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私を抱いてそしてキスして-エイズ患者と過ごした1年の壮絶記録- : 家田荘子

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著者とエイズ患者(主に二人、ジミーとジーナ)との記録



・エイズウイルスが引き起こすAIDSという病気は、正しくはAcquired Immune
Deficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)という。
 体内に入ると体内の免疫機構が破壊され、感染後7年以内に、ARCという、
 いわゆるエイズ初期症状が顕れる確立が50%以上、その中からエイズ患者になる
 確立が50%以上と言われている。感染後10年で見ると、さらにその数値は上がる。
 平均するとエイズ発病後は、余命3年前後といわれている。
体内にエイズウイルスが侵入すると、2-8週間で抗体変化がはじまる。
以下のいくつかの症状が現れる可能性が高い。
  ・38度以上の高熱 ・多発汗 ・リンパ節腫脹 ・激しい下痢
これらの症状は平均10日で回復してしまうため、ほとんどの感染者が気付かないまま、
普段と変わらない生活を続けてしまう。多くの感染者は、ただの無症候性キャリアとして、一生を送る。が、中には早くて6ヶ月、遅くて10年で、ARC(エイズ関連症候群)を呈するものが現れてくる。よく現れる症状は以下のものがある。
 ・持続性全身性リンパ節腫脹 ・38度以上の発熱 ・2ヶ月に5kg以上の減重
 ・原因不明の下痢 ・シーツがグッショリ濡れるほどの発汗
 ・倦怠感の持続 ・発疹 ・苦しい咳 ・呼吸が短くなる ・口の中や喉に白いカビ

・延命効果のある薬として、もっともポピュラーなAZT(アジトチミジン)


・ちょうどエイズ花盛りのころだった。在日米軍人がエイズ陽性の場合、1週間以内に
 米軍に強制送還されていたのだが、そういう事実を報道せずに、芸能人やマスコミ
 関係者が、一部のテレビや雑誌などを通じて根拠のない報道をしていた。

・1987年のことだった。神戸でエイズと診断された女性が死亡し、日本で初めての
 エイズパニックが起こった。

・「エイズ感染者や患者を隔離したり、嫌悪してはいけないって、頭では解っている
  のに、やっぱり同じ便座に座ることとか、食事を分け合うこととかが、怖い」

・P・W・A(people who has AIDS)エイズ感染者と患者の総称

・「自分はゲイだ。そしてエイズだ。生きること、そのためには、病気とまっこうから
  戦えるような状況が必要だと気がついた。それは政府の援助であり、周りの理解
  だった。」

・1990年7月、米国C・D・C(コントロール・ディジーズ・センター)の統計によると、
 これまでに米国内で、エイズと診断された患者の総数は、143,286名(内87,644名
 死亡)。1年間で4960名も患者が増加し、そして、ほぼ同じ一年間に、2万人近く
 のエイズ患者が死亡している。

・「ベイビー、実は俺、エイズなんだけど」

・「正直に言うわ、私は、エイズに感染しているの。サヨナラを今、言うか
  言わないかは、あなた次第よ」

・ラバー(ゲイは、恋人のことをそう呼ぶ)

・うつりにくいというのが、エイズの大きな特徴である。

・「That's what friend are for」エイズ救援歌。

・エイズが怖くない人なんていやしない。

・忘れてはならないのは、エイズのハイリスクに、もしゲイが入っていなかったら、
 米国内のエイズ救護団体は、これほどまでに短期間で、めざましい成長をしなかった
 だろうということ。ゲイたちが、ゲイであること、P・W・Aであることを隠さずに
 エイズに立ち向かったおかげで、私たちも守られているのである。

・エイズは血液から感染する。
 くしゃみ、唾、涙、咳からは感染しない。軽いキスで感染しない。
 蚊で感染しない。

・もし家族の中で感染者が出た場合、感染から万全に家族を守るためには、どうすれば
 よいか?
 患者は浴槽に浸からず、シャワーを使用する
 タオル、かみそり、歯ブラシを共有しない
 バス、トイレを清潔に保つ
 傷ついたら、必ずバンドエイドなどで保護する
 エイズ患者のために、家族内で風邪を引いたものが出たら、遠ざける。
 ただの風邪でも、抵抗力の弱っている患者にとっては致命傷になりかねない

・痛いんだよ、ものすごく。足の奥の奥が火箸で焼かれたみたいにさ。
 その上、この全身の痒いこと。膿を持ったブツブツが、疼くみたいに痒くって
 たまんないよ。仕方ないから掻いて掻いて、血の出るまで掻いて傷つけて、
 その痛みで痒みを忘れられるまで掻き続けるしか方法がないんだよね。

・私、ろくでなしだった。もう頭ン中、血液を提供してくれたあのゲイへの恨みで
 いっぱいだったの。入院したての頃ね、ゲイの医者が回診に来たの。私ったら、
 思い出したらもう頭に血が上っちゃって、
 「あんたらが、この病気、うつしまくったんじゃないのよ!」

・ジーナ。私ってさ。エイズって判って以来、まったく存在していないモノとして
 扱われるの、この意味判る?

