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伝説のホテルマンが語る極上のおもてなし : 林田正光

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リッツ・カールトン大阪・支配人。





・親交を深めたいときは、ビジネスの話をしない

・極上のおもてなし3か条
 ー相手に対しては真心と思いやりを惜しまずに接しよう
 -自分に対しては礼節をもって律し、品格を保とう
 -相手と自分とで共有する時間を楽しく幸せなものに演出する、エンターテイナーに
  なろう

・相手を家族の一員と思って接する

・礼節を身に着ければ自然に品格漂う

・長い人生の中で、礼節を持とうと意識して毎日を過ごすか、そうでないかで
 人間性に大きな差が出る

・サプライズがエンターテイメント性の代表例

・笑顔をみせる△ 笑顔をプレゼントする○

・しっかり目線を合わせた上で、笑顔であいさつする

・私はお会いした相手について、必ず5つはほめるところを見つけるようにしている

・出入りの業者さんも大切なお客様だ

・社員が口々に「ご苦労様です・よろしくお願いしますね・いつもありがとうございま
 す」とねぎらいの言葉をかける

・「プラスアルファ」を付加する上でいちばんやりやすく、しかも効果の高いのが、
 周囲のみんなを巻き込むこと

・独自の自分ブランドを形成するには、本物にふれることがとても重要

・手土産を渡すタイミングは、会って最初のご挨拶をするとき

・お会いしたら、いつでこでお会いしたか、どんなお話をしたかを後日すぐに書き入れ
 る個人カード、人脈カードはパーソナルサービスを実現するのにとても役立つ

・「一時間ほどとお時間をいただけるということでしたが、ご変更はありませんか」
 「今日は何時まで大丈夫でしょうか」

・英語ができる、パソコンができる、は代替可能。替えられないのは、社交性。

・別れ際のふるまいで、おもてなしの成否が決まる

・「運転手さん、ご苦労さまです。私どもの大切なお客様を、
 ぜひ安全に目的地までよろしくお願いします」 

・初対面で名刺交換をしたような方にも、「名刺交換御礼」という形で、
 翌日ご連絡を差し上げる

・3:7(自分:相手)の割合で話すとちょうどいい

・当事者として積極的に会話に参加するうちに、社交性も少しずつ身につくはず

・道路を歩く際は自分が外側、相手を内側に。

・不思議なもので、人間はともに飲食した相手に対し親しみを深くします。
 お茶よりも食事、食事よりもお酒

・席に座ったまま待つのは絶対だめ。感謝の気持ちをこめて玄関前で迎える

・若いうちから人に心配りをしている人は、人間的に必ず伸びる。

・お祝いごとではおめでたい気持ちを大げさなくらい表す

・複数の人がお相手のときは、「まんべんなく」がキーワード。

・部下や後輩に対しては「ほめ上手」に。
 部下の提案は必ず肯定する。そして自分が責任を持つから大丈夫と促す。
 その代わり報告をきちんとさせ、実行の前に上司や先輩に意見を求めさせるよう指導

・女性に対しては、相手のあらゆることに関心を持ち、ほめる。

・誕生日にはチョコレートの小箱程度でかまわないので、プレゼント。
 特に女性には喜ばれる。

・叱ろうと思う際、まず部下のよい点を列挙する。

・電話はまず話し続けてよいか尋ねる
 「お話があるのですが、5分ほどお時間をいただけますか」






結局はどれだけ相手に対して心配りができるかどうか。
それを常に考えていれば、いずれ自分なりのおもてなしができるのだろう。

これから、おめでたいことがあったときは、今まで以上にもっと大げさに振舞おうと思う。
あと個人的なことだけど、うちの職場にはおばちゃんが多いから、
誕生日にはチョコレートでも何でも小さな贈り物をすることに決定!
喜んでもらえるなら、やろう。苦手な人にだってやってみよう。
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自分の小さな「箱」から脱出する方法 : アービンジャー・インスティチュート

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人間関係を箱の外と中に例えた全米ベストセラー。






・自己欺瞞(じこぎまん)=箱の中に入っている

・人間は相手が自分のことをどう感じているか察知して、それに対して反応するんだ

・対人関係では不器用であっても、ほかの人間を献身的な気持ちにさせたり、
 仕事に積極的にかかわろうという気持ちを起こさせられる人間が存在する。
 誰もが一緒に働きたがる。

