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エイズと闘った少年の記録 : ライアン・ホワイト

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生まれてすぐに血友病を患い、それによってエイズに幼くして感染して生きた
ライアン・ホワイトさんの闘い。
ライアンさん自身とアン・マリー・カニンガムさん著。訳は加藤耕一氏。




・裁判で「学校側が悪い」という判決がくだって、やっとぼくが学校に戻ってからも、
 ずいぶんたくさんの人が、ぼくにいなくなってもらいたがっていた。

・ぼくの大好きな先生が、テレビでぼくに学校にいてほしくないっていったんだ

・先生たちはぼくにやっかい者のレッテルをはりました。ぼくの母は、
 母親の資格がないといわれました。

・ぼくらがレストランにいくと、みんな立ち上がって、ぼくのそばから離れていき
 ました。教会にいっても、だれもぼくと握手をしようとはしませんでした。

・生まれてすぐに医者はぼくが重い血友病だと診断した。皮膚がちょっと傷つくと、
 血が止まらない。血友病は遺伝する病気で、だいたい1万人に一人、それもふつうは
 男の子だけにしかあらわれないそう。

・血友病の赤ん坊の面倒をみるくらい大変なことはない。
 転んでひざやひじを打って内出血してもダメ。大量の血液が関節にたまってしまう。

・ふつう血液の中には、出血したときに血をかたまらせる成分(因子)がある。この成分
 が足りないのが血友病。ファクターⅧはその血液を固まらせる成分を集めてつくられ
 ている。

・1982年のこと。エイズという新しい病気が発見された。

・1984年の夏は、2年ぐらいまえから、エイズについていろいろ書かれるようになっ
 ていた。ちょうどその年の春、エイズはウイルスの血液感染によってうつることが解
 明された。

・まだ、だれもエイズについてくわしいことは知らなかったし、小児科のエイズなんて
 珍しいケースだった

・「あなたはエイズだったのよ」
 ぼくはママをみつめた。何もかも凍りついてしまったみたいな感じだった。
 「ローラは知ってるの?」
 ぼくははママに聞いた。ローラが看護婦室で、泣くのを必死にこらえながら、インタ
 ーコムで聞いていた

・すこしだけエイズの症状があらわれる人には「ARC(エイズ関連症候群)」と診断され
 る。いろいろな症状があらわれるようになると「AIDS」。
 エイズになると、ふつうの人がかかるような風邪やインフルエンザにはかからない。

・エイズは食欲を減退させる。味覚と嗅覚がおかしくなって、いちばん好きなもので
 さえいやな臭いがしたりする。

・看護婦さんのなかにはぼくの世話を拒否する人もいた

・もしエイズに感染していれば、絶対に3ヶ月以内に陽性反応が出る。

・病気で外に出られないときは、手紙がくるとすごく嬉しいんだ。

・誰一人として、僕の次にはトイレを使おうとしなかった。

・新しい州のガイドラインが作られたにもかかわらず、ウェスタンではすぐつぎの日、
 ぼくを学校に入れないための投票をおこなった。そうしたら、50人もの先生が、
 ぼくが学校に戻るのを拒否するために、夏休みを早めに切り上げて投票にきた。
 ミッチ・ジョンソンとかいうおばさんは、学校側を支持するための署名運動を
 はじめた。「自分の子どもは自分で守らなくてはいけませんわ。」

・アンドレアの学校一日目も、おもしろいものではなかった。
 「おまえの兄貴が、ほんとうはなんでエイズになったか知ってるぞ」なんていった。
 やつらは、友達のヒースのことまで、ホモだなんていったらしい。

・エイズの場合、どんな熱でもまずいことの前兆なんだ。

・ぼくは入院中、世界中の人から5000通くらいの手紙をもらった。
 ほかにもぼくを応援してくれる人たちがいた。ホモ・セクシャルの人たちには
 エイズ患者が多いので、ニューヨークとサンフランシスコで組織を作っていて、
 いつも、テスト中で実用化されていない新しい薬を調べていた。そういう団体が
 ママに電話してきて、いろいろアドバイスしてくれた

・抗議集会に出ている人たちはみんな「健康な学校を!エイズはいらない!」なんて
 いうバカげたプラカードをもっていた。

・ママへの風当たりはすごく強かった。
 べつにだれかが何かいうっていうわけじゃあないんだ。ただママのことをじっと
 みているんだって。コンビニに行くと、店員はママに2メートルくらい離れたところ
 からママの手のひらにおつりを投げ込んだ

・よくラジオに出ているジェリー・ファーウェルという牧師は
 「エイズはホモという罪に対する罰である」なんていった。

・おじいちゃんの調べたところによると、アメリカの血友病患者のおよそ70%は、
 ファクターからエイズに感染しているんだって。

・「ぼくたちゲイのコミュニティーはばらばらにされてしまった。この病気のせいで
  ね。」

・でも、学校にいっても、家にいるのと同じくらいぼくはひとりぼっちだった。

・ヴォーガンさんは、ぼくらがエイズの子どもたちにいい前例をつくったといっていた。
 ぼくらはこれから、エイズの子どもたちに、「きみたちはふつうの生活をおくれるん
 だよ」っていうことができるんだ