・エイズで何が辛いか?いつも一人で居なくちゃいけないってことよ。

・私が家族を訪れるとね。皆、異様にニコニコしてるの。
 ソファに座るでしょ。なぜか私の周りだけふたり分以上空いてんのよ。

・米国女性にとってマニキュアは、必須エチケットだ。顔と同様、手入れを怠る訳には
 いかない。おしゃれしていない爪をしているということは、下着で街を歩いてる
 ようなものだ。

・「エイズにかかっていたって、まだ人間だよ。一人ぼっちは、嫌さ。」

・エイズウイルスによって微菌に対する抵抗力が弱まっているため、私たちにとっては
 何でもないニキビまでが、すぐに化膿して大きく腫れ上がる

・民間の医療保険会社からエイズという理由で一方的に契約をキャンセルされ、医療費
 全額を自分で払わなくてはいけなくなり、エイズ貧乏になってしまったのだ。

・発病後の平均生存期間2年

・もし僕がエイズ患者だったら、ほかのたくさんのエイズ患者みたいに、一人ぼっち
 になりたくない。そばに誰か居て欲しいと思う。

・このしみ一つないきれいな肌の奥にHIVが流れているなんて信じられない

・この私の手のひらを伝わる体温のもとーー血液が、ジーナを毎日のように泣かせる。
 エイズを知らなかった時代に、出血多量から救うために輸血を受けた。8年経って
 これが命を奪おうとしている。こんな悲惨なことってあるだろうか。

・鱗のように吹き出物で埋まった、ジーナのか細く長い足

・ジーナの知り合いのエイズ患者が抜歯したとき、歯医者が強い薬を与えなかったため、
 菌が侵入し、死亡したのはまだ記憶に新しい出来事だった。

・One day at a time つまり今日しかない。過去も明日もない。

・エイズの奴。何でもかんでも邪魔ばっかり。神様が平等に与えてくれた、
 人を愛するってことまでも。

・ステラはジョディの首を絞めて殺した

・誕生したばかりのときは、たとえばまだただのエイズ感染児だったとしても、
 発病するのに5年以上かかる大人と比べて、乳児は6ヶ月以内と短いのが普通。

・ねぇ。どうして私でなきゃいけないのさ。こんなに沢山の人が、こーんなに
 いろんな人間がいるっていうのに。なんで私なのさ。なんで私だけがエイズに
 かからなきゃいけないのよ。

・私が入院して危篤になったとき、ココ、ドクターに何て言われたと思う?
 「君はどういうふうに死にたいかね。」って言われたんだ。

・だけど私、まだ生きてるよ。私、だけど、もっと生きたい。

・HIV自体が脳を冒して頭がおかしくなるんじゃない。HIV陽性という要因が、
 精神を直撃して、頭をおかしくするんだ。

・1ヶ月の薬代にも満たない国からの金では、少しも助けになっていないのである。

・ヤジ馬たちは、少しずつ、少しずつ後ろずさりしながら、それでも怖いもの、
 汚いもの、珍しいもの見たさのまなざしを、投げかけてくる。

・ボランティアワークをやって、見返りを期待するくらいなら、最初っから、
 何もしないほうがマシだ!

・「ココ、人を愛するって、私は、大きく分けて3つあると思うの。まず愛とは、
  その人の身に起こっていることもすべて含めて受け入れること・・・。
  つまり、たまたまその愛する人が、エイズだったとしたら、エイズであることま
  で受け入れて愛することね。
  二つ目は理解すること。純粋にその病気の人を愛しているならば、なぜ病気なの
  か、どれほどの病気なのか、理解しようと努めるでしょ?それでその人の痛みも
  心も、より解ってあげられる。これも愛。
  最後はやっぱり信じることね。もし、愛する人が死ぬことを本望と考えているなら
  、その人のために逝かせてあげるのも愛。でも、もし私みたいに生きたいと
  希望したら、それを支えてあげるという信念。これが愛じゃないかしら」

・ココ、ジミーは君のこと、とってもとっても愛していたんだよ。ありがとう。
 もう一度、ありがとう。






初版が1990年。もう20年以上前になる。
時代はいつでも移り変わってる。
でも、エイズに関して何かが変わったとは、まだ言えないんじゃないかと思う。

僕自身、エイズについて正直なところはっきりと症状を知らなかった。
25歳で、ゲイで、それである。
身近な存在にゲイの人がいると気付かないのと同じように、
身近にエイズ患者の存在がいない僕にとっては、エイズというのはまだどこか別の国の病気みたいな
イメージがあった。



でも、まったく違った。





エイズっていう病気がどれだけ悲惨なものなのか、この本はうそ偽りなく物語っている。

体中の痒み、自ら皮膚を傷つけ、吹出物だらけになる辛さ、貫くような痛み、
そして、もっとも大きなもの。人間関係。


本によると、僕が生まれた頃、1987年のときには、エイズと聞くと人々は恐怖を感じ、
患者を避け、傷つけた。ヒトとして扱わず、もはやモノだったのだということがよく解る。
残酷なまでにヒトじゃなかった。


