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気品の研究 : 山崎武也

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大人の「格好よさ」とは。



・欧米の文化は欲や感情を助長することによって発展してきたが、日本の文化は欲や
 感情を押さえることに重点を置いてきた。押さえ込むことによって中身が豊かになり、
 繊細なものが尊ばれる価値観が生まれた

・欲を100%追求していけば、自分のエネルギーも全部使い果たしてしまう。

・「人は気品ある生き方には関心がなく、どれだけ長く生きるかばかり気にしている」

・「過つ」のは失敗することであり、過失である。これは許されるが、不正をするのは
 人の道に反することであり、許されることではない。

・人間の尊厳をあくまでも重視し守っていこうとする姿勢。それが「気品」

・アメリカ人は「フェア」という言葉が好き
 報酬に関しては、それぞれの努力と功績に対して公平に分配するのが常識

・教育には、矯正と強制の部分がある

・毎日の生活を物質的にも精神的にも豊かなものにして、生きることに多くの意義を
 見出したり創り出したりしていこうとするのが、文化の働き

・食に対する姿勢を見れば、その人の人生や社会に対する考え方がよくわかる。

・食べ終わったときに、丼の端にきちんと横一文字になるように箸を置く。
 箸が紙の袋に入っていたときは、袋の中に戻しておく。もちろん、使用済みがわかる
 ように、袋の先を折り曲げておくなどの工夫もしておく必要がある。

・食べることや食べ物を「ふざけ」の対象にしてはいけない。

・墓参りは自分の原点に返るときであると心得て、深く広く自分を顧みること

・社会的な場では、男らしさや女らしさも、前面に押し出すべきではない。

・粋なおしゃれのキーワードは「さりげなく」

・「秘すれば花」。興味津々に探っていく過程にも、ちょっとしたスリルがある。
 人をひきつけるためには、「隠す」ことに大きな効果がある

・畳の上での歩き方、それに座り方や立ち上がり方のマナー。
 ゆっくりと静かにが原則。歩くときであれ座るときであれ、畳の縁と切れ目は避ける
 のが原則。畳の部屋を眺めてみると、畳の敷き方が整然たる幾何学模様になっている
 のがわかる。その点がわかれば、自分が縁の上に座ると、そのデザインを破壊する
 結果になるので、そのような座り方ができなくなるはずだ。

・自分の分に過ぎたことをすれば、自分の分が崩れる。
 自分の分をわきまえ、それからは逸脱しないように振舞ってみると、
 どっしりと足が地についた姿勢になる。

・欧米のインテリアは富をひけらかしている傾向が強い

・人の家ではできるだけトイレを借りない。
 短時間の訪問であれば、使用するのを避けるのが心遣い。
 客としては、相手の家をできるだけ汚さないようにし、相手の時間をできるだけ無駄
 にさせないようにする。

・ある程度の目標を定めたら、その目標に近いものだけに目をやる。ほかのものは、 
 「目の端」にとらえただけで、すぐに自分の関心の的から外していく。一点を
 見据えた姿勢を崩さないこと。

・人と外で会うときは、約束の時間より前にいって、その環境に自分を慣れさせる
 必要がある。すると、心も落ち着き、悠々たる態度に徹することができる。
 ちょっと前もって時間の余裕をみておくことによって、そこに生ずる心の余裕の
 大きさは計り知れない。時間を5分か10分使ったと思っても、それは無駄遣い
 ではない。

・香辛料は多量に使うものではない。叱責もそれと同じ。ぴりりと利かせるのがよい。

・自分にちょっとでも悪いところがあったら即座に謝る人は、自分の言動の隅々にまで
 気を配っている人

・豹変。季節が変わるときに豹の斑紋が一変して美しくなることから、元はよい
 方向への変化のことであった。

・造花を飾ってはならない。それは虚飾の象徴。

・感謝をしている内容を具体的に述べることによって、心と心のふれあいがより緊密に
 行われる結果になる。人が当然すべきことをしてくれたことに対しても、一つひとつ 
 に感謝している内容を指摘すれば、心に残る感謝の言葉になる。





もちろん著者は一流の人。
本を読む限り気品がちゃんとあり、人間として尊敬できる部分がたくさんある人。
学べるところも多かった。



でも、内容はタイトルの「研究」ではなかった。
それに著者の個人的な物事に対する感情の良し悪しがところどころ垣間見れて、
「別にそういう風に捉えなくてもいいのに。」と思う部分もあった。
そういった面は、きちんと自分自身で良し悪しを見分けていきたいと思った。
他人の言うことがすべて正しいわけじゃないんだっていうことを再確認できた本でもあった。




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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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