・だれかがぼくのロッカーを壊して、ノートのそこらじゅうに「おかま」とか「ホモ」
 とか書いてあった。

・1987年、ぼくは16歳になった。

・「一生セックスできないっていうのはどんな気持ち?」
 ぼくがいちばん嫌いな質問だった。

・1989年の秋、ぼくはヘルニア(脱腸)になってしまった。
 10月には、二日つづけて学校に行くことすらできないほど疲れ切ってしまった。

・退院しても、ぼくは体調がおかしくて、シャワーを浴びて服を着るだけで服を着る
 だけで疲れきってしまうような感じだった

・89年12月になって18歳になったころには、ぼくはかなり悲惨なかっこうになって
 いた。耳が聞こえたり聞こえなくなったりした。鼻血も出たんで毎日ファクターを
 使わなくちゃならなかった。

・1990年になると、ぼくはシャンプーするだけで疲れきってしまって息が切れるよう
 になった。体をふいたり服を着たりするエネルギーをたくわえるために、しばらく
 タイルによりかかって休まなくちゃいけないほどだった。
 のどはものすごく痛くて、空気が冷たいとほとんど息もできないほどだった。

・「死ぬことばっかり考えてしまうんだ」
 「車の本を読んでいるときだけ、忘れられるんだよ。寝るときも、もう2度と
  起きられないんじゃないか、なんて考えて、こわくなってしまって眠れない。」

・ライアンの容態悪化のニュースが広まるにつれ、国中、世界中から、何千通もの
 手紙や電報、プレゼントなどが病院にはあふれた。

・ライアンは1990年4月8日、午前7時11分、息をひきとった。
 ジニーは最後にライアンにキスをして、ライアンの守りの天使のライトを消した。
 アンドレアは長い間、彼を抱きしめていた。ライアンをひとりぼっちにさせたくなか
 ったのだ。

・葬儀でプロバスコ牧師は、ライアンの言葉を引用して、「エイズ患者を救い、
 エイズを「汚いものを表す言葉ではなく、ただの病気」にするために、すべての
 みなさんに努力しつづけていただきたい」と話をむすんだ。


ーHIVについてー
・「免疫」のために主に働いているのは、血液のなかにあるリンパ球です。たとえ
 微生物が病気を引き起こしても、ほとんどの場合は白血球やリンパ球がその微生物を
 退治してしまいます。さらに、リンパ球はそのことを覚えていて、つぎに同じ微生物
 が侵入してきてもすばやく働くために、今度は病気にさえならない。
 しかし、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)という名前のエイズのウイルスは、リンパ球を
 攻撃します。
 HIVが体に侵入してもすぐにエイズになりません。平均すると8年以上かかります。
 HIVは感染している人の血液と精液から出てきます。
 セックスすると、精液と粘膜とが直接接触する。
 また、感染しているお母さんから胎盤をとおして胎児にうつったり、母乳から
 赤ちゃんにうつったりします。
 HIVはたいそう弱いウイルスのため、くしゃみや、せきからうつることはない。
 直接にしろ間接にしろ、エイズに無関係の人はいない。




読んでいて、時代を呪いたくなった。
無知からくる、エイズ患者に対する一方的な差別。
怖いものには蓋をする人間の本能。







エイズ。


とっても弱いウイルスのはずなのに、未だに世界中のたくさんの人を苦しめ続けている。



ぼくが生まれたのは1987年。ライアンさんが16歳のころ。
それがなんだか悔しく思えたのは、ゲイとしての自分がエイズの歴史に最初から関わっていられなかったからだと思う。
87年に生まれ、今までのんのんとエイズとは無関係だと思って暮らしてきたから、
なお更なんだか申し訳なくなった。こんなにも強く生きた人のことを知らずに生きていたのだから。


解説にあった
”直接にしろ間接にしろ、エイズに無関係の人はいない。”
という言葉が一番身に染みた。

全くそのとおりだと思う。
そのとおりなのに、未だに予防法やエイズに感染している人たちとの接し方について知識が浸透していないのは、
なんでなんだろうか。
それは「自分は関係がない。」と多くの人が思っているからに違いないと思う。
それじゃ浸透するはずもない。





自分でも何か小さいことでもいいから、できればいいなと思う。やらなくちゃ。





こういう本を読むと、金子みすずさんの
「みんなちがってみんないい。」の意味を再確認する。

この言葉は多分もっともっとぼくが思っている以上に深くて、
一番底まで理解するにはもう少し時間がかかると思っている。


世界中の人が同性愛者を差別する日がなくなればいいのになぁ。


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気品の研究 : 山崎武也

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大人の「格好よさ」とは。



・欧米の文化は欲や感情を助長することによって発展してきたが、日本の文化は欲や
 感情を押さえることに重点を置いてきた。押さえ込むことによって中身が豊かになり、
 繊細なものが尊ばれる価値観が生まれた

・欲を100%追求していけば、自分のエネルギーも全部使い果たしてしまう。

・「人は気品ある生き方には関心がなく、どれだけ長く生きるかばかり気にしている」

・「過つ」のは失敗することであり、過失である。これは許されるが、不正をするのは
 人の道に反することであり、許されることではない。

・人間の尊厳をあくまでも重視し守っていこうとする姿勢。それが「気品」

・アメリカ人は「フェア」という言葉が好き
 報酬に関しては、それぞれの努力と功績に対して公平に分配するのが常識

・教育には、矯正と強制の部分がある

・毎日の生活を物質的にも精神的にも豊かなものにして、生きることに多くの意義を
 見出したり創り出したりしていこうとするのが、文化の働き

・食に対する姿勢を見れば、その人の人生や社会に対する考え方がよくわかる。

・食べ終わったときに、丼の端にきちんと横一文字になるように箸を置く。
 箸が紙の袋に入っていたときは、袋の中に戻しておく。もちろん、使用済みがわかる
 ように、袋の先を折り曲げておくなどの工夫もしておく必要がある。