・こちらが外見上何をしているかではなく、心の中で相手をどう思っているかが
 問題。相手はそれに反応するんだから。
 こちらが相手に対して抱く感情は、相手に対して箱の中にいるか外にいるかで決まる

・わたしは自分を何か特権のある優った人間だと考えていた。
 ほかの連中を低く見ていた。他人のニーズや望みは、自分のニーズや望みに
 比べれば、大したことのないごく軽いものだと。

・君は相手を自分と同じ人間だと思っていたのだろうか。
 同じように希望もあればニーズもある人間としてみていたのか、
 それとも相手は単なるもの、脅威、やっかい者、問題だったんだろうか。

・人々をあるがままの人間として見てまっとうに扱うから、みんなそれに応えようとす
 る

・自分をあるがままの人間として見てもらえるとなると、頭の切れる人はさらに頭を
 働かせ、スキルを持った人はさらにそのスキルを発揮し、よく働く人はさらに
 懸命に働くという事実

・相手の名前すら覚える気がない=自分自身が箱の中にいるも同然

・人間というのは、常にほかの人々に対して、箱の中にいるか外にいるかどちらかで
 あること。箱の中外から見た行動は変わらないが、他人に及ぼす影響は違う。
 組織の成功も、リーダーとしての影響力も、箱の中外で決まるといえる。

・自分への裏切り…自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動のこと
 exa.誰かに謝らなくちゃと思い、そうしなかったとき

・いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する
 視点から見るようになる

・自分の感情に背いたことで、真実とはまったく逆の見方をするようになる
 自分自身を見る目もゆがむ

・人は自分の感情に背いたとき、箱に入り、自己欺瞞を行う。
 他人の欠点を大げさにあげつらい、自分の長所を過大評価、自己欺瞞を正当化する
 ものの価値を、過大に評価する。

・わたしたちは人間である以上、ほかの人たちが何を必要としているか、どうすれば
 それを手助けできるかを感じ取ることができる。

・ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格とみなすようになり、
 それを持ち歩くようになる。

・自分の感情に背いていると、自分を正当化するような見方で自分自身を見るようにな
 る。そしてそのイメージを、状況が変わっても持ち続ける。だから状況が変わっても
 相変わらず箱の中に入っている。相手がその自己正当化イメージを脅かすような動き
 をすると脅威だと感じるし、自己正当化イメージを強化してくれる人々のことは、味
 方だと感じる。そのイメージにとってどうでもいい人のことは、どうでもいいと見な
 す。

・箱に入ったままだと、相手のために何かしようという気にならない

・ある場面で自分は箱に入っていると感じる一方、感情には背いていないと感じていた
 とする。その場合、完全に箱の中。

・もっとも優れた自己正当化イメージは、箱の外にいさえすれば、すばらしい性格に
 なる類のもの。

・他の人たちのことを思いやるのはよいこと。でも、自分が自分を他人のことを思いや
 れる人間だと思っているとき、実際には自分ことを考えている

・自分は物知りというイメージがあると、物知りにはなれない

・自分が箱の中だと、他人まで箱に入れてしまう

・こちらが箱の中にいると、相手が問題を起こす必要が出てくる。

・箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分に正当化する。
 共謀して、互いに箱の中にいる口実を与え合う。

・彼らが成果を重視するのは、自分が優秀だという評判を得たり、その評判を
 維持したいからということが多い。そういう人は、他人の成果を自分の成果に
 比べ軽く扱う。

・およそ給料をもらって働いている人間は、給料をもらっている以上、
 会社に協力し、一丸となって成果をあげるよう努力すべき。しかし、ほとんどの
 人はそうできていない。本来の目標に、集中しきれずにいる。

・自分自身のアイデアが一番優秀であると思い込んで、他人のアイデアの優秀さを
 認めようとしないリーダー。
 自分は心が広いと思い込み、物わかりのよさを裏付けるためにも、部下を否定的
 に見ざるを得ないリーダー

