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とっておき作品集 : 江國香織

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処女小説、絵本、短編小説、家族の記録=ぜいたく。
著者の人間性が分かるような作品。




・上映中はノースモーキング、ノードリンイング、ノーセックスです

・この巨大な国で、一人っきりでいられるほど、どちらも強くなかったのだ

・rice(米)というとlice(しらみ)に聞こえる

・私はここで過去を持たず、過去を持たないということは、結局何も持っていない
 ということだった

・恋をするたびにいつも真剣になれたらどんなにいいだろう。

・スパニッシュは愛国心と仲間意識がけたはずれに強い

・まわりから孤立すればするほど、彼らは2人きりで純化されていくようだった

・彼女の美しさはどこか植物的だった。はかなげで、ピュアだ。
 水がなければ、すぐに枯れてしまう。

・ギネスブックにのるほどの長いキス

・いつも母国語ではない言葉でコミュニケートしているのだ
 愛をささやくのも、すべて英語なのだ。何て、不安定なことだろう。

・薄い薄い笑顔。一枚はがしたら少しも笑っていないにちがいない笑顔。

・私ね、世の中に、悲しい結婚式があるなんてこと、この間まで知らなかったわ

・「部屋いっぱいに夢がたちこめているの。だからその空気に水をさす人が必要なの」

・姉は、悲しいときや辛いときには泣いたことがない。衝撃を受けたときにだけ、
 泣くのだ。







処女小説「409ラトクリフ」は純な愛が描かれている。

恋をするたびにいつも真剣で、いわゆるゾッコンになる登場人物は、
とてもピュアだな、と思った。
愛すことで、ようやく生きながらえられるような。
正直、うらやましいな、と思う。そんな人間になれるのだろうか。




この本のハイライトは著者の父が残した江國香織の記録。
生まれたときから6歳ごろまで綴られているが、これがまた楽しい。

著者がいかに幼少期から感性豊かであったか、物語っているよう。
そして父・滋氏の文才を確実に引き継いでいる。

こういう親が残す子どもの成長の記録、みたいなものを普段は読まないので、
感動すらしてしまった。

子どもに限らず、人の成長を見ることができるのは、本当に楽しいことなんだと思う。



残念ながら自分は子どもを持つことが容易ではない人種なので、
悲しい気持ちにもなったりした。
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会話がとぎれない!話し方 66のルール : 野口敏

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読んだことを公開するのが恥ずかしいけど、記録として。
だって、苦手なんだもの。会話。





・聞き上手は、うなずき方ひとつ見ても、話しての気持ちの変化に合わせて、
 ゆっくりうなずいたり、強く短くうなずいたりして、ちゃんと変化をつけています。
 これが話し手から見ると、すごく熱心に聞いてくれる感じがする。

・相手の感情がプラスかマイナスかを察知して「うわー」「きついー」「すごい」など
 と、とにかく反応してあげよう。

・沈黙が訪れてもドギマギしない。5秒くらい、次の言葉を待つ

・本当の聞き上手は、質問より「待つこと」を優先します。
 なぜなら質問は、質問者の「聞きたいコース」に話し手を誘導するものであり、
 「話し手」の「話したいコース」から外れてしまう可能性があるから

・♪をつける。 「うらやましい」とか「素敵」などのニュアンスがこもった
 「横浜でですか♪」にならなくてはいけません。「♪」のところが大事。

・なんでもかんでも「大変」を言うと、言われたほうは「本気でわかってくれてはいな
 い」と受け取ってしまう。→大変にかわる表現力をつけること。
 残業ばっかり→「それはしんどいですね」
 子どもが4人いるんだ→「それは楽しみですね」

・話に詰まっても、ムリして質問を投げかけなくてもいい。ひたすら
 「共感の言葉」を送ればOK.