・食べることや食べ物を「ふざけ」の対象にしてはいけない。

・墓参りは自分の原点に返るときであると心得て、深く広く自分を顧みること

・社会的な場では、男らしさや女らしさも、前面に押し出すべきではない。

・粋なおしゃれのキーワードは「さりげなく」

・「秘すれば花」。興味津々に探っていく過程にも、ちょっとしたスリルがある。
 人をひきつけるためには、「隠す」ことに大きな効果がある

・畳の上での歩き方、それに座り方や立ち上がり方のマナー。
 ゆっくりと静かにが原則。歩くときであれ座るときであれ、畳の縁と切れ目は避ける
 のが原則。畳の部屋を眺めてみると、畳の敷き方が整然たる幾何学模様になっている
 のがわかる。その点がわかれば、自分が縁の上に座ると、そのデザインを破壊する
 結果になるので、そのような座り方ができなくなるはずだ。

・自分の分に過ぎたことをすれば、自分の分が崩れる。
 自分の分をわきまえ、それからは逸脱しないように振舞ってみると、
 どっしりと足が地についた姿勢になる。

・欧米のインテリアは富をひけらかしている傾向が強い

・人の家ではできるだけトイレを借りない。
 短時間の訪問であれば、使用するのを避けるのが心遣い。
 客としては、相手の家をできるだけ汚さないようにし、相手の時間をできるだけ無駄
 にさせないようにする。

・ある程度の目標を定めたら、その目標に近いものだけに目をやる。ほかのものは、 
 「目の端」にとらえただけで、すぐに自分の関心の的から外していく。一点を
 見据えた姿勢を崩さないこと。

・人と外で会うときは、約束の時間より前にいって、その環境に自分を慣れさせる
 必要がある。すると、心も落ち着き、悠々たる態度に徹することができる。
 ちょっと前もって時間の余裕をみておくことによって、そこに生ずる心の余裕の
 大きさは計り知れない。時間を5分か10分使ったと思っても、それは無駄遣い
 ではない。

・香辛料は多量に使うものではない。叱責もそれと同じ。ぴりりと利かせるのがよい。

・自分にちょっとでも悪いところがあったら即座に謝る人は、自分の言動の隅々にまで
 気を配っている人

・豹変。季節が変わるときに豹の斑紋が一変して美しくなることから、元はよい
 方向への変化のことであった。

・造花を飾ってはならない。それは虚飾の象徴。

・感謝をしている内容を具体的に述べることによって、心と心のふれあいがより緊密に
 行われる結果になる。人が当然すべきことをしてくれたことに対しても、一つひとつ 
 に感謝している内容を指摘すれば、心に残る感謝の言葉になる。





もちろん著者は一流の人。
本を読む限り気品がちゃんとあり、人間として尊敬できる部分がたくさんある人。
学べるところも多かった。



でも、内容はタイトルの「研究」ではなかった。
それに著者の個人的な物事に対する感情の良し悪しがところどころ垣間見れて、
「別にそういう風に捉えなくてもいいのに。」と思う部分もあった。
そういった面は、きちんと自分自身で良し悪しを見分けていきたいと思った。
他人の言うことがすべて正しいわけじゃないんだっていうことを再確認できた本でもあった。




PLAY・JOB : ポール・アーデン

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リスキーな人間になる。



・「無茶をすること」がいかにあなたの人生を安定させるか

・個性的な人とはどんな人か?
 それは自分が変人であり続けることの価値を、そして常識こそがもっとも危険
 であるという事実を、本能と洞察力を通じて理解している人のこと

・安全に、手軽に、ただ刺激だけが欲しい。そうすると人はつい安易な行動に
 出てしまう。誰かの人生を借りて、彼らの興奮を擬似的に味わう

・「大人の目的は、お墓に入るまで恥をかかないこと。」ージョン・クリーズ

・あなたが選んだものは、どれもあなたが「唯一選べたもの」だから、
 私たちはすべて、選べるものだけを選んでいる。
 どこに後悔する余地があるっていうだ?

・ジョージ・バーナード
 常識的な人間は、世界に自分を合わせようとする。
 非常識な人間は、世界を自分に合わせようとする。
 だから人類の進化はすべて、非常識な人間の力にかかっている。

・あまりにも多くの人間が、準備に時間をかけすぎている。
 実際にやる前から、すべてを完璧にしようとするために。
 準備は走りながらするものだ。

・どうしても会議をしたければ、椅子をなくすべきである。

・あなたはいつでも正しい。あなたはいつでも間違えている。
 その違いはあなたが見る角度による。ただそれだけのこと。

・独自の考えや見方を持つというのは、ただ目新しいだけ。
 それよりも、その価値を認められる人こそが、本当に聡明な人

・金に貪欲になれ

・Don't Stay Too Long In A Job.