・相手のために何かをしたいと思うこと=箱の外に出る
 相手を人として見ている。

・箱の中にいると、コミュニケーションが上手であろうとなかろうと、箱の中にいる
 ことがあいてに伝わってしまう

・たいがいの人が、人間関係の問題を、さまざまなテクニックを使って修復しようと
 するが、こういった問題は、実は、やり方が下手なせいで起こっているわけじゃない。
 自分への裏切りが、原因なんだ。人間関係が難しいというのは、解決不可能だからで
 はなく、よく見かけるこの手この手の解決法が解決になっていない

・相手は自分とは違う一個の独立した人間であるという事実

・相手を、自分と同様きちんと尊重されるべきニーズや希望や心配事を持った
 一人の人間として見始めたその瞬間に、箱の外に出られる

・相手を責めている場合は、必ずこちらが箱の中に入っている

・自分への裏切りからどれだけ自由でいられるか

・知るだけでなく、それに即して生きなくてはならない







20歳のころだったと思う。この本を書店で見つけて、自分って箱に入ってたんだなぁと感心したのは。
(箱入り息子)

結局は、自分自身を変えない限り何も変わらない、ということなんだけど、
箱に入っているのか外にいるのかで例えているのは分かりやすい。


あと自分自身、他人よりちょっと仕事ができると他人を卑下(といったら言い過ぎかもしれないが)
してしまう面がある事実。これこそ箱に入っていると言えるんだろうなぁ。情けない。

いつも人を人としてありのままに見つめていたいものです。
その人の存在を認めるってすごく大事だから。




なぜあの人の話し方は「知的で華がある」のか? : 大嶋利佳

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知的で華のある女性を目指す本。仕事で役立つ内容が多い。



・華がある人
 -なぜだか、あの人がいると周囲が明るくなる
 -特別着飾っているわけでもないのに、つい目を引かれる
 -いつも明るく、自信を持って堂々と生きている
 -そんな人にあうと、こっちまで元気がもらえるような気がする。

・知性とは、周囲の状況や自分の将来をしっかりと見つめた上で、
 自分自身を大切にし、もっとも自分を向上させる選択をする力

・心を強くする努力の方法。それは、自分の使う言葉を強いものにすること

・相手と親しくなりたい、信頼関係を築きたいと思ったら、まずはほめること

・人をほめることが大切なのは、それが私たちをいろいろな意味で大人へと成長
 させてくれるから

・ばくぜんとした感覚的なほめ言葉は、実はあまり効果的ではない exa.美味しい
 自分が発見した事実を具体的に指摘すること exa.材料が新鮮ね! 丁寧に下ごしら
 えしてありますね

・いくつになっても「ほめられたい」と思ってばかりで、自分からは人をほめられない、
 という人もいるものです。人をほめるとは、大人へのステップをあがる行為。
 もう自分はほめられる立場ではないと自覚し、周囲をほめようと努力することが
 成長を促します。

・効果的なほめかたをしようとすれば、自然に物事を見る目が深まり、感性も
 養われ、知識も増えていく。

・少々お待ちください △
 4分ほどお待ちいただいてもよろしいですか ○

・目上の人をほめるときには、相手を評価するような言葉は使わないこと

・客観的に物事を見られる人は「いいところはいい」と評価する姿勢が身につく

・褒めるとは、事実を認めること

・よくない励ましの例
 ーあなたはまだいい方よ。
 -男なんて星の数ほどいるんだから。…他のこととの比較は無意味
 -大丈夫。そのうちきっと見つかる…根拠がない。あなたにはこんなにいいところが
                  あるから大丈夫、のように理由をつけること。

 -わかる。私もそうだった。…自分の経験と相手が今、感じているものは同じじゃな
               い。自分の体験を語りだすのもNG
 
・悩みや苦しみを抱えている人には、あれこれ言わず、ただそばにいて、相手が
 求めるならば話を聞いてあげる、という対応が一番良い。
 苦しんでいる人を無視せず、しかし必要以上に相手の心に踏み込むこともしない。