無知が、人を殺す。
そう思わざるを得なかった。


病気だろうが病気でなかろうが、エイズだろうが、エイズでなかろうが、人は、人。
そんなことを強く思わされた。





また、生んだ子ども(ジュディ)がエイズと発覚し、その母親(ステラ)もHIVに怯える人生を
送る話がとても印象に残った。

最終的に彼女は、度重なる医療費や精神的ストレスから、ジュディの首を絞めて殺し、
スーパーのレジ袋に入れて放置するのだけど、これがとても辛い。

愛する子どもを幸せにできない不幸せ。
想像を絶するものだった。


でも、今もなおそんな母親と子どもが多いのは、知っている。







また、モノの見方が変わったように思う。

もちろん20年前と今は違う。
でも、エイズについて知らない人は、あまりに多すぎると思う。

何かできることをしないと。
地球を変えないといけないと思う。自分の力で。







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働く人の夢 : 日本ドリームプロジェクト

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33人のしごと、夢、きっかけ。




・ウェディングプランナー
  やり直しのきかない大切な一日

・花火職人
  まずは自分が調べられる限りの日本中の花火会社に電話をかけ、会社見学を
  お願い。でもすべての会社に断られ、アポなし飛込みで見学を受け入れて
  くれたのが今の会社だった。そこで、給料なしの見習いからスタート

・保育士
  決して自分が好きじゃないときの自分も子どもは見てる。
  それでも「なりたい」なんて憧れてくれる。

・学食のおばちゃん
  夢どころでなく、無我夢中でした。そう、夢中でした。夢の中です。

・社会福祉士
  必死で介護をすればするほど、その人たちの心が自分から離れていくよう
  だった。人としてではなく、仕事としてしかその人たちに接していなかった。

・栄養士
  職場の人たちとみんなで作り上げた料理を、確実に提供すること

・通訳
  言葉が通じるのに、人とちょっと違うだけでこんな仕打ち(いじめ)が
  待っているのかと絶望しました。
  通訳という仕事は、話している人の意図を読まなくてはなりません。
  人と理解し合いたいというミクロな夢は、実はすごくマクロな夢になるのだ

・建築家
  四季の変化を素直に受け入れ自然と共存しようとする、優美で奥深い日本の
  伝統建築に私は魅了されて止みません。
  「家を建てる」事は街の一部を作ることです。
  「アイランドキッチン」という名称で選ぶのではなく「手打ちパスタが作れる
   キッチン」にしたい、というふうに視点を変えると本来の目的が見えてきます。
  「本来の目的」や「内面」を再認識することで、人の心を豊かにする家作りがで
  きると思います。
  「スタイル」への先入観をなくし「内面を大切にする」インテリジェントな
  日本の街を作ること、それが私の夢です。
  スプロール現象…都市が非計画的に無秩序に広がっていくこと

・ワクチン品質管理
  製造工程や記録の確認など監査的なことをする。職場の人からはあまり
  好かれない内容だ。
  ワクチンが良くなれば、娘もその友達も、これから娘が出会うであろう
  友達も助かることがあると思いながら、毎日を繰り返している。

・手話通訳者
  聴こえない子どもたちは、言葉を習得するために厳しい訓練を受ける。
  たとえば先生の咽喉に手を当てて音の響き方を感じたり、顔の前に布や薄紙を
  垂らして吹くことで息の出し方を覚えたり、家中のものにその名前を書いた紙を
  貼り、上手く発音できるようになると剥がしていく。
  手話って美しい。

・新幹線車掌
  少しでも時間から遅れたら、たくさんの苦情をいただく。
  365日無休、24時間営業で初日の出を職場で見ることなんて普通。
  たった1分の遅れが、たった1本の運休がお客様の信用を裏切ることにつながる。

・茶園園主
  今年のお茶は、今年だけのお茶だ。
  誰の人生も、二度とない一方通行の一期一会の人生ですから。

・牛乳屋さん
  受箱に「いつもありがとう」メモ
  この1本の牛乳がお客様の骨を強くし、心も穏やかにしてくれる・・・。
  この1個のヨーグルトがお客様のおなかの調子を整えてくれる・・・。
  この1本の野菜ジュースがお客様の野菜不足を補ってくれる・・・。

・美容師
  心を洗う 心を巻く 心を染める そして心を切れ

・医師
  研修医という隠れ蓑を失った。
  なんとなく、日々の慌しさを無難にすごせるようになった。
  患者様の役に立ててる気がして、調子に乗って努力を怠ることもあった。
  責められるのは自分であっても、傷つくのは患者様だった。
  自分の仕事を怖いと思った。救急車のサイレンの音が不安だった。
  笑顔を守れる医者になりたい。


・ダンサー
  ぐちぐち文句言ったり悩んだりする暇あったら踊りなさい
  言葉を発する前に一呼吸しなさい







自分と違う仕事を持つ人って、いつでもやっぱり興味がある。
どんなことにやりがいを持っていて、どんなことを思いながら仕事をしているのか。




写真で見る33人の顔は、明らかに輝いていた。

どんな仕事でも、人の役に立っている、人を幸せにしているんだ、って思えたら、
それはきっと素敵なことで、それが仕事の原動力になっている人はとても強いと思った。

いつでもそう在りたいものだと思う。




読んでいて、一番心に残ったのが医師である女性の文。

"日々の慌しさを無難にすごせるようになった。"



「忙しい、忙しい。」と言いながら忙しさに慣れてしまったからだと心は、
まんまと「無難」に侵食されているのかもしれないなぁ。
何か新しいことを求め続けようとしていたはずなのに、
いつしか日常がくすんで見えるになっている。
そんな自分に気付かないふりをしている自分を知っているから。






今のままじゃいけないんだと再確認することができた。

リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間 : 高野 登

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ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本史社長が著者。




・We Are Ladies and Gentlemen Serving Ladies and Gentlemen
 (クレドカードのモットー)