・ナンバーワンじゃなければ自分の将来を支配することはできない。
 最初からボスをめざせ。

・運のいいごくわずかな人は、若いうちになにをするべきかが見つかる。
 でもほとんどの人は、自分の長所を活かすべき場所が見つからない。
 そういう人は残念である。
 もちろん好きなことを見つけるのは簡単ではないが、
 だからといって、大学がその問題を解決してくれただろうか。

・大学にいきたいが、お金と学位がない。ならば勝手にもぐりこめばいい。
 ただし一度もぐりこんだら、自分の存在をアピールしろ。

・V&A(ロンドンにある世界最大級の美術館)の宣伝のためにあなたなら
 どのキャッチコピーを選ぶ?
 「美術館というアートです。」
 「退屈な、年寄りくさいアートはありません。」
 「素敵なカフェです。いい美術館がついています。」




この手の本はいっぱいあるのでなんてことがないのだけど、
変人でいる勇気みたいなものを与えてくれる。

普通じゃなくていいんだ、普通じゃないことが素晴らしいんだって言ってくれる。




あまりにも多くの人間が、準備に時間をかけすぎている。
 実際にやる前から、すべてを完璧にしようとするために。
 準備は走りながらするものだ。


という言葉が一番印象的だった。



方向を見定める力 : フランクリン・コヴィー

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第2の習慣は、目的を持って始める「方向を見定める力」。



・第二の習慣:目的を持って始める=Begin with the end mind

・自分に送られたい弔辞を考えることは、将来に向けた「あなたの方向」を
 考える上で、とても大切なこと

・「活動の罠(日々の生活の忙しさに追われ、やっていることそのものに
  意味があるかどうかを考えないありさま)の中に自分自身を見失い、
  成功のはしごをのぼりつめて頂上に達したとき、初めてそのはしごは
  かけ違いだったと気付く人がなんと多いことだろう。
  非常に忙しい毎日を送りながらも、その活動自体が、実は自分の最終的な
  目的とは何ら関係がないという可能性が大いにあるのだ」

・人は時として「本当に重要なこと」と「時間の使い方」にギャップがあることを、
 突然、劇的な形で気付かされることがある。それが「人生の目覚まし時計」と
 いうべきアクシデント。それはリストラ、ガンの宣告、離婚要求かもしれない。
 そのとき、あなたには後悔がないといえるでしょうか?

・「方向を見定める力」は、「すべてのものは2度つくられる」という原則に
 基づいている。「二度」というのは、一度目は「知的な第一の創造」であり、そして、
 次が「物的な第二の創造」です。
 二度、というのは、一度目が「知的な第一の創造」であり、そして、次が「物的な
 第二の創造」です。この原則はあらゆる生活に作用する。何かに取り組むときは、
 この原則を意識すると、効果性が飛躍的に高まる

・あなたに行くべき方向があるからこそ、あなたの周りに起きる刺激に対して、
 正しい(あなたが本当に選択したいと思う)ことを選択することができるのです。

・マネジメントは手段に集中しており、どうすれば目標を達成することができるかを
 考えるものです。それに対し、リーダーシップは、私たちがどこへ行こうとするか、
 何を達成しようとするのかを考えること。

・リーダーははしごがかけ違っていないかを判断し、マネージャーは、かけられた
 はしごを能率よく昇ることを考えます。

・マネジメントはなすべきことをやらせる。リーダーシップはなすべきことを
 やりたい気持ちにさせる。

・売り上げや利益は「結果」であって、仕事の目的そのものにはなり得ません。
 売り上げや利益が目的ならば、あなたがわざわざ「その仕事」を選んだ意味がない

・手段そのものが目的になってしまってはいませんか?

・ミッション・ステートメントが正しい原則に基づいていれば、個人の人生にも
 揺ぎ無い方向性と安定性を与えてくれます。

・自分の中に確固たる中心を持ち、毎日の行動をそれに照らし合わせることで、
 時間、才能、資源を効果的に使えるようになる

・ベンジャミン・フランクリンは、フィラデルフィアで印刷業を営んでいた22歳の頃、
 「道徳的完成に到達しよう」という大胆で、困難な計画を思いつきました。
 そこで自分の人生にとって何が最も大切なのかを考えた

・目標を設定するポイントとして、行動や手段よりも「どうなりたい」「どうありた
 い」というように「望む結果」のほうに重点を置くといい

・人生の中で何を所有したいのか(HAVE)。
 次に、何をしたいのか(DO)
 そして最後が、どうありたいか(BE)。

・HAVEの場合はどの程度のレベルで満足するのかを意識し、DO,BEの場合は
 なぜその項目が挙がるのかを考えてみましょう。
 目標には期限を設定することが重要である。

・忙しさの罠にはまることは恐ろしくたやすい



今、この場でぼくが死んだら、どんな弔辞が読まれるだろうか。
そもそも読んでくれる人がいるんだろうか。


自分勝手に生きている。
親に迷惑かけていることも承知。
恩返しできるようになったときに、親はいないかもしれない。


それでも、自分を信じて生きている。
それだけが、ぼくの背骨に根付いて、ぼくを立たせている。


ミッション・ステートメントを書いたのは、恐らく20歳か21歳くらいのとき。
そのときからもう5年くらい経つけど、
そこまで大きくぼくのミッション・ステートメントは変わっていないのは、救いなのだろうか。



たくさんの人を幸せにできるような生き方をしたいと改めて思った。

LOVE AND THE CITY : サラ・ジェシカ・パーカー

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サラ・ジェシカ・パーカーの過去から現在。



・パパラッチのことで大騒ぎをするのは嫌なのよ。だって、この世界には本当に
 つらい目にあっている人がたくさんいるんだから

・サラは子供のころに自分や兄弟姉妹が味わった貧しさを今でも覚えている。
 一家は生活保護を受けていた。電気を止められたり、クリスマスや誕生日のお祝いが
 できなかったり、借金取りが来たりした。

