方という見方もありますが、医療の無い、
 無医地区によくみられた「野たれ死」

よりよい死は、よりよく生きること、できれば、美しく安らかに
 死ぬことができれば、そこに人間として一つの幸せがある


・3つの死。社会死、生活死、生物死。
 社会死、生活死になってから3年以上生きる人は1/2、5年以上生きる人は
1/3.

・病気そのものが遺伝するというより、病気になりやすい体質を遺伝すると
 考えたほうがよい

・私たちがガン予防、脳卒中予防、心臓病を予防するというのは、その発病
 を減らすということよりも、発病年齢を遅らせることに効果がある

●私たち人間は約60兆の細胞でできていて、寸時に分裂を繰り返しています
 が、その分裂の中で、毎日、3000から5000個のガン細胞ができている。
 ガンで死ぬ人は約30%で、残り70%は別の病気で亡くなる。
 毎日数千個のガン細胞ができても、免疫の力でガン細胞は死滅する。ガン
 細胞があることと、ガンを発病することは別問題であり、免疫の力が弱か
 ったり、免疫に異常がある人が「ガン」を発病する。
 最も免疫力を下げるのがストレス。免疫力が高ければ、万一ガンになって
 も進行を遅れさすことができる。免疫力を高めるには心のもちよう。
 一言でいえば、感動多き生活。
生きがいや、笑うことも免疫が上がると
 いわれている。

・認知症の末期になると外に出なくなり、廃用性の寝たきりになる。

・脳卒中の予防は、水(白湯)を寝る前にコップ一杯摂ること。つまり、
 体を脱水状態にしてはいけないということ。真水はほとんどが大腸から
 吸収されますので、寝る前に摂ると数時間後、つまり深夜の一番脱水
 になりやすい時間帯に大腸から吸収されます。

認知症の予防は、頭を使うこと、体を動かすことが一番。また、毎日の
 生活が単純になったり、孤独になるとなりやすい。

 アルツハイマー型痴呆の遺伝は数%。
 早期発見できれば、すべてに効くわけではないが治療薬がある。

日本人の価値観には、効率とか能率や金儲けに高い価値観を見出しがち。
 しかし、限られた命。競争ではなく、自分の持ち味をだして生きることが
 できたら
、心が豊かな日々となり心の健康がはかれるだろう。

●ノーマライゼーション・・・障害のある人が、障害の無い人の生活に
 限りなく近づくこと

・寝たきりになっても、本音としての「思いや願い」があること

・療養の場所を何処にするのか、どのような支え方を望むのか自分の意思
 を明確にすること

・過程を含め死ぬまでの期間を終末期(ターミナル)という

●今、死に行く時に、死は人生の完成だと思って迎えることができれば
 幸せなことと思います。何歳ということはなく、自分なりにしっかりと
 燃焼して、満足のいく死を迎えられれば自分の人生の完成としての死を
 迎えることができるのだと思う

・腎臓は心臓死の後約時間は生きている。ですから腎臓は亡くなった後、
 臓器移植ができます。皮膚は48時間、骨は72時間も生きている。
 爪や髪の毛だったら何日間は伸びます。

・臓器移植がなければ脳死という死は必要ない。心臓、肺は心臓が止まって、
 循環がなくなった時点で機能が失せるため、止まった後では移植できない。

・植物状態は、大脳の機能が著しく障害されている。しかし脳幹部は
 生きているから自分で呼吸し、自分の力で心臓は動く。

・脳死とは脳幹部の機能が失われること、または大脳を含めた脳全体が死ぬ
 こと。呼吸ができなくなる。

・脳死は全死亡の1%。だから人工呼吸器を持たない医療機関では
 脳死は存在しない。脳死状態になった人が人工呼吸器を着けなかったり、
 外したりすると直ちに呼吸が止まって、その後すぐ心臓死になる。
 たとえ、脳死で人工呼吸器を着けたとしても、長くて2週間、普通は
 1週間で心臓が止まり心臓死になる