・リッツ・カールトンが目指しているものは、じつはホテル・カンパニーの
 運営ではなく、新しいライフスタイルとしてのブランドを確立していくということ

・ホテル産業ではなく、ホスピタリティ産業

・リッツ・カールトンでは従業員もお客様として扱う
 従業員を内部顧客という

・お客様が言葉にされない願望を先読みして満たすためのチームワークとは
 どういうものか

・フロントに案内されたらいきなり「○○様、いらっしゃいませ」と名前で
 呼ばれたのには驚いた。
 そういえばあのウエイターさん、ビーフが苦手な家内が料理にまったく手を
 つけずにいたのに気付いて、鳥のお料理はいかがですか、といってそっと
 取り替えてくれた。

・明日はまたどんな感動があるのだろうと思っていただけるようなサービス

・つまるところ、ホテルマンの仕事は、お客様と接するあらゆる場面で、いかに感性
 の高いホスピタリティを提供できるかにあるのだ

・心のサービスは無限大

・日本のサービス産業のなかにはまだまだ、お客様は上の存在で、サービススタッフは
 下から仕えるもの、という認識が強く残っているのを感じます。

・たんにお断りするのではなく、ほかに選択肢を考えるのがプロとしての
 腕の見せ所

・リッツ・カールトンにはみんなで同じ目的や感性を共有するための仕組みがある

・サービスを超える瞬間というのは、お客様が言葉にされないニーズまでも
 十二分に満たされたとき

・リッツ・カールトンのスタッフは、お客様自身ですら気付かれていない望みとは
 何なのか、それに対して自分ができる最高のおもてなしとは何なのかをつねに
 考えています。

・心で納得してやるものがクレド。心からクレドに納得していれば、マニュアルの
 ように細かい決まりを定めなくても、自然に同じ振る舞いができるというのが
 クレドの基本的な考え

・サービスの3ステップ
 1あたたかい、心からのごあいさつを。お客様をお名前でおよびするよう
  心がけます。
 2お客様のニーズを先読みしおこたえします。
 3感じの良いお見送りを。
  さようならのごあいさつは心をこめて。
  できるだけお客様のお名前をそえるよう心がけます。

・心が通ったサービスをするには、お客様と従業員が同じ目線を持って
 尊敬しあうことが必要不可欠なのです。

・従業員も紳士淑女としての堂々とした立ち振る舞いや豊かな感性を身につける
 必要がある。精神的な部分でも成熟した人格者となる努力も必要。

・シュルツィにとっての最上位のプライオリティは、
 クレドを自分と同じレベルで共有できるかどうか

・常に肌身離さず携帯しているクレド

・お客様を一人として失ってはいけません。
 従業員同士でも、必ずきちんとした言葉遣いを守ります。
 電話で保留する場合は、少しお待ちいただいてもよろしいでしょうか?と
 お尋ねしてからにする。

・シュルツィはいつも温度に気を配れと言いました。
 従業員が醸し出す温かみ、お客様が心からリラックスできる雰囲気、
 人と人とが触れ合うことによって生まれる活気。

・リッツ・カールトンに泊まると、なぜか次々と驚くようなことが起きる。
 ミスティーク(神秘性)

・リッツ・カールトンの従業員は積極的にお客様に話しかけるようにしています。

・アメリカでは美辞麗句を並べて相手を褒めるよりもYou're first classというほうが
 敬意が伝わる

・美味しそうに見えても栄養価がない人材ばかり採用していたら、企業はやがて
 病気になってしまう

・○月○日に、○○さんが入社します。みんなで、ウェルカムしましょう。

・企業が犯す最大の罪は、従業員にビジョンなき仕事をさせること

・各セクションの休憩所には、グッドアイデアボードと呼ばれるフリップチャート
 がおいてあり、そこにスタッフが気がついたことを何でも書き込めるようになってい
 る

・今の年収ではなく、目標とする年収の5%を自分への投資にあてなさい
 まず目指す収入目標を明確に決めること

・いつでもどこにでも感性の刃を研ぐ機会はある

・市場にはニーズなどないということ。あるのはひとり一人のお客様のニーズと 
 感性だけ。

・人格それ自体がひとつの才能

・ありがとうございました!と大きな声だけ出して、目も合わせない店員

・人に喜んでもらうのが好きだから、みんなサービス業界に入ったはず

・まずは人が好きであること、人を愛することができること、これが根底にないと駄目





はっきり言ってサービス業を生業にしているすべての人が読んで実行できればいいのにと思う。

もちろんこの本を繰り返し読んだ自分も。少しずつでも自分をいい方向に変えていけたら。


「人に喜んでもらうのが好きだから。」
そんな当たり前のことを思い出させてくれた。


コシノ洋装店ものがたり : 小篠綾子

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朝のドラマ、カーネーションの記憶が新しい。



・私は女に生まれましたが、自分の信ずるまま、心の赴くままに、好き勝手に
 生きてきました。針と鋏を巧く使えば、女性がこんなにも美しく見える。
 こんなにも自由で楽しく、ワクワクする人生。

・「好きなことをしたいなら、それだけのことをしてからやれ」
 というのが父の口癖だった。

・男性が何もかも決めて、女性がそれについて行くというのが当時の
 一般家庭の姿ではなかったでしょうか。

・「男と同じようになりたかったら、女子にしか出来んことして勝ってみぃ!」

・当時は女の人の大半が着物で、ようやく外国から洋服が伝わってきた頃。
 和服は色や柄で着る、型はひとつしかなく変わりようがない。しかし、洋服なら
 いろんな型を作り出していける。私が小学校4年、大正12年の夏のことでした。