・子供時代は舞台が多かった。そのおかげで、浮ついた生活に流れたり、夢みたいな
 ことを考えたりしないですんだという。映画やテレビに出たために、早々と燃え尽き
 てしまう子役スターは多い。

・いつも感じるんだけど、ストレートヘアは美しい、カーリーヘアはまとまりにくくて
 ユダヤ人っぽいって人は思ってるのよね。これは民族差別だと思うわ

・歌を歌い、演技をして、拍手が聞こえたとき、麻薬みたいなものが体中にぱっと
 広がる。

・まあまあっていうのがわたしにとっては最悪なこと。

・わたしは今までずっと自分をユダヤ人だと考えてきたわ。たぶんそれは、
 組織化された宗教全般に、母がすごく疑問を持ってるからだと思うの。だからわたし
 には、ユダヤ人であることが知的に感じられるの。

・わたしがこれほど懸命にやるのは不安だからよ。どんなに頑張っても十分
 じゃない気がするわ

・サラは下品な言葉を嫌う。「知り合いなら誰でも、わたしがそんな言葉を使わない
 って知ってるわ。「pussy」っていう言葉があったんだけど、ちゃんと言えるよう
 になるまで4週間かかったの。わたしは汚い言葉や卑猥な言葉は使わない。
 とにかくわたしの言葉じゃないのよ。」

・みんな彼女の姿勢を尊敬してるよ。決して遅刻しないし、決して不平を言わない。
 でも必要なときはちゃんとスターらしくできる。
 だけど撮影が終わったとたん、彼女はスタッフの赤ちゃんの写真なんかを一番に
 見たがる。そんな人なんだよ、彼女は。

・(ゴシップ誌について)
 結局は、くだらない記事を読みたがる人が多いってことでしょ。
 これはアメリカ最悪の特産品だわね。

・「家を出るときは、必ず本を持っていきなさい」って母からいつも言われていたわ

・ハリウッドのせいで現実離れした女性の理想像が出来上がっていると思うの。
 すごく嫌なのは、誰かが私の名前を聞いて、スタイルがいいことを一番に
 思い浮かべるってことね。ほんとは、これ以上痩せないよう頑張ってるのに、
 まともな女性なら、ハリウッドの女優なんかお手本にするべきじゃないわ。

・「セックス・アンド・ザ・シティ」は、2003年に最終シーズンの撮影が始まった。
 サラの出演料は、シーズンを重ねるにつれてどんどん上がっていた。キャリーの衣装
 にも毎週およそ2万5000ドル使った。

・その6年間で、キャリー・ブラッドショーは何百万人もの女性やゲイたちのアイコン
 になり、20世紀末のニューヨークを象徴する存在になる

・ドリー・パートンが以前いいことを言っていたわ。彼女、家族にこう言ったそうよ。
 「必要なものなら何でも買ってあげる。欲しいものなら何でもじゃないわよ。」

・部屋に置いたツリーの匂いが大好きだった。

・ロマンチック・コメディ。
 「この種の映画をやらせたらサラはダントツだね。間違いない。彼女を使えたら
  すごくラッキーだよ。軽いコメディも見ごたえのある作品にできる女優だから」

・でもわたしは今、ある意味でこのセレブ文化ってものに属してるでしょ。
 それが低俗だから自分を安っぽく感じてしまうのよ。
 息子の学校にごみを持ち込んでる気分になるし、ご近所にも申し訳ないって気になる

・他人の成功を願うのがわたしの主義

・(SATC)の4人の間ですべてがうまくいってたわけじゃないけど、少なくとも一定の
 礼儀正しさがあったよ。

・うわさによると、4人の女性たちを10年前と同じくらい美しく見せるため、
 この映画(SATC)でエアブラッシングに大金をかけたそう




本を読んでサラを誤解していたことに気付く。
彼女はSATCのキャリーとは正反対の人だった。
むしろそれが僕にはとてもうれしかったのだけれど。

下品な言葉を使うのが嫌いな人で、出かけるより家にいるのが好きな人。
でも、スターらしく振舞える人で、努力家。誰からも愛されるような人。(あくまで本から受けた印象だけど)



セレブの一人としてのパパラッチやゴシップ誌への見方がおもしろいと思う。
ゴシップ誌のことを「アメリカ最悪の特産品」と比喩しているのを見て、
シェリル・クロウが以前乳癌を患ったときに、家にパパラッチが集まっていたと言っていたのを思い出した。

パパラッチをやっている人は、何が幸せなんだろうといつも思う。
ぼくは人間の品位を下げるような雑誌だと思っているけれど、
それが大好きで購入を止められない人たちが多くいるのも事実。

難しい世界だとおもう。


生きる美学 : 田中宥久子

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美の世界で生き抜いた著者の生き方。


・美しさに実年齢はまったく関係ない。その人の気持ちや生き方が美をつくる。
 これは、あらゆる美の仕事を通して感じたこと

・職業柄、肌を見ただけで、その人の内面や生活が手にとるようにわかります。
 触ればもっと明確に心が見えてきます。心と顔は同じもの。常々そう感じる。

・「オーラ」
 その人の放つ輝きのこと。人生をまじめに真剣に生きている人は、やはり外に
 現れる張りや輝きが違う。

・自分のやりたいことを見つけた人は人生に納得する。失敗すらも納得になります。
 そうすると先に進むことができる

・マナーを心得ていて、しぐさや立ち振る舞いが優雅な人と出会うと「なんて
 素敵!」と、得した気分になる。そういう人はそばにいるだけでこちらも心地よく、
 「よい空間を作り出す美しさ」をもっている人だと思う

