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拝啓十五の君へ : NHK全国学校音楽コンクール製作班

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アンジェラ・アキと中学生たちの歌の繋がり。



・中学生は大人でも子供でもない、そのハザマの中途半端なところで
 さまよっている。その分いろんなことに繊細で、ちょっとした言葉で
 傷ついたり、絶望したりしてしまう。

・音楽業界では大ヒットが生まれることを「何かが起こる」と表現すること
 がある。歌の持つ世界が聴く人の心にしっかりと伝わったとき、音楽は
 作曲した人の手を離れてすべての人のものになり、大きく大きく飛翔する。

・夢を投げ出したくなったときは、投げ出していいと思うの。
 ほうっておいても、本当にやりたいことだったら、またその夢に帰っていくもの

・(アンジェラアキの妹の話で)
 学校で友達に「アンタん家のお母さんが作るお弁当、見せてみ」って言われたって言
 うの。
 お弁当の時間にそうやって同級生に机の周りを囲まれて。
 「それに耐えられなくて、ずっとうつ伏せてて、お弁当食べられんかった」って。
 一緒にね、川にお弁当流したの。

・「片思いでもいいのよ。誰かを一生懸命好きになって、もっともっと輝いてほしいな 
  ぁと思います。」

・みんなと同じじゃないということがすごく大きなコンプレックスで。
 いつも「こんなことあったんよ」って、おばあちゃんにワンワン泣きついたんだけど、
 おばあちゃんは「アンタ、なに泣いてんの?」って言うの。
 「アンタ、涙なんてふきなさい。そんなんアカン。負けたらアカンのよ。
  負けんと強くなりなさい」って

・「お前は音楽で食べていける。オレはそう信じてる!」

・歌う心がないなら帰れ
 恥を捨てろ
 「自分」を持って生きろ

・歌っているとき、会場の人たちが手拍子をしてくれたとき、何かが光っていました。

・「ごめんね、本当に。
  でも、みんながこうやって命をかけて、時間をかけてやってきたこの瞬間を
  忘れないでください。みんなで一緒にひとつのことを追いかければ、
  こんなことができるんだって気持ちば、忘れんで・・・」

・子供の成長する力って、本当にすごい。

・いちばんすばらしい結果は「もてる力はすべて出し切って、納得のいく歌が歌えた」
 と胸を張って思えること。

・悩みはむしろ増えたかもしれないけど、悩みに出合えてよかったと思えるようになっ
 た

・きっかけさえあれば、短時間でも人はこれほど変わることができる。

・アンジェラさんは、よく「音楽を通して何がしたいですか?」という問いに対して、
 「伝えるよりもつながりたい」と答えます。

ーーーーーーーーーーーーーー未来への手紙------------------
・匿名 20代 男性
 僕は女性の体で産まれてきました。でも僕は男です。幼稚園や小学生のときは
 自分らしく自然な姿で生きることが許されました。でも、中学生からが生き地獄
 でした。
 たくさん調べて勉強して、男になることだけを考えて生きてきました。
 生理を薬で止め続け、胸をガムテープで潰し、塩水を飲んで声を潰し、顔を汚して
 肌をボロボロにし、華奢な手には刺青をいれました。
 そして法律改正だけを待ち、生きてきました。待ちに待った改正の日は人生で一番
 幸せを感じた瞬間でした。しかし世の中は冷たく、とても大変です。

・今を生きる 30代 男性
 35歳の今やっていることは、学生のときと何か違うのかどうか。
 今35歳として恥ずかしくない人生が送れているだろうか。
 45歳のとき、恥ずかしくない人生が送れているのだろうか。




アンジェラ・アキの妹さんがいじめられていた過去を見て、
同僚のフィリピーナのお母さんとその息子さんを想った。

日本ではどこまでいっても外国人というラベルが貼り付けられたままで、
人間として触れ合いたいだけなのに、別の人扱いされる。

類似性の法則ではないけれど、人間は自分に似ている人に好意を持つものだから、
日本人の多くは外国の人がいると途端に一歩退く。
これは悪い癖。現にその息子さんが子どものとき、ほかの子どもにいじめられている。
同じ人間で、みんな違ってみんないいなのに、といつも思う。
子どもの無邪気さ、に、残酷さ。どうすればいいんだろう。



歌が好きな女の子2人が合唱コンクールに出て、
観客が手拍子で応援する光景を脳に描くと、なんだか泣いてしまったこの本。

歌の力っていうのを再確認させられた。
人を感動させるのもそうだけど、人を繋げるんだっていうことも、歌のすごいいいところだな、と思った。



自分にとって、合唱コンクールの思い出はひとつだけ。
カーペンターズ「Sing」を歌った記憶がある。中学生の頃だろうか。
本に出てくる中学生の皆さんには大変失礼なのだけど、当時そんなに真剣にやらなかった記憶がある。
なんだか、この本を読んでそれがすごく悔やまれた。



巻末には、NHKでこのドキュメンタリーを見て、自らについて視聴者が自らに手紙を書くスタイルで
メールを書いている。
その中でも、性同一性障害の方のものが一際目を引いた。
ひどく現実的だった。

この方の人生をもう一冊に本にしてほしいくらいだった。
同性愛者として何を世に発信していくべきなのか思わず考えさせられた。

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Hiro

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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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