・女性が軽視されていた昭和という時代

・父がしてくれた厳しさは、自分が憎まれてもしてやる愛情でした。
 自分が辛くても我慢してやってやるのが本当の親の愛情なのだ

・たかが女

・店は大きくなればなるほど、良いも悪いも店の人たち次第だということ

・服はその人の姿を表すだけでなく、人間としての性格や
 人物自体をも表しているのだ、きっと遠い日には各人のオリジナルなものを
 見せる洋服の時代がやってくる

・「薄情も情のうちや」

・男性と同等あるいは男性以上の勉強をする必要はないと言われ、すべての面で
 女性が男性より前に出ることは許されませんでした。その名残は”結婚適齢期”など
 という言葉で言い表されています。おかしな話。女の子にとって自分の人生を
 左右する大事な結婚を決めるのに、世間が勝手に適齢期を考える。いまだにこの
 言葉が出るうちは、女性は本当に自立して生きていないのかもしれません。

・私はわが子の姿を見て、その姿こそがまるで鏡に映った自分なのだと気付かされた。
 それ以来私は、ヒロコの姿は自分の姿と思い、そのつもりでヒロコに接するようにな
 りました。そうするとヒロコは不思議に私の言うことを素直に聞くようになった。

・昭和17年1月3日。それが夫武一との最初で最後の旅でした。

・当時の戦局では、「赤紙」がいつ来てもおかしくないと思って覚悟はしていたものの、
 正直、その紙を見たときはどうしようもない悔しさで頭の中がいっぱいになり、
 その紙を破り捨ててつき返してやりたくなったほどでした。

・昭和20年8月15日、日本は戦争に負けました。でも、私たち一家は
 勝っても負けても生きていかなくてはいけない。

・終戦前後は、食べるものを求めて血眼になっている人たちや、ホームレス、戦災孤児
 たちがボロをまとって彷徨っている時代でした。

・目一杯、その時その時を手抜きなしで生きたつもりです。

・「好きなものが欲しいんなら、好きなことをしたいんなら、自分で勝ち取りいな。
 お金はそうやすやすと自分のものにならへん」

・私は好き勝手をして、子どもたちには母親として何もしてやれませんでしたが、
 たった一つだけ自分が誇りに思えることがある。それは子どもたちに対して、
 自分の生き方が間違いだったとか、ああすればよかった、こうすればよかったと、
 愚痴ひとつこぼさなかったこと。

・女の自立とよくいいますが、それは男女問わず、自分の行き方に責任をもててこそ
 生まれていくものだと私は思っています。

・精神を病む人は、心が悪いのではなく、自分の中に持ちきれないものを
 持ってしまい、その心の悲鳴が病気となって表れるのだそう。なるほど、自分が
 背負う荷物の量は自分にはわかりません。背負ってみて重ければ素直に重いといい、
 軽ければもっともっと背負えると言う。そうすれば楽になる。




たまに見ていた朝のドラマ「カーネーション」。その原作がこの本。
世界的ファッションデザイナー3姉妹を育てた母、綾子の物語。



強い。とんでもなく強い。


著者の父の影響もあるのだろうけど、綾子さんは本当に負けん気があって、
とことんやる姿勢には頭が下がる。


精一杯生きる人の輝きが本に集約されているような印象があった。
そこが多くの人を惹きつける魅力になっているのだろう。




また、戦時中の話も綴られていて、当時を思った。
女性がまだまだ男性より低く見られていた時代、戦争という悲劇の時代、
そんな時代をもろともせず生き抜いた女性は、本当にかっこいい。




お父さんのバックドロップ : 中島らも

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ヘンテコでかっこいいお父さんたち。



・いまの時代のけんか

・「あの、へんなこと聞いていいですか?」
 「だめだ。へんなこと聞いたらバックドロップかけるぞ。」

・きょう、おれがここで戦うのはたった三人の人間のためだ。その三人さえ
 おれのことをわすれずにいてくれれば、それでいい。そのために戦う。
 それはおれ自身と、おれのカアちゃんと、おれのムスコだ。

・なんだね・・・戦国時代なんてのは、男の平均寿命が35歳くらいだってね。
 37歳でいま寿命がつきて、どんな一生だったって、あの世で、エンマ様に
 たずねられたら、おまえさん、どうこたえるね?

・太郎のせがれが、みそしるで顔洗って出直してこいって、そういったのか!

・わちゃあ、お父さんだ。

・はふっ、はふっ。

・子どもにいろんな大人の要素がくっついたのが大人なのです。





売れない落語家の師匠が残した言葉が気になる。
本当に戦国時代の平均寿命が35歳くらいかどうかは知らないけども、
もしそうであるならば、戦国時代の人たちは現代の多くの人間よりもっと命を燃やしていたはずだと思った。


人間は平均寿命っていう何の当てにもならないボーダーラインみたいなものを無意識のうちに
インプットしてしまって、自分の人生の時間を決めてしまいがちなのかもしれない。
しかも現代の平均寿命の長さは、生きるうえで、短所になっているのかもと思った。
人生を長いと捉えてしまえば、それだけ蛇足的な生きる時間が発生してしまいそうで。
自分だけだろうか。だから自分の寿命が35歳くらい終わると考えていたほうが幸せなのかも。
命をもっと燃やしていたいから。