・男としての魅力とか、女としての魅力なんて小さな枠

・住む場所の汚さは必ず顔や外見に出る

・読書は間違いなく、人としての幅を広げてくれる

・手で書くと、体が文字や言葉を覚えていきます

・頭はスキンヘッド、顔は素顔、体ならヌード。素の体はとにかく美しい。

・肉付きばかりにとらわれ、骨への意識はなぜか低い方が多い
 骨は体の美しいラインをつくるうえで、重要なポイント

・地球には重力がある。そのため、時間の経過とともに水分が下がり、むくんでしまう
 のが脚の悲しい宿命。むくみをとるには、体を温めて冷やさないこと。

・祖母からよく「下着には気をつけなさい」と言われていました。
 おしゃれな下着を身に着けなさいということではなく、体の線を崩さないきちんとし
 た下着を着けなさいという意味と、下着であっても季節感を大切にしなさいという意
 味がこめられています。

・骨のゆがみを招かないように、普段から十分姿勢や脚の組み方に気をつけ、定期的に
 整体を受けている私でさえ、半年もすれば骨がずれてきます。
 骨格のゆがみは、しなやかな筋肉を奪い、体内の血液やリンパ液の循環を滞らせて
 皮膚から張りを奪い、歩き方や笑顔から美しさを奪う。

・帽子のかぶり方は、祖母に教わりました。祖母が口をすっぱくして言い続けたのは、
 ブリム(つばの部分)のラインの位置をどこにもってくるかです。
 「ブリムの縁の部分が描くラインは、上まぶたの5ミリ上に合わせるか、上まぶた
  にギリギリにあわせるか、どちらかにしなさい。目とブリムのラインの間が開い
  てしまうと間の抜けた感じになるから・・・」
 
・ブリムが下方向に向いている「クロッシュ」
 ブリムの縁がカーブしている麦わら帽子のようなタイプ
 ひさし型の長いブリムがついた「キャップ」
 現在愛用している「ハット」
 どんな帽子をかぶるにしても、縁のラインと目との距離に関して気をつければ、
 誰でも帽子は似合う。

・美しい姿勢を崩さずに歩き続けるには6センチのヒールが最適といわれる

・ブランドものを身に着けるときは服とバッグと靴をひとつのブランドで統一する
 ようにしている。歴史あるブランドには、やはりそのブランドならではの個性がある。
 違うブランド同士を組み合わせると、どうしても雰囲気がまとまらない

・宝石をつける際は肌の色を考えてつけることも大切。たとえば赤みのある手に
 ダイヤは似合わない。ダイヤは白い手ほど美しさが際立つ。

・宝石はパワーをもっている。本物で、しかも上質のものほど強いパワーがあるので、
 そのパワーに負けない自分を創らなければ身に着けるのは大変。

・若いうちから、必ずしも本物をもつ必要はないというのが私の考え方。

・黒を完璧に着こなすには、体型、肌の透明感、姿勢、生き方すべてがパーフェクト
 であることが必要条件になってきます。

・「私たちはひとつの駒なのよ」といい続けた
 この社会で仕事をする、ということは駒であること
 「自分は駒なんかじゃない」という気持ちでいれば、「私ひとりががんばっている」
 という驕りや、「誰も何もしてくれない」といった傲慢な気持ちを抱くことに
 つながりかねません。

・プロとしてやるなら期待されているもの以上の成果を出すこと、アレンジや
 プラスアルファをすることは当たり前のこと。

・本物がわかる感性をもっていないと、いいものは創れませんし、いいものを
 創るにはどれだけ多くの情報や知識をもっているかが問われます。

・人を美しくする仕事はどれもが社会学です。だから私はニュースが大好き。
 それも余計な演出のないNHKのニュース。事実だけの簡潔な情報がいい

・家事は自分にとって、ヘアメイクの仕事同様、仕事という位置づけだったから、
 めんどくさいなど考えたことがない

・ごまかしのない本当の美しさが手に入ると、どんな人も素直になれる。

・残業が多いのに手当てが出ないことを不満に思って、それでストレスをためてしまう
 ような生き方はつまらない。

・私は物をとても大切にします。いい加減には買いません。
 「一生大事にできるかどうか」を考え、できないと思ったら買わない。
 買わないというより、買えない。「まあ、いいか」で買ってしまうのは、
 物がかわいそう。

・ナイトウェアはシルク一筋。本を読みながら姿勢を変えたり、寝返りをうつときも
 布団と体の間に隙間が生まれず、快適に体を動かせるというのが理由。

・心根が下品な人は好きじゃない。相手の持ち物を値踏みして心の中でランクを
 付けたり、見掛けで差別して態度を変えるような人はいや

・貧乏は恥じゃない

・私は基本的に、自分とはまったく価値観の異なる人とはつきあわないようにしている
 その代わり、つきあわないという選択をするからには、「これが私の価値観」と
 言える確固したものが築かれていることが条件