・沈黙を埋めるためになんとか話題を見つけて話し続けようとする人と一緒に
 いると疲れるものです。

・どのような場面でも、軽い世間話などをしながら、あなたの人間性を伝えていき、
 親しみを感じてもらえるぐらいの話す力は必要。「気持ちのちょっぴりオープン」

・話すときは→自分の性格、人柄がわかるエピソードを話す
 質問するときは→相手の性格、人柄がわかるエピソードを引き出す

・降水確率何%だと、傘を持つ? お天気の話はどんな人でも食いつく

・至らなさを話題にできるようになれば、人間としての幅が広がったような自由を
 手にできます。

・愚痴は嫌われる→カラッと話せば、ほとんどの人は笑いながら聞いてくれる。
 怒りの気持ちは、暴力や暴言、陰湿な復讐心に発展しなければ、感じていい大切な気
 持ち

・人と少しでも関わりが生まれたときは、面倒くさいからなどと逃げないで、
 しっかり関わりをもつことをお勧めしたい

・お年寄りに席を譲る際、
 「おかけになりませんか」→「結構ですよ」→「どちらまでですか」→遠そうなら
 「遠いですね、ぜひおかけください」。これで必ず座ってくれる

・会話が苦手な方=感情を抑圧した方

・比較的使いやすい質問
 「ムッとくることもあるでしょう」
 会っていきなり使うと相手も面食らうでしょうが、しばらく世間話をしたあとで
 この質問をすると、多くの人が信じられないぐらいの勢いで話してくれる。

・ネガティブな感情を上手にたずねると、誰もが心から笑顔になれる話題を引き出せる
 「課長も私たちを指導するのが、嫌になることもあるでしょう」

・「・・・なんでしょうね」は、相手が自由に考えられる質問
 楽しかったのでしょうね。といわれると、答えに制限が少ない。
 「寒かったですか?」より「寒かったでしょう?」
 「お忙しいですか?」より「お忙しいのでしょうね」

・会話のきっかけの質問は「・・・なさるのでしょうね」と柔らかく尋ねる

・相手の気持ちが大きく動いた話なら、すかさず「そのときはどんな気持ちでした
 か?」と尋ねる

・「どうでしたか?」はイメージがまったく浮かばない質問になる

・相手に話しかけられた→まずは共感する→「えっ、○○ですか」→気持ちに焦点をあ
 てる

・話題は相手の中にあり

・誰かの問いかけに対する返事にも、「ちょっぴりオープン会話」は重宝する。
 「はい」の返事に少しだけ「自分の話」を付け加えてみる

・ねぎらいの言葉。いたわり。相手に話しやすい人だな、と思ってもらえる。
 「こんにちは」のあとにすかさず、「今日は暑かったでしょう」とねぎらえば、
 相手も「本当に暑いですね」と必ず返事をしてくれるはず
 ねぎらいの言葉は、あくまでも「・・・だったでしょう」と相手に向けて使う。
 「暑いですね」ではねぎらいにはなりません。

・話しかけにくい人には少し会話ができたらそれでよしと考えて、微笑を送って
 早々に切り上げる。

・話題が尽きたときに、いちおしなのは相手の持ち物。

・はじめて会う人たちの輪に入っていくとき、挨拶に加えてアイコンタクトを送る
 ことでメッセージがあるよ、と強いサインになる。

・名前を呼ばれて無視できる人を、私はいまだに知りません。

・日本人は、ほめられるのが苦手。実はシンプルで、人間関係の距離を縮める
 効果的な方法がある。それが気付くこと。
 「あ、髪を切りましたね」「もう半そでですね」

・打ち解けていない人と話すときには、はじめは答えやすいようにクローズドクエスチ
 ョンを使ってみましょう。

・どうしたら人の名前を覚えられますか?
 その秘訣は、相手の名前を覚えることが相手を大切にすることであり、
 相手に喜んでもらえることであることを強く意識すること
 会話のなかではなるべく「○○さん」と呼びかけよう。

・相手の間違いは正さずに質問する。自分の価値観は横において、
 「あなたは・・・なのですね」という言い方をマスターしましょう。

・恋人や友達をつくりたいなら、自分からメールなどで連絡する。
 感謝やねぎらいの言葉を伝えるのがお勧め。





何度もこのテの本を読んで思うのだが、「人の名前」が呼ぶのが苦手。
けっこう「すいません。」で済ましてしまう。臆病だから。

その重要性ぐらい分かってるつもりなんだけど、苦手な人にはどうしても
話しかけずらく、名前を呼ぶ機会を作ることができない。

そのたびに「あぁ、自分の馬鹿。。」と思う。


そろそろそんな自分を変えたい。


結局、会話を続けるコツは積極性が一番なんだと思う。
消極的な人間と話をしたいと思わないように、自分に興味を持ってくれている!って思ってもらうには、
積極性が大事だろうなぁ。分かりきったことだけど。