ひとりを愛し続ける本 : 遠藤周作

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嫉妬心について詳しく描かれるいつもの先生流エッセイ。




・朗らかごっこ

・子どもは大人が想像するより以上に人生に苦しむものだ。
 子どもは大人と同じくらい、この人生の悲しさを味わうのだ。

・子どもが複雑な心理を持ち、微妙な感受性を持っていることに私たち自身も
 子ども時代に多かれ少なかれ経験したくせに、自分が成長すると、いっさいを
 忘れてうちの子は無邪気だとか、単純だとか、朗らかでと、そういう短絡的な
 形で見よう、見ようとする

・嫉妬にゆがんだ顔ほど醜いものはありません。

・嫉妬はどうもわれわれに劣等観念を持たせる相手にたいして抱く感情のようだ

・嫉妬(自尊心が傷つけられ、コンプレックスが刺激される感情)
 自信のなさが嫉妬心を引き起こす。
 坂道でブレーキがかからず速力を増していく車のよう。

・嫉妬心に駆られたものはたえず想像力を働かせます。

・自分の夫や恋人を同姓に奪われたとき、たいていの女性は夫や恋人よりも
 相手の女のほうを憎みます。が、男のほうは自分の妻や恋人を憎悪する
 気持ちのほうが強い。

・嫉妬の被害を最小限にとどめる方法
 ①嫉妬心の苦しみは根拠のない想像や妄想で起こることを知って、そういう想像を
  できるだけしないようにする。
 ②嫉妬心はあなたの顔を醜くゆがめることを考え、嫉妬のときこそ
  醜くならぬようにしよう。嫉妬でゆがんだ顔はかえって夫や恋人を遠ざける。
 ③嫉妬心はコンプレックスからきていることを承知しておくこと。

・夫は体だけあの女に貸して、心はここに残しているのだ

・あまたの顔を持ちプリズムのような自分を使い分けて生きている。
 それが人間の生き方だと思っている

・社会道徳などは時代や環境がかわれば変化するもの。大事なのは
 社会道徳ではなくて、人間としての在りかた、生き方のほう。

・憎が愛と背中あわせである感情

・人間の誰しもが持っている残酷な破壊衝動「激情(レイジ)」

・結婚生活をふくめて、どんな生活でも、生活である限り、うらぶれて、地味で、
 色彩に乏しいものです。夫以外の男性と関係を結ぶ人妻は、現在では、
 4,50%ぐらい、いると聞きました。

・女性は男よりも倫理観に欠け、さらに他人の眼、他人の非難を強く気にするものです。

・結婚という場に情熱を起こすことは嫉妬のときをのぞいて不可能である

・姦通とは、結婚生活に欠けたこの情熱をふたたび求めようとする足掻き
 姦通は苦しみ、不安、罪の意識が伴う、恰好の情熱発生の場だから。

・嫉妬、苦しみ、劣等感、さらに罪の意識がかえってあなたの執着をあぶる。
 姦通は苦しいものと同時に、その苦しみは背中あわせ。いいかえれば、
 情熱の極致は姦通につきる。

・女性にとって鼻持ちならぬのは男の、自分の家庭をふり捨てられぬ小心さや、
 臆病な姿、そしてそれを自己弁解するあの小ずるさ

・結婚生活のなかに、かつて恋愛をしていたときのような情熱をふたたび
 見つけようとするのは愚か。
 では何があるのか。情熱の代わりに連帯感と多くの人のなかからこの人が自分の
 人生の伴侶になったというふしぎな縁の尊重を大切に大切にすること。

・恋情の炎に焼かれた女の辛さ

・女性にとって一人の女の失敗や愚行や過失は女性全体を侮辱するように感じる。
 このような感情は男性にはない。

・「こんな女に誰がした」というのが、どんな過失を犯した女の心のなかにも
 あるのではないか

・抑えつけている欲望や衝動は決して消滅しない。噴出のチャンスを待っているだけ

・消すことのできぬ私の影の部分なら、それを率直に肯定しよう

・あなたの素顔を認めないことは結局、御自分の人生を偽善的にしてしまうのでは
 ないでしょうか。あなたの半分の部分を偽り、他人や社会にあわせて見せている姿
 だけをすべてとして生きねばならぬから

・どんな人にも優しく、またどんな人にも優雅だった。本当の教養と優雅さ

・別々の自分が合体したものが本当の「自己」

・いい庭を見ていると、心がしーんとします。
 われわれの心のなかにはこの「しーん」としたものにたいする憬れがある。

・散文的で、だらしなく、うす穢れたわれわれの日常生活にも「しーん」とした
 何かが入り込んでくるときがある。その時を私は「人生の時」とよびたい。
 それは「生活の時間」にさしこんできた「人生の時間」なのだ。

・しーんとした人生のときが多くの場合、苦しみとともに訪れる。
 それは心を覚醒させるもの。

・デス・エデュケーション(死支度)とグリーフ・エデュケーション(苦しみに勝つ教育)

・不治の癌にかかると、我々はまずなぜ自分ひとりにこの不運が与えられたのかという
 嘆き、恨み、怒りが襲い、次に医者や神に何とか助けてくれ、そうすれば
 今後はこうするからという取引の心理がつづき、最後にすべてが駄目だとわかると、
 はじめて死を静かに受容する気持ちになるそう。(アメリカ人キュープラ・ロスの死
 の心理)