・そう。忙しいの・・・。-相手が言いたいことが言えるように促すのが聞き役

・人を微笑ませる言葉
 ○わからないことはなんでも・・・・課長に聞いてください
 ○今日はお天気にも恵まれ、絶好の・・・会議日和になりました
 
・一部の人から嫌われるほど強い個性を持っているからこそ、大勢のファンをひきつけ
 る

・余計な気を回さず、さわやかに断ることが、自分を大切にすることにつながる。

・注意するときは「相手が悪い」ではなく、「とった行為がよくない」と意識する

・人の品格が一番現れるのが、普段とは違う強い感情が垣間見れるシーン。
 特に、注意や指導する場面では、厳しいことほど美しい言葉で、と心がける

・私はできない。だから、今、苦労しています。あなたにはそういう苦労をして
 ほしくない。

・きつく叱りすぎたら泣いてしまった、落ち込んでしまった、という場合にもっとも
 避けるべきなのは、謝ること。

・わがままと自己主張は違う。
 わがままは周囲を考えずに、感情的に好きなもの、好きなことだけを言いたてること。
 自己主張とは、周囲の状況、そして自分の本当の気持ちから判断して、最も正しい
 と思うことをためらわず主張すること

・論理的な話とは
 「こうだから、こうなる」「冷静な話」のこと。主張、理由、根拠の3点が論理を
 構成する基本の要素。

・結論を最初に言うと、話がわかりやすくなるし、何かを主張したら、理由を
 きちんとつけるだけでも説得力は上がる

・15秒で言うとしたら、と考える
 15秒で言いたいことを言い切ってしまい、その後、時間があるようなら付け加えを
 する。自然とポイントが先にでる

・●知的な話をするためには
 体験を増やすこと。他の人の意見や体験談を収集する。書籍などから情報収集。

・活字に親しむことが知識を身につける第一歩であり、基本。
 周囲にあわせていては、レベルの高い人間関係は作れない。







本のターゲットが、20,30代OLに見えるけど、まぁいいかと読んだ。ゲイだしね。




自分自身、常に知的に生きたいと思っているので、おもしろかった。
最も、自分にはまだまだ知識も経験も人とのかかわりも足りていないので、まったく知的ではないのだけれど。


男なりに「華」も持っていたい。基本的に女の人に負けたくないんだろうな。

なんだか自分の在り方について考えさせられた。
こんな本ばかり読むから、どんどん現実世界の人間からかけ離れていくように感じるんだろうか笑


ファッションブック 男前になってほしい : 大橋歩

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ファッションの基本知識。





・いい靴をはいている男たちは、どの人も魅力的な男たちに見える恰好をしている

・まず男の服にはスタイルがある。大きく分けて
 ブリティッシュスタイル
 アメリカンスタイル
 フレンチスタイル
 イタリアンスタイル
 が基本型で、デザイナーズブランド物は、その基本型を今年的感覚で応用
 していると思ってよい

・アメリカンスタイルは、英国スタイルを基本にしているが、第二次世界大戦後、
 ナチュラルスタイルになった。

・日本の大人の男性に、それもごくごく普通の男性におすすめするのは、英国スタイル
 とアメリカンスタイル。何故純粋なフレンチスタイルとイタリアンスタイルを
 おすすめしないかというと、派手すぎるから。
 肩から背中にかけての骨格と肉付きが日本男子はあまりにも貧弱すぎて、
 服のシルエットを損なう。

・体型は厚みのない胴長短足が特徴の日本人。あまり目立つ色、明るい色は似合う
 わけがありません。グレー系、紺系の色は、日本の男たちを落ち着いた男に
 見せてくれていると思う。

・スーツのルーツをさかのぼってみると、くつろぎとしての服だったそう

・1877年にイギリスの大学のボートクラブが真紅の上衣を着て出場したことが、
 ブレザーの誕生といわれる。

・ブレザー…ダブルのものはシングルのものより多少ドレッシーに見える

・シャツはもともと頭からすっぽりかぶるシンプルなものであったそう。
 19世紀になって、現在のシャツのように改良された

・防水コートは戦争での必要性から発展したと聞いている。トレンチコートは
 第一次世界大戦の塹壕(ざんごう。トレンチという)の中で兵士たちが着用
 したものだそう。