残念な人の仕事の習慣 : 山崎将志

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著者の言葉の感じ方が的確。



・残念な人は何かが間違っているために、結果が今ひとつになる。
 その何かとはモノゴトを考える・行動するにあたっての「前提条件」

・残念な人は、口では謙遜しつつも実は自分の能力を過信する傾向にある。

・一流選手は、来た球を打っているのではなく、仮説検証型でやっていた

・自分以外との関係性のなかでモノゴトを見られないことが残念

・日々の仕事を、二流は「単純作業」と嘆き、一流は「実験の場」とする

・「無価値な熟練」は世の中に溢れている

・会社全体を見て、売り上げと利益の総面積を最大化するためには
 どうすればいいいかという発想をもつ

・実はうまくいっているビジネスは随所に「損してトク取れ」方式が隠されている

・リスクマネジメントこそが利益

・食事というものは、1品当たりいくらというよりは、「この店で食事をすると
 いくら」という感覚で利用する面がある。

・英語を勉強してから英語を話す環境を探すのではなく、英語を話さなければ
 ならない環境に身を置く、あるいはつくるのが先である。
 仕事においては勉強→実践ではない。実践→課題の発見→勉強の順番が
 常に正しいのである。

・どんなことでも自分たちのメリットになることはないか、を一生懸命考えている

・ホテルのコンシエルジュは、「トンボの目とダンボの耳を持て」と言われるほど、
 目だけでなく耳などの5感を研ぎ澄ませて客の要望を察知する。

・私はこの、「お疲れ様です」という挨拶が苦手である。
 「いや、まったく疲れてません。楽しくてしょうがないです。」と言いたくなる。

・私は、「どう思う?」という質問が苦手である。
 どう思う?と聞かれても、どう答えたらいいかわからない。質問の意図がわからない
 とき、勝手に想像して答えてはずしてしまうのも時間の無駄
 どう思う?と質問する人も、それに何も考えずに答える人も残念

・「なります」という表現は自分の意図とは関係ない、決まっていることだ、という
 主体性のなさを感じさせる。

・自分が決められる立場にあり、その結果を話すときに「なります」という言い方を
 するのは、どう贔屓目にみても、主体性を持って仕事をしているようには思えない。

・つまり、嫌な言い方というのは、相手がどう答えていいかわからない言い方

・「いえいえ」と答える人が残念なのではなくて、相手に「いえいえ」と言わせている
 私が残念だった

・提案や議論の内容がまともなことは大前提で、人として付き合えるかを見るのが
 マネジメントの特徴

・なぜ、金曜日の夜に送られるメールが残念なのか。
 その理由は、コミュニケーションの目的を考えていない

・メールのラベルはコミュニケーションの最適化のために有効である。
 私がよいと思うラベルは[報告] [連絡] [相談] [依頼] [質問]などの、
 相手に期待するアクションを明示したもの

・そもそも、あなたはノートを見返したことがあるだろうか。
 1年前のノートを見直す人がどのくらいいるのだろうか。

・紙を見返さないと忘れてしまうようなことは、忘れても問題がない。
 To Doはメモが必要。

・「何かお探しでしょうか?」というフレーズ。
 何か探しているから来店している、と言いたくなる

・「少々待つ」は「何分待てばよいか気になる」。
 「少々お待ちください」は、要求にひとつもこたえていない。
 →「お調べするのに1分程度かかります。後でかけ直してよろしいですか」
 →「○○が社内にいるか確認いたしますので、30秒ほどお待ちください」