・生命力(ライフ・フォース) 進化的運命(エボリューショナリー・デスティニー)

・神とは我々の無意識にあるファザー・コンプレックスの投影である(フロイト)

・人間は胎内と生まれてから3ヶ月以内にその気質や性格に母親から深い影響を
 受けるそう

・生後の赤ん坊で、母親が下の世話を厳重にしてやり、またその後もそこを
 清潔にするように教育された子どもは大人になると、実直、真面目、きちんとした
 性格に成長するが、他方、狭量になったり、ユーモアを欠く糞真面目性格になる
 可能性も生まれる(フロイト)

・自分のコンプレックスを子どもに押し付ける方。間違い。
 親の自己満足のためにある教育。

・外形とちがう内側に端的にあらわれるのは食事の仕方。
 ボロが出るのは食事の仕方。

・「けなされる」ことによって発奮するものは20%

・教育とは親の幸福感によるもの

・我々の意識のなかには、弱いもの、無抵抗なものを苛めることに楽しさを感ずる
 快楽本能がある

・離婚とは情熱と愛とをとり違えた行為だと思っている頭のふるい男

・ネアカの性格もネクラの性格も後天的には生後3ヵ年のうちにきまるという。
 それは母とスキンシップがちゃんと行われたか否かによるのだ。

・若いときは人生の謎と意味とが解けないから、我々は生きるのであり、
 生きるのに値する。

・シュタイナーは人生を3つに分けて、
 若いときは肉体の季節、中年は心の季節、老年は霊の季節だと言っている。
 若いときは我々は元気で人生を肉体を通して享受することができる。
 老年は霊が活動しはじめる季節。霊とは肉体や心が享受したものに意味を与える
 深い智慧のことだろう。

・ロス女史は死にかかった子どもたちに「死んだらどうなるのか」ときかれると、
 蝶の話をするという。
 「わたしは蝶々のシンボルを使います。ねむってしまうんだとは言いません。
  天国へ行くとも言いません。からだはまゆのようなもので、そのまゆが修理
  できぬくらい、こわれてしまうと、蝶々を解き放つの。それがまゆよりも
  すばらしいことをわかってもらえると嬉しいな。というのです。」




この本では、嫉妬心の捉え方についてが一番参考になる。

当たり前のようだけど、実際、嫉妬に駆られたときの人間は狂おしいほど無様。
そんな人間になりたくはないから、読んでおいて損はなかったと思う。



あと、個人的なことだが、職場で妊娠をしている同僚の方がいるので、
赤ん坊の人格形成についての文はおもしろく読めた。
自分が赤ん坊の頃は、母親がどう育ててくれたのかわからないけど、
きっと下の世話をちゃんとしてくれたんだろう。そう思っておこうと思う笑


表紙のイラストも気に入っている。



デューク : 絵國香織

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文・絵國香織、画・山本容子の大人の絵本。



・匂やかな風

・デュークはとても、キスがうまかった。

・次の日も、私はアルバイトに行かなければならなかった。玄関で、みょうに
 明るい声で”行ってきます”を言い、表に出てドアをしめたとたんに涙が
 あふれたのだった。

・12月の、しかも朝っぱらからプールに入るような酔狂

・今度は私が、”いいところ”を教えてあげる番だった。

・銀座、ゆっくりと夜がはじまっていた。







山本さんの画がいい。
寂しさがこぼれてる。でも、あたたかい。


一読するだけで、絵國さんらしさがわかる文体もいい。





自分自身、子どものころ、ペットを目の前で失ったことがある。
そのとき、どうしようもなく泣いた。ただただ泣いた。

命の大切さと儚さを同時に知った思いだった。

それ以来、僕の親は「大きなペットを飼うのは死んだときかわいそうだから。」と
飼うのを避けていた。
僕の心境も実際そうだった。



でも、それでも最近は生の喜びを生きているうちに
十分に浴びていたいとも思う。

誰しも死ぬために生きているようなものだけど、それだけの価値が動物と生きることにあると思う。



あったかかった。

「すぐやる人」になれば仕事はぜんぶうまくいく : 金児 昭

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経済評論家であり、民間エコノミストとして活躍されている金児昭(かねこあきら)氏の仕事論。




・モットー 1.正確さ 2.迅速さ 3.誠実さ

・誠実さは、どんな仕事を遂行する場合にも、必ず心がけなければならないこと

・自ら進んで他人のことを慮る人が増えれば、どれほど仕事はスムーズに
 進むだろうか。

・「ちょっと面倒くさいな」と思うこと→私は「しめた!」と思うようにしている。
                   分析の材料がひとつできたから。

・「すぐやる」には、2つ以上のことを同時にこなす努力と工夫を重ねること

・忙しいときほど、やるべき仕事、行うべき課題が次から次へと見えてくるもの。
 仕事が見えてきたということ。 忙しいからすぐできる。

・忙しがっている人は、「自分が忙しいことを自慢する気持ちが強い」という傾向を
 もっている

・弁護士は弁護士業務に専念し、秘書的業務は秘書に任せる。そうすることで、
 仕事全体の能率は最大級に上がる。
 他人に仕事を任すことができず、いつも忙しくしているような人は、概してまじめ
 で気が小さく、しかも完全主義者で、責任感や義務感が強い人に多い。
 こうした人の行動様式が極端に走ると、自分や他人にプレッシャーを与え、
 迷惑をかけることが往々としてある。