・ダッフルコート…スポーティーなコートだが幅広く着る

・ピーコート…スポーティに着る。もとは水夫の上衣。

・モーニングコートが、昼間の正礼装。デールコートといわれる燕尾服が夜の礼装。
 タキシードは夜着用する服。別名ディナージャケット。

・タイピンで真珠や宝石を扱ったものは、礼装用。ビジネススーツに使用するのは
 間違い。

・アランセーター…漁師たちのセーターがもとになっている模様編みのセーター。

・ラムウールのVネックセーターはキャメル色のようなものだったら、
 ツイードのスポーツジャケットとよく合う

・柄のある編み込みセーターはラフ。アウトドアスポーツに似合う。散歩着にも。

・ネクタイ…Vゾーンの深い上衣には、あまり細いのだとみみっちく、
      あまり太いのだと野暮ったくみえる

・蝶タイ(ボウタイともいう)。ひも幅が広いものを蝶のように結ぶとバタフライ、 
 幅の狭いものを結ぶとチビタイ、と呼ぶ。

・モーニングコートなどに幅広いタイを結ぶことがありますが、アスコットタイという。
 ペイズリーやドットなどのやわらかいシルクで出来たアスコットタイはシャツの下に
 使用するとスポーティに見える。また、高年齢の人の首のしわをいい具合に隠す。

・しっかりしていてはきこなしたプレーントウに、ダブルブレストのブリティッシュタ
 イプのブレザーに、濃いグレーのスラックスの年配の男の人を見かけたとき、平凡な
 いでたちの中に生活に対する本当の意味でのレベルの良さを見た気がした。

・男性のおしゃれは靴で締めくくります。

・商品のマークで男が上がることは絶対にない。男は自分の内容で男を上げるものだと
 思い込んでいるから、高級ブランドマークつきバッグは良い男には似合わないと
 言い切りたい。

・ベルト…靴と同じ色合いの品質の良いベルトが適切。

・靴下…ワンポイントものもビジネスにはよくない

・ブレスレット…金の太いブレスレットは、成り上がり者の、知性のなさをうかがわせ
        る小道具です。お洒落のセンスの良い、男としてハートも豊かな人は
        しないものです。





もともと1989年に初版されているので、トレンドなどの内容が今の時代とずれているけど、
それでも参考になる。ファッションに超ウトいから。

著者はイラストレータなので、各々の服が描かれており、あぁこれはこういう名前があるのか、と
気付くことも多かった。


基本的には著者の考え方は正しいと感じる。
ブランドもの(特にアバクロとか、ゲイの世界で多くの人が着ているもの)に走ってしまいがちだけど、
やっぱり大事なのって、自分の内容であって、服のワンポイントじゃないんだよ。
もちろん高い服は、品質も充実しているけど、結局は安くても自分にしっくりくるものを選んでしまう。
逆にブランドでガチガチに固めたような人(シャネルとか、グッチとか)を見ると、
ちょっと悲しくなるのも事実。もちろんそれが一番似合う人もいるわけだけど。

服に溺れない、翻弄されないようにしたいものです。


勉強になってよかった。

快楽の動詞 : 山田詠美

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文学とセックスの関係を笑いのめす小説集。




・純文学には性的快楽の絶頂を表す描写もない
 「いく」などというそんな平易な言葉では誰も表現していなかった

・「いく」は「私は恋人と寝床に入り幸福のきわみにまでのぼりつめ涙する」と
 同義語だったなんてー!!

・私は死ぬ。相手を自分に向かせたがる自意識過剰な人間の脅迫の台詞には最適

・死ぬという言葉を性行為の最中で口に出すような熟練した男女がいたかどうか

・文学はいらないと思う人は多いだろう。そういう人々は、本能に理由を
 つけない。正直である。そして退屈。

・その手の会話というのは、何故こうも陳腐。甘いささやきと本人たちが思うのは、
 単なるほそぼそ声にしかすぎない。それが「いく」と「死ぬ」で完結している

・快楽と幸福は、時に同じ意味を持つが、そのつながりを引き立たせるのは、死を認識
 したとき

・私は、ずるのない言葉が好きだ。正直な快楽の言葉は大切にしたい。
 死ぬでもいくでもいいじゃないか。けれど、そこに、さりげない媚が加わるのは
 趣味ではない。

・英語では「いく」ではなく、comeと言う。来るのである。
 日本語の場合は、お互いが「いく」のだから、二人とも、同じ方向を
 向いている訳。英語のセックスは向かい合い、日本語の性は同じ方向を向きながら
 する、すなわち永遠の後背位。

