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イエローキャブ : 家田荘子

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5ヶ月の取材で見えたNYで生きる日本女性の素顔。



・ジョイント。体をこすって、ドラッグが早く全身に回るようにするしぐさのこと。

・NYでは、クラブに行く前に、ドラッグを嗜む人々もいる。音楽や踊りをより楽しむ
 ために、ノリをよくするため、あるいはファッションの一環として

・「レイプのあとね。私、これまでにやりたかったことを、グシャグシャに、いっぱ
  いやりまくったの。ドラッグもそうだったし、洗濯機に顔を突っ込むなんてい
  う、ばかげたささいなことも、その一環だったわね。だって楽しくしなきゃ、
  やってられない」

・彼女がいうと、どんなショッキングなことでも通り雨のよう

・「自分が嫌いだったのかも。でもそれを私は、日本のせいにしてた」

・スキンヘッドは、気持ちよかった。ああ、男は、こんな気持ちで生きているんだな
 って、少し世の中の厳しさが判ったような気がした。

・日本では、皆と同じようにして群から出ないようにしないといけない。

・NYってね、ここにいたら、何が起こるかわからないの。ウォール街とか、世界の
 トップもあるし、いろんな人がいる。ここで良くなるのも悪くなるのも、自分しだい。
 何かをやれば、すべて自分に返ってくる。私は好きでNYにいるんだから、何が
 起こっても…ということを頭に入れて暮らすべきだったの。

・私は、レイプされたのは、レイプした人が悪いんだと思って、それをずっと背負って
 きたの。でも今なら、自分に隙があったからだってわかるのね。

・黒人にはね、すごく熱いものがあるの。何かひとつのことに向かって、一生懸命に
 なるのね。それが、とっても輝いていて、パワフルなの。

・私、日本の社会が嫌いだった。学歴とか世間体で生きている人を見るのが嫌

・<マジック・マッシュルーム>
 南メキシコ産でインディアンが儀式に使ったりしていたサイロシビンという種類は特
 に有名。幻覚作用はLSDに似ているが、作用は4-6時間と短い。生のままでは
 食べにくいので、乾燥させたり調理して食べる。体力消耗が少ないと人気を呼んでい
 る。

・NYで、ストレートの男性を捜すのは、とても難しいと耳にすることがある。
 NYはそれほどゲイが多いし、またゲイであることがかっこいいことという価値観も
 存在している。そのため、わざわざゲイになる男性もいるほど。

・社会のせいかなぁ。それとも友達…。日本だとね、ドラッグにしても、何か悪いこと
 をすると、すっごい後ろめたさを感じさせられるようになってるじゃない?こっちに
 はないのよね。それに日本だと、お金がなくなると、とっても惨めったらしいでしょ。
 でも、こっちでお金がなくなっても、そうじゃない。みんなで同じものを食べたり
 できるし、友達にもなれるし、そのせいかな、NYがいいのは。でも、NYは自由
 すぎて、自由でもない。

・<マスカリン>
 LSDと同じ化学構造をもつ精神異常発現剤。いわゆるサイケデリクス。メキシコ産
 のサボテンの一種が主原料で、針状の白い結晶で売られている。吐き気を催すほど
 苦く、煎じて飲んだり、煎じた液体を浣腸するなどして使用する者もいる。
 摂取してすぐは気分の悪さが1,2時間続くが、そのあとLSDと同じような恍惚
 状態、幻覚、離人体験などが現れる。ブラックマーケットではLSDより高く
 売れる。

・日本にいた時、日本人とも付き合ったことがあるのね。だけど、日本人って冷たいの
 よ。ハートはやさしいんだけど、きれいすぎてなんだかお刺身みたい。

・友達とか、組織とか、はっきりしていて、しがらみがあるということが自分に
 合わない。また、曲げて、それに流されようとも思わない

・主人は、イスラム教徒なんです。毎週金曜日は教会に行くし、一年に一度、4月の一
 ヶ月間だけ、断食もしますしね。太陽が出てる間は、食べ物も喫煙も、肉体交渉も
 持たないと決められている。食べ物は、ポークとかハム、挽肉がダメで、骨付きの
 肉をカットしたものしか食べられないし、日本食は、エビとかの火の通っている
 お寿司くらい。

・女性は奴隷と同じ。キッチンとベッドにいればいい。死んでも男の足のほうに、
 女は土葬で入れられる。

・私の父は、数に限りあるものの場合、自分はほんの少ししかとらず、大半を母に
 あげるというタイプ。そんな父を小さいときから見てきて、こういう人と
 結婚したいなって思った。

・コカインを吸っているかどうかは、鼻を見るとすぐにわかる。ひどい鼻風邪をひいた
 時のように鼻水が垂れてくる。ただし、風邪と違うのはくしゃみをせず、垂れてくる
 鼻水が透明であるということ。

・「ドラッグには、いろいろあるんだよ。たとえば映画を見るときは、コーク。
  頭の働きを早くするから、監督とかストーリーとか、登場してる俳優だけじゃな
  くって、陰にいるスタイリストとかディレクターまで見えてくる。
  エクスタシーは、ハウスミュージックによく合うよね。LSDは、美術的なもの
  が、よく見えてくるしね。マジックマッシュルームは、宇宙的なことが考えられ
  るようになるよね。」

・ドラッグでメッセージを遺したい

ーあとがきー
・ある人は「世の中、金で買えないものはないよ」と、金銭的に恵まれていることに
 最高の価値を見出す。それは、それでいい。
 また、ある人は、「金でも名誉は買えない」と、地位や名声に価値を見出す。
 それも、ある。
 けれども、この本に登場する彼女たちにとっては、何よりも、自分の好きな場所で
 自分らしく生きる、ということが最も価値のあることなのだ。

・一人一人、人生が違うのであり、自分の価値観を当てはめるのはやめて欲しい。





ドラッグ、レイプ、恋愛詐欺。
そんなことがあっても、この本に出てくる女の人たちはNYを離れない。
強い、と思った。(ドラッグは別だが)むしろ、離れられないんだろう。
それだけ、自分が欲しいものを手に入れようっていう意志みたいなものを感じ取れた。



著者のあとがきの価値観については、正論。
自分と違う人間がいて当たり前なのに、それをすんなり認めることができないのは、なんだか自分がたまに情けなくなる。
自分にとっては間違いでも、他人にとっては正解なことが、この世の中には溢れている。


自分の価値観を知らないうちに人に押し付けていないだろうかと少し反省もした。
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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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