・私は、時間をかけて人を育てました。今日できなかったことが、明日すぐにできる
 ようになるということはないから。段階を経ながら、助けていくことが人を育てる
 とき大切だと思う

・できちゃった婚という言葉を軽々しく口にする風潮は好きじゃない
 「お前ができたから仕方なく結婚した」というニュアンスは、子どもを傷つける。

・「一言言えば、二言損する」。だから言った以上のことをやれば、みんなが理解する

・日ごろ、十分に子どもたちとの時間がとれない分、お弁当は大切な親子のコミュニケ
 ーションだと考えていました。

・介護と一口に言うけれど、その壮絶さは体験したものでなければきっと実感できない。

・悩みをストレスにしてしまうのは、自ら解決しようとしないから。自分で解決も解消
 もできるのに、相手に言う、相手と話し合う勇気がないため、誰かや何かのせいに
 してストレスをつくっているだけのこと。ストレスは自分の勇気のなさ、自分の弱さ
 の証。ストレスがあるのは、本当は格好悪いこと。




著者の造顔マッサージに出会ったのはもう何年前だろうか。
ぼくは自分の顔にコンプレックスがとてもあるので、「必死に」と言ったらおかしいけど、
今でもコツコツ続けている。
たしかに効果が実感できるから。



特に印象に残ったのが、骨の話とお弁当の話。

体を造る美の仕事をする人でも、骨のズレを直すために整骨院に半年に一度必ず通う、というのを知り、
全く整骨院にも行かない猫背の自分を恥じた。行こうと思う。気から姿勢を正そうと思う。



「お弁当は母と子のコミュニケーション」。
ぼくが子どものころ、母はたしかに冷凍食品も使うけど、ちゃんと毎日お弁当を作ってくれていた。
デザートも入れてくれるし、大好きな焼きそばも入れてくれた。
ぼくは、嫌いなものはいつも残していた。母の気持ちも考えずに。

この本を読んで母にとても申し訳なくなった。
子どものころにそのことに気付いてあげられていたらなぁと後悔したから。
そのためか最近はご飯をつくってくれたら、きちんと「ありがとう」とか「お疲れ様」とか、「コレ美味しい」とか
意識して言うようになった。これからは意識せず言えるようになれたらなぁと思う。




大事な人に会う30分前に読む本 : 大原敬子

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こころのヒント。



人と人とのふれあいが苦手な人
・そんな人たちに共通しているのは「汚いもの、めんどくさいもの、嫌われるもの」
 などからいつも避けて生きていること

・苦手なものを作った原因がわかれば、苦手はなくなる

・見えるところだけをとりつくろう人は、「人に見せるための人生」を送っています。

・大事なことは、いちばん「汚い」ものを「きれい」にすること。それが自信に
 つながる

・目に見えるとこから始めることによって、いつしか見えない心を変えることができる



人と会うのがなんとなくつらい人
・大切なことは、「自分が楽しければ相手も楽しんだ」と思うこと。
 相手の話を興味を持って聞こうとすること。
 知らないことがあっても恥ずかしがらずに聞くこと。
 相手は、聞いてくれるという行為がうれしいのです。



人と会うと緊張するあなたへ
・このような人は相手を見ていない。相手がどんなことを感じ、いま何をしようと
 しているのか、考えたことがない。自分がどう思われているか、それしか頭の
 中にないのだから。

・これからは自分を意識しないで相手の行動をきちんと見るように心がけます。

・人と会うと緊張するのは、成功しなければならないと思っているとき、つまり
 自己顕示欲の強いときに感じるもの。自分をよく見せようと思わずに、まず相手の
 行動をよく見ること。


苦手な人からいつも逃げてしまうあなた
・そんなあなたは普段から「よくものを忘れる」「途中で放り投げる」「部屋が汚れて
 いる」「メリハリがない」生活を送っている人

・「忘れる」という行為は「記憶ができない」とか「頭が悪い」ということではなく、
 やりたくない気持ちのあらわれーフロイト

・苦手な人からいつも逃げてしまうあなたは、自分が何か積み残しているものがある
 ことを自覚すること。

・「あの人が苦手なんですよ」と軽く言っている人がいますが、それは「あの人に
 対してしなければならないことを、まったくしていないんですよ」と公言している
 ようなものだ

・「苦手な人」は、あなたにとってときどきたまる「精神の垢」だと思って、
 けっして逃げないこと。



リラックスしたくてもできないあなた
・そんなあなたは自分に自信がない

・「自分を出したい」と思う心の叫びと、「自分を出したら嫌われる」と思う心の葛藤
 が、このような精神状態を生み出している。
 問題なのは、自分はリラックスしていないことを知っていること。
・リラックスできない人は自分が隠そうとしているものがなんであるかを知るべき



毎日疲れてイライラしているあなた
・「イライラは「依頼、依頼」の言葉と「怒り」の文字を合わせた感情表現だ」と
 言った人がいた。相手に依存しながら、その相手が自分の思うように行動してくれな
 いとき、相手に向けられた怒りの感情



したいこと、やりたいことはたくさんあるのに何ひとつ形にできないあなた
・そんなあなたは、「もっともっと私にください」と心が叫んでいます。
 みんなに「スゴイ」と言ってほしい自己顕示欲のあらわれ

・対処法としては、自分は人一倍”愛”を求めているのだと自覚すること。
 その愛を得るには日常のなかの、つねに逃げていたいこと、忘れてしまいたいこと、
 面倒なことをすること



