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恋文 : 俵万智+荒木とよひさ

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秘密の恋の往復。




・ボクの夏はそこでぷっつりと途切れ、
 そこからの夏はただの夏

・雪は突然すべての音を消してくれる。

・がんじょうな汽車さえもためらいがちに

・いつか失うものという前提で、私が輝いているのだとしたら、
 それはとても悲しいことです。

・ほんの小さなあしただけ

・家庭という型に、心をはめ込んでいる自分の姿が見えません

・「もし」たちからは、何も生まれてきません。

・絵本。子どもが、初めて出会うのに近い言葉

人は花を見るときに花の美しさだけを見てしまい、花に隠れた葉はあまり見ない。
 薔薇には緑の葉があって初めて美しく、その葉がなかったらつまらないただの花

・生活の贅沢や便利とかいうものは、心の豊かさを削り取りますが、貧しさの中の
 生活は、物の大切さ、ありがたさや分け合う気持ち、そして心の灯を灯すものだと

・アメリカの女性文学者が、愛は3年で死ぬと言っています。
 愛が死に、そしていつか愛情という型に変わり、普通の男と女になり、
 時という大きな手のひらの中に包まれ、良き夫婦で晩年を迎える

・「暑いですね」が、日本の標準のあいさつみたいな、今日このごろ

・手触りのある恋

・「アタシは必ず死ぬ。だけど、必ず死ぬっていうことでは、アンタも同じなのよ。
  ほら、その交差点を歩いている人たちだって、百年後には全員必ず死んでいる。」
  百年後には、誰もいないーと思うことは、絶望ではなく、希望。
  百年後には愛さえあとかたもなくなっているかと思うと、なぜか爽快

秘め事という言葉のニュアンスは、秘密(シークレット)とはどこか違う奥行きがある。
 日本人ならではの言葉

・この世で、誰よりもあなたのことを知っている人、というより、ある意味、
 誰よりもあなたの心を占めている人

・演劇の言葉というのは、その日その場で消えていく
 






妻子ある男と、女流詩人の不倫。そこで交わされる手紙が素敵。

この女性は、決して男が妻と別れないことを享受できているのがすごいなぁと思った。
嫉妬の念すら愛おしくなるような、ゆるやかな愛し方だと思う。
それができる人って現実には、なかなかいないんじゃないだろうか。

でも、もし文中にあった

百年後には愛さえあとかたもなくなっているかと思うと、なぜか爽快

と思えたら、ぼくにでも何だってできそうな気さえしてしまう。



この本を読んでから、
人から妬まれるような恋をしてもいいのかも、なんて思ったり。
周りの人を傷つけても、自分が苦しくなっても、いつかは皆いなくなるのだから。

本能のままに生きてみたいものだと思う。







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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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