・自分の責任と義務の範囲をしっかりと認識しておくことは、
 仕事を進めていく上で大事なこと

・忙しそうでない人には話し掛けやすい。いろいろな情報も、自然と集まってくる。
 コミュニケーションがよくなり、どんな人に何を頼めば最適かということも
 わかってくる。
 私は、できれば、そうした人になりたいと思いながら仕事をしてきた。

・仕事をやりっぱなしにせず、必ず見直す癖がついている人は、どんなに時間がなくて
 も無意識のうちになんらかの見直しを行っていて、そこで重要なミスを見つけ出して
 いるものである

・本当に意思が通じ合うのは、やはり面と向かって膝をつき合わせて話をすること

・「人と会うのは、なるべく早く」は、私が会社生活の中で教えられたこと

・いかにも「忙しい」という印象を与えることで、自分の優位性を保とうとする
 人もいる。逆効果。

・自分の意に反して人を待たせると、後ろめたい気持ちになって、相手に対して
 やさしくなるもの

・何事においても、すぐに決めて早く実行に移し、早く仕事を完遂してしまうのが
 よいと言われる。

・私は人一倍考える。同時に私はせっかちだ。
 よく考えて、決断は早く。
 熟慮とせっかちは矛盾しない。よく考えるせっかち者が、仕事を上手に早くやる

・長い人生の間では、私はプロセスのほうにより価値があるように思う。
 学ぶべき、得るべきものは、すべてプロセスの中にある。

・自分固有のしっかりとした考え方をもちつつ、意味のない他人との
 対決はしない

・完成予定時間のなかに、のんびり予定時間を入れる。のんびり時間に主体性を
 もたせるとよい。その時間で、日ごろ怠っていることや遊びらしきものを入れる。

・自分の足元の「目の前のこと」を一つひとつやり遂げていくことが、
 人間の生き方としても、仕事のやり方としても何よりも大事だと考えている。
 望ましいのは、目の前、今、今日、やるべきことをしっかりとやっていく中で、
 先のことを考えていくこと

・常に先を自分に問う習慣

・何の意見も持たず「どう思いますか?」は相談じゃない

・他人にすぐにやってもらおうと思えば、まずは自分がすぐにやること。
 相手に誠意あるよい仕事を望むなら、自分が誠意を尽くすこと。

・誠実な人はたとえ相手が誰だろうと同じように話しかける「公平感」を持っている

・相手を喜ばせるような行動をとるように努力する!

・情けを一人でも他人に掛けておけば、巡りめぐって自分に良い報いがあるというのは
 確かです。よい人生を送っていく方法

・やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ

・毎日毎日、自分の予定を繰り返し見ていると、仕事以外のことにチャレンジして
 みようという意欲がわいてくる

・短期・中期・長期の会社のことを考える。会社の仕事で自分に
 不足していることなどの解決方法も具体的に立案する

・おきている時間は同じ16時間でも、朝6時に起床して夜10時に寝るのは、
 朝8時に起床して夜12時に寝るのと比べると、人生の中で日々、内容的に
 実りのある、しかも充実した生活を送れるというのである。

・学校で終わるのは知識。

・新しい情報を集めることは大切だが、自分自身の中に眠っている情報を掘り起こした
 り、自分の持っている情報を必要としている人がいることに気付くことは大切

・メモ帳に記入するのは基本だが、急を要するものでなければ「他の人に話す」ことは
 有効。他の人に伝えておけば、自分の持っている情報が必要としている人のところに
 届く可能性が出てくるし、自分が忘れていても伝えた相手が覚えてくれていることも
 ある。

・動く書斎

・月単位でものを考える利便性

・自分の能力を過大評価しないこと。自分自身で「自分は、ある仕事を遂行する能力
 がない」と決め付けてはいけない。

・「できる人が」「できるときに」「できることを」「できる範囲で」
 「できるだけやる」







今まで読んできた自己啓発本といたって内容は変わらないのだけど、
読み返してみて、今必要なことがくっきり見えてくるから助かる。




今回一番グッときたのがこれ。

"他人に仕事を任すことができず、いつも忙しくしているような人は、概してまじめ
 で気が小さく、しかも完全主義者で、責任感や義務感が強い人に多い。 "


たぶん、これ、自分である。
自分がやれば一番早いと分かってるから、自分でやってしまう。
だから、仕事を終わるのが遅くなる。

確かに各々に作業の不得手がある。
今の自分の環境でいえば、
パソコン作業は自分が一番早い。
あの人は商品を加工する作業が早い。
あの人は周りがうまく潤滑するように動くのが上手い。
あの人は専門的な部分でほかの人より上手い。


こうやって自分の得意な部分を各々が発揮していけば、うまく仕事が流れると思う。
でも、実際そうもいかなくて、自分の仕事以上に、他人の仕事に関わってしまう。
そうしたほうが、お客様に迷惑がかからない場合が多いから。

自分にとって第一はお客様だから、それが間違いではないと思ってるけど、
自分を追い込みすぎてもいけない、とも思う。
任せられる部分をどんどん増やしていって、自分をいい意味で楽にさせる仕事の流れを見つけたい。




忙しさに酔っている自分がいるもの事実か。
常に謙虚でありたいものです。
忙しいのが、偉いわけじゃないんだから。





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Hiro

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