●結局のところ脳死は全死亡の1%であり、そのほとんどは老人。臓器の
 働きは弱っており、臓器移植には適さない。さらにドナーカードを持って
 いても記入漏れがあったり、臓器移植は嫌だという人もいる。
 つまり、移植可能な脳死はほとんど出ない。一方、臓器移植を希望する人
 は、心臓、肝臓、肺臓含め数万人はいる。
 臓器移植に意義を感じる人はドナーカードでしっかり意思表示を
 しなければなりません。何もしなければ心臓死になる。

・インフォームドコンセントは、サービスの提供者が、わかりやすい言葉で
 よく説明をして、患者本人や家族が納得し、治療やケアの方法を理解して、
 自ら決定するという一連の流れ。説明、納得、同意、決定。
 しかし現実は、説得、納得になっている。納得どころか「はい。わかりま
 した。」といわざるを得ない環境

・アメリカではがん告知がほぼ100%される

●リビングウィルとは、終末期になって自らの希望を意思表示することが
 できなくなるような事態になったときに、前もって意思を文章に記してお
 く手段。

●終末期を考える市民の会が行っています「終末期の宣言書

・遠い未来に気持ちを導入して関心をはらうことはなかなか難しいこと。
 多くに人にとって「死」はこんな位置関係

・介護保険は上手に使うと価値がある。たとえば、福祉用具の貸し出しが
 ありますが、車椅子だったら1ヶ月個人負担700円くらいで借りられる。
 住宅改修も、介護保険適応で、一生に一回、20万までの住宅改修ができる。
 だが例えば娘の家から息子の家に住処が変わっても、もう一回住宅改修
 できる。また、要介護が3段階急に上がったら、もう一度住宅改修できる。
 豪勢な椅子の形をしたポータブルトイレも1割負担で介護保険で買える

●要介護1…身体障害では、かろうじて歩ける、杖をついて歩く。認知症
      では、周囲の人が明らかに普通の物忘れとは違うと気付くが
      注意すれば分かるという状態
 要介護3…入浴や排泄に介助が必要な状態、移動は車椅子による移動レベ
      ル。認知症は、徘徊や問題行動が出てくる状態
 要介護5…最重度。ベッド上か布団の上で寝たまま。生活すべてに要介護
      認知症では、記憶障害が激しく、会話がちぐはぐ、医療対応が
      必要

・ぜひ知っておきたいのは、介護保険ではなく医療保険で入れる療養型病床 
 群もあるということ。例えば喘息であってゼーゼー苦しいといっても介護
 保険の認定のとき、発作が無ければ非該当になる。あるいは要支援。
 そうすると介護保険の療養型病床群に入れない。でも実はそうではなくて、
 医師が診て喘息発作で入院が必要、しかも、ケア中心の対応でよいと
 思ったら医療の療養型病床群に入れる。

・死に場所になれるのは在宅や施設

●「死んだんか、Kは死んだんか」
 そうだと答えました。するとY君が「良かったなぁ」と。
 「だって僕よりも早くまともな人間に生まれ変わることができるから、
 良かったなぁ、早う死んで
」と言いました。
 「ハンサムでなくてもいい、不男でもいい、太っていても痩せていてもい
 い、僕は1回でもいいから人の前を歩いてみたい。自分の足で歩ける
 人間が普通の人間なんだ











この本で一番印象に残ったのはリビングウィルと、臓器移植について。

リビングウィルについて、ぜんぜん親と話してなかったから、いいきっかけになったし、
臓器移植カードをちゃんと持っておこうと思った。
自分の人生にもし価値を付加できるなら、それは脳死の後でもいい気がする。
あくまで自分は、だが。



タイトルの「美しく死ぬ」とは、幸せを感じながら死にいくとき、周りの人間も安心して死を見つめられるような
死に方なのかな、と思った。

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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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