・人間が異性を好ましく思うとき、ほめ言葉は常に陳腐の羅列。どんなに
 複雑な魅力を持った男性も、「すきっと、さわやか」には適わない。

・ことわりなしに自分の真意を汲み取らせようとすること。これが自己主張でなくて
 何だろうか。相手の時間と感覚をしばし自分のために使わせる、日本語とは、
 ある種、傍若無人な言葉。

・人は何故、恋愛の最中に否定ばかりしてしまうのであろうか。

・日本語ほど否定をもって肯定する言語はないと思う。

・「いやよ、いやよも好きのうち」=男性の性的願望を言葉にしたもの
 日本男性が否定語によって欲情し理性を奪われてしまうのを責任転嫁して、
 自らの根拠を見つけ出そうとした隠喩

・親密な相手と汚れを交換することは、相乗効果を生み、ますます貴重な汚れを
 作り出す。

・ロマンやエロスは臭気に弱い。機知という名の臭気である。

・お洒落と駄洒落は雲泥の差
 洒落のダンディズム化は凡人のなせる技ではない

・駄洒落の駄を処刑

・ユーモアとは、いつでも独自なのである
 ユーモアはあらぬ方向に進んでしまう自堕落な美女

・駄洒落が学業なら、ユーモアはアート

・駄洒落は、ロマンとエロスの天敵

・避妊の方法としての駄洒落は、コンドームより確実だ。エイズの予防にも。

・知性は、奪うだけでなく与えることもしなくては。

・作家の美食もすぎると、ただ意地汚いだけなのに気付かないから、文体にも
 コレステロールがたまり続けてる訳よ。

・かぎかっこに監禁されちゃう

・もてない人間は、偶然というものを信じすぎているのではないか。
 起こりえない偶然だからこそ饒舌に語り尽くそうとしているのではないか。

・偶然と空虚って似ていますよね。
 ぼくなんて、いつも駅で、素敵な女性と出会わないかななんて思ってますけど、
 素敵な女性がぼくに目を止めてくれることなどないんです。
 彼らがシャンペンを飲んで女の人と寝ちゃってるのは、彼らがそれを
 望んで努力しているからと思うんです。

・怠惰をバブルがはじけたと呼んで貧乏を憂えている。

・ぼくは、ポルノによって、セックスをしたいとは思わずにオナニーをしたいと
 願ったのです。変ですよね。終わった後、ぼくは、ほんの少し自分のことが
 嫌いになりました。

・私は、オナニーが好きだ。何故なら、それは自分で選択できる行為だからさ。
 セックスじゃそれはできない。感動巨編になってしまう。

・セックスをすると他人ではなくなるのか。

・卑猥って重要な要素だわ、体を刺激するには。

・押し殺した声に徐々に色を付けていく。

・ただ欲しいという欲望を瞳に浮かべるとき、どうしていつも少年や少女の傲慢さを
 取り戻すのか。

・セックスにおいて擬音をつくりだすものは何か。液体。汗、唾液、体液である。

・「いくつに見えますぅ?」本気で彼女の年齢を知りたい人など、誰もいない。

・ウィットが無意識に係わるものであるのに対して、ユーモアは超自我が自我に
 与える慰安であるbyフロスト

・文学とは様々な作品が生み出すひとつの伝統の「場」のこと
 ひとつの作品が伝統と関係するその関係の仕方が文学。







きっと書いててすごい楽しかったんだろう。そんな内容。

著者の感性、というかモノの見方はとってもおもしろい。
「なるほど」って思える部分がいくつもあった。


セックス中に聞こえる言葉って、本当に陳腐。

でも、それでいいと思うし、それがいいんだとも思う。
だって、セックスに文学要素が加わったら、すごいクドくて、
かえって冷めて見えて聴こえてしまうと思う。

だから「イク」とか「死ぬ」にすべての想いが凝縮されてるのかな。
日本人だけかな?笑







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Hiro

Author:Hiro
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