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オカマだけどOLやってます。完全版 : 能町みね子

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性同一性障害である(著者はこの表現を嫌うけど)著者のOLライフ。(まだチン子がついている間の)



・うわー。なんて女って楽なんだろう。重い荷物を運ぼうとすると、オトコの社員が
 持ってくれる

・怖いのがくしゃみとしゃっくり。

・3年たってもいまだに慣れないのが、「彼女」って呼ばれること。

・(合コンで)一度アネゴと呼ばれたら、もう終わりだ。
 モテモテ役はムリだとしても、「端のほうで目立たないけど、不思議と
 魅力を放つ人」の座をこっそりめざしていたのに。

・私が、「性同一性障害」っていう呼び名を嫌いなのは、「私たちは病気だから、
 女装してるような変態とは違うんです!」みたいな、へんな主張を感じるっていう
 理由もある。

・性同一性障害の人たちの言葉で、よく「こどものころから自分は心が女・
 男だと思っていた」というのがあるのですが、私は全然そんなことありませんでした。
 女だなんて思ったことありません。

・オトコとしてもわりと低い声。バリトンヴォイス。
 だから、服を買いに行くときは、自分としてはいのちがけ。声でバレるのはいやで

・ひげがいやんなった私はホルモンについて調べたのだけど、実はヒゲには
 ホルモンが効かず、レーザーの永久脱毛がよいみたいだということがわかった

・女性ホルモンには、錠剤だとメジャーなものとしては2種類あって、卵胞ホルモンの
 プレマリンと、黄体ホルモンのプロベラがある。卵胞と黄体、ほんとは両方やるもの
 なんです。

・ブラをネットに入れるなんて知恵だれも教えてくれなかった

・チンポジほどじゃないけど、ブラひも直すのも堂々とできない

・このパンツだって、まさか中にチン子を入れるつもりで作られたんじゃないと
 思うんです。パンツに申し訳ない。

・女性ホルモンで体はほんのちょっと女性化するし、男性化するのはある程度止められ
 るけど、副作用がひどいうえにヒゲは生え続ける

・女性ホルモンをとり続けると確実に子どもは作れなくなります。そんな怖い
 リスクだとは知りませんでした。

・「川本真琴&あえぎ声トレーニング」と「ふだんの地声を少し高くしようトレーニン
  グ」、たまに「強制電話トレーニング」というメニューをしばらく続けていると、
 なんと半年くらいで、いつの間にか地声が高くなってた

・「いま、精神科にかよってる・・・」
  いきなり核心をつく勇気がなくて、外堀から攻めてそんなふうにカミングアウト
  しました。

・改名手続きって、裁判所でやるものなんです。
 裁判所に、改名したい理由をつけて改名の申請をして、それを証明する書類を
 いろいろそろえて、「確かに改名したほうがいい」と思ってもらえたら
 オッケーが出る。
 ただ、「性同一性障害なので」というだけじゃ、審査が通らないことがあるらしい。
 新しい名前で何年間か暮らしたという実績がないとダメなんですってよ。

・「社内旅行しようか」
 いきなり部長が思いついた。思いつくなよ。

・GKBR(=ごきぶり)

・私みたいにチン子が生えている場合は、かんたんに恋愛できません。けっこう
 きついです。正直。

・私がいちばん「あぁ私、女になった!」って感じたのは、彼氏ができたときではなく、
 彼氏ができたときに、ある友達に本気で嫉妬されたときでした。

・チン子取り手術の話を人にすると、「夢に向かって頑張って!」という反応が。
 実はこれ、かなり違和感がある。チン子を取るのが夢?そこまで私の人生の目標
 低くないよ、とか思っちゃう。私としてはただジャマなものを取っ払いたいだけ。
 それにお金がかかるから仕方なく貯金をしてきたのだ。





ひとつも飾りつけなくて、読む人を楽しませようとしてくれる著者の文体がぼくはとても好き。
ナチュラルな人だな、と思う。


男が女になるその過程で、気付いたことがいくつも笑い(?)のネタにされており、
思わず笑ってしまった箇所もいくつかあった。
たとえば、男の声から女の声にする方法とか、男であることをバレるのを避けるために
くしゃみとかしゃっくりをいかにして回避するか、とか。
「ほぉー!そういうことするのかッ!」と、おもしろ可笑しく読ませてもらった。



読んでいたら、性同一性障害の人に「性同一性障害」っていう言葉を使うことを今後したくないなぁと思った。
こう呼ばれた人はどんな気持ちになるのかと。
もちろん人によって、受け取り方は様々だから一概には言えないのだろうけど、病気みたいな印象がどうしても
ぼくの中では拭えないから、もしぼくが性同一性障害だったら、きっとそう呼ばれたくないんだろう。
「障害」っていう単語のせいだろうか。



勉強させていただきました。
しっかり笑わせていただきました。






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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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