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介護の達人 : 羽成幸子

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家庭介護の心得。


・キクさんには人を介護した経験がありませんでした。これは、老いた人にとって
 マイナスの要因でもありました。自分の目で老いの現実を見ていない不幸は、
 自分自身の老いの認識を弱め、不安を強くします。

・家族介護の悩みや苦しみは、その立場になってみなくてはわからない深いものがあり、
 心の内の複雑さは計り知れないものがある

・介護する側される側、それぞれの人生のぶつかりあいが介護の現場なのです。

・介護道を歩いていくとたくさんの落とし穴がある。
 「どうして私だけが介護をやらなくちゃならないのよ」
 「どうして夫は少しも手伝ってくれないのよ」
 「夫の兄弟はどうして知らんぷりなの」
 「どうしておばあちゃんは私の言うことをきいてくれないの」

・介護は私の人生の一部にすぎないんだという考え方を

・この大変な介護も今日が最後かもしれない、と考えたら「なぜ私だけが」という
 思いからすーっと解放された

・介護を土俵と考える。一番つらくて孤独なのが「介護する川」。
 そこで「介護され山」が土俵いりしたならば、とにかく関係者全員を
 土俵に上げる。土俵に上がりさえすれば、関係者全員の意識だけでも
 介護に参加したことになる。

・キクさんの同居と介護が同時に始まったとき、介護という体験を自分の財産に
 しようと思った。介護しながらでも、自分の人生を意識した。

・介護中でも、介護を言い訳にしないで、自分の人生をしっかり見つめること。
 ストレス解消にカラオケに通うのと歌が好きだからカラオケに通うのとは、
 人生の広がりが違うと思う。

・私は便の処理をする裏方の「優しさ」を超える優しさはないと思う。ところが
 世間の人の多くが認識している優しさは、饅頭やお花をもって見舞いにいくこと。
 本物の優しさは、人の目に触れないところに隠れています。

・愛される老いの条件。ありがとうが素直に言えること。自分の弱さを潔くいえること。
 褒める力。生きる意志を持つこと。

・老いたからだを分けて考えてみてはどうか?
 「老いた”からだ”なんだからお漏らしするのは仕方がない」

・ただただ介護をしているだけでは、未来にいいことなど待っているはずがありません。

・一分一秒、自分の時間を抱きしめる

・長い人生を歩んできたお年よりは、その人として完成された人格を持つ私たちの先輩

・お年寄りと介護者の共通の問題である「死」について話すことは、同じ高さの
 目線で対話ができ、介護する人、される人の心がより近づくもの

・施設を利用することに抵抗を感じるのなら、要介護者は自分だと思うこと。

・人間の評価は肉体だけでするものではなく、年とともに成熟していく精神面をもっと
 重要視するべきなのです。年を重ねて思いやりが深くなったり、相手の気持ちを汲ん
 で対応できる人は、人間としてすばらしい

・私は「お年寄りに優しく」という言葉が嫌い。「人に優しく」が正解なのでは?

・誰も自分が介護を受ける立場になるとは想像しなかったのです。
 「多くの人は、人生の最後には、ウンチの世話にならなかったら死ねない」

・どんなに地位があっても、そしてどんなにお金があってもほとんどの人が
 下の世話になって死を迎える。

・要介護者がいつも小奇麗にしていると思えたら、介護者の時間とエネルギーが相当
 注がれている

・意思の疎通ができなくなる前に、してほしいこと、してほしくないことを側にいる
 介護者に伝えておくことは、介護者との信頼関係を深める大きなきっかけになる

・ものやお金をあげることには、やがて、限界がきます。

・ヘルパーさんには原則として利用者のお宅ではお茶はおろか水さえも飲んではいけな
 いという倫理規定があるそうです。

・そのお年寄りは、将来の自分の姿。そう思えば、お年寄りへの向き合い方も違って
 くるはず





ぼくは、介護の経験がない。
父方のおばあちゃんは、ぼくが幼い頃亡くなり、おじいちゃんはいつ死んだかも知らない。
母方のおじいちゃんとおばあちゃんは、病気こそ抱えど、県北で元気にブドウをつくりながら生きている。

父と母も今は元気。



この本を読んで、自分の未来を想像した。
介護をしている自分。介護されている両親。

果たして今の自分に介護できるのか。不安だった。
でも、介護しよう、と思う。というより、この本のおかげで思えた。

施設に預けることももちろん悪くない。けど、できたら近くにいてほしいもの。家族。
もしかしたら介護が必要になる前に両親が死ぬかもしれないし、ぼくが死ぬかもしれない。
誰にもそんなこと分かるわけないけど、
25歳、今、介護に対しての概念を変えることができて心から良かったと思う。

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Hiro

Author:Hiro
読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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