自分に自信がないあなた
・そんなあなたは自分を偽って生きています。

・(自分のありのままの姿で生きている場合)
 ありのままの自分を出して嫌われたのならしかたがない。自分に合った人が必ず
 いるだろうから、前向きに自分を信じて生きよう。



・自分を意識する、自信をつけるために、鏡は効果的なのです。
 鏡に向かって「私は思ったことはなんでもかなえられる。だからがんばろう!」と
 話しかけましょう。

・力強い握手ほど気持ちのよいものはない。生きる自信を強く感じるものだ

・結局、いまの自分に満足して生きていれば、過去は過去でうけとめられるはず

・欲張りな人は、幼児期における親子の愛情が満たされないで育った人であることが多
 い。愛がほしいという願望が物にかわって成長した

・人はとかく消えていくもの、なくなってしまうものに対して同情する傾向がある

・本当の友達を探すには、相手を観察することが大切

・不満の原因は自分がいちばん欲しているものだと思ったらいい

・人間の学問は知識ではなく知恵。知恵のひとつは、相手を知ることであり、相手が
 何を考えているかを知ること。相手を知ることは、自分を知ることになる。

・学問で人間の幸・不幸は決められないが、友達関係で人生はある程度決まってきます。
 毎日を生きるとは、友達関係のなかで色合いを見つけ顔をつくり、そのような人間と
 なっていくこと。
 しかしいったんその集団に入ってしまうと、まわりはかならずそこの価値観と異質な
 ものを排除しようとします。それくらい文化と環境は同質なものを相呼ぶもの。
 その点でも、自分の一生を決めるのは友達であるといっても過言ではない。
 友達選びは自分の人生選び。

・本当の「愛」は、相手が何を欲しているのかを探している自分の心





2点、とても印象に残った。

ひとつは「ひとと会うと緊張するあなたへ」のところにある
 ”このような人は相手を見ていない。相手がどんなことを感じ、いま何をしようと
 しているのか、考えたことがない。自分がどう思われているか、それしか頭の
 中にないのだから。”


これ。いやはやまさに自分であると思った。
相手からこう思われたらイヤだなぁ、っていうのがいつもあるから、人と会うのが億劫になる。
そんなくだらないことが頭の中を占領してしまうと、相手を見ること、考えることを忘れてしまう。
出会う相手に焦点を持っていたいものだと思った。



もうひとつが、「友達選びは人生選び」という言葉。
人と人が出合う確率はとてもとても少ないはずだから、やっぱり出合った人は大切にしなきゃいけないと
改めて思った。心許せる友達がいたら、それはやっぱり豊かな豊かな人生になるはずだから。

反省。


ジェシーの背骨 : 山田詠美

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好きになった男の子どもは、悪魔。



・ココは甘い気持ちになり寝室に行き、服を脱ぐ。

・ココは結婚している男と関係をもつ気は全くなかった。それは、その男の家庭を
 壊したくないという気持ちより、ほかの女の体によって常に使い古されている
 男の体を抱く気がないということからだった

・結婚している男の体からは惰性のセックスの匂いがした

・まったく、この家には日常生活というものが無かった。

・酒に包まれた氷のかけらですら、しゃぶった。

・自分だけの汗ばんだ毛布は本人にとって、放すことの出来ないものである。
 リックの体は彼女にとって、そうなり始めていた。

・日常の生活に期待感を持ったとき、そしてそれが自分の望む人物に伝わらないとき、
 ひどくやるせない気持ちになるものだ

・愛から生まれて、憎しみによって育てられた子供。
 彼の背骨は果たして何で出来ているのだろう。

・皆、早く両親から独立したいと願いながら、それがままならず、エネルギーをもてあ
 ましている健全な子供たちだった。家に帰ると、母親に叱られてホームワークを淡々
 と開く幼さを持ちながら、彼らは完全に自分たちの社会を形造っている人間たちでも
 あった

・一度憎しみはじめると、それは抑制のきかないものになり、ジェシーのやることなす
 ことすべてココの気に障った。

・涙も出ない白々しいなき方

・女の表情にはひとかけらの幸福も見当たらなかった。

・憎しみという感情のもつ恐ろしい力に驚いた。と、同時に自分もその力によって
 変えられようとしていた

・この女は何も知らない。子供を生むなんて、少しも大したことじゃない。
 大切なのは育てることだ。子供の心を読み取ることなのだ。

・体に層を重ねて来た憎しみ

・これで終わったのだ。憎しみに覆われていたこの子供の背骨は愛で出来ていた。
 それで、それは母親への報われない愛なのだ。

・彼の体は痩せていて、小さな骨で組まれた背骨が彼女の手のひらに当たる。
 それは憎しみでもなければ、愛でもない、ただの人間の骨であることを、ココは
 今度こそ感じ取っていた。




背骨の存在について考えさせられた。
人間にとって他の骨と同じように、なくちゃならないもの。でも骨の中でも中心的なイメージがあるもの。
それが「憎しみ」とか「愛」でできている、って考えるのはすごくおもしろかった。
たしかに感情が宿りそうな唯一の骨だなぁと思った。



「子どもを生むのは大したことじゃない。大切なのは育てることだ。」という表現がとても印象に残っている。



主人公のココが愛を知っていくストーリーも、男の子どもに悩まされる展開もとてもおもしろかった。

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Hiro

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