・仕事のスピードを劇的に上げるには、同じ量を半分の時間で仕上げる、
 あるいは同じ時間で倍の量をこなそうとしてみればよい

・面白いことはそこらじゅうに転がっている。キーワードは、
 ゲーム化、日常へのフィードバック、勉強との接点、自分のポジションの構築

・結局のところ所得はどれだけ替わりがきく仕事をしているかと、
 勤務先のビジネスモデルの2つでほとんどきまる

・ベンチマーキング=他業種の仕組みやサービスを盗んで、自分の会社で取り入れるこ 
 と

・背表紙に名前が書いていないファイルは棚にしまった瞬間にもう行方不明になったと
 考えよ

・これからはマスのサービスではなく、個人名による個人相手の具体的なサービスが
 勝つというのは、10年ほど前からいわれている

・節約が続くかどうかは目的次第

・自動車関連産業の従事者は約550万人、全就労人口の8.4%

・もっとお金も時間も必要になる。
 だから短時間で稼がなければならない。それには、収益性の高いビジネスを
 やらなければならない。個人としても勉強して人ができないことを
 できるようにならなければならない。





パソコン使ってもいいですか?と聞くと、
ちょっと待って、と言われるので、
あと何分かかりますか?と、いつも聴き直してしまう自分だが、
自分の言い方も残念だったと反省することができた。
他人が悪いのではなく、自分の聞き方がヘタクソだったのだ。


著者の言葉へのこだわりというか、研がれた感覚をうらやましく思った。



あと、確かに時間もお金ももっとほしいと思っている。
そのための努力を今しているのか?と聞かれれば、
できていない、と答えるしかないのかもしれない。
収益性の高いビジネス、考えていきたいし、自分にしかできないこと、
ちゃんと見つけたい。

無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 : 勝間和代

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著者式勉強法。

・どのような勉強をするにも共通の5つのコツがある
 1基礎を最初に徹底的に学ぶ
 2先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
 3学ぶ対象の基本思想を理解する
 4学んだことを自分のことばでアウトプットしてみる
 5勉強をわくわく楽しむ

・そもそも人間の仕組みが、なかなか成果の現れないものよりも目の前に迫る
 緊急の大事なことを優先するようにできている

・世の中全体では、どこかで、必ず誰かが勉強していますから、社会はだんだん
 賢くなっていく。そうすると、自分が勉強しないと、相対的に社会に
 置いていかれる

・私たちも繰り返し自分自身のキャリアに、勉強という形で自己投資していかないと、
 倒産してしまう

・続く仕組みをつくっていない社会人の勉強は、絶対に続かない

・勉強をRPGにしてしまえばいい

・短期間で結果を出す人たちに共通するのは、辛抱強く、半年間、基礎力をつけること 
 に集中できる、ということ

・一人で勉強する際は、どんな仕組みでもいいのでアウトプットを起点にして、
 そこからインプットに戻る、という方法がよい

・通学がいいのは、定期的に試験があること(アウトプット)。
 アウトプットが多い勉強は、面倒で、効率の良い、勉強の近道。

・とにかくインプットしたときと同じくらいの努力や時間をアウトプット(職場での成果、ブログに表す、テストを受けるなど)に費やせ

・書き物をする場合
 1書くことは呼吸すると同じくらいの肉体労働として位置づけ、とにかく量産するこ
  と
 2売れるか、売れないかは時代と合うかどうか。
 3自分しかわからないものなど書かず、エンターテイメントのための文学として存在
  すること

・さまざまな学習法のうち、もっとも効率よく、かつ、モチベーションが続きやすいの
 は、同じぐらいのスキルの生徒が集まって、お互いに切磋琢磨して学びあう、コミュ
 ニティー・ラーニング

・勉強法において差別化できるのは、道具とやり方

・理論体系をはじめに大枠でつかんでから、細かいところにだんだんと入っていく

・世の中に、一時間6000円の商売が非常に多い。その人たちがもらっている給料が、
 だいたい自給1200円相当。=1200円より高い給料をもらいたければ、
 一時間6000円以上の付加価値を出しているかどうかを毎日突き詰めていく必要




まず、最近、勉強を呆けている自分を反省。

幸せにはある程度の豊かさが必要だと思うけど、
その豊かさの一部であるお金を得るには、どうしても収入がかかわってくる。

自分なんていちスーパーのいち店員なので、正直言って給料は世間の仕事から見れば低い。
他人と違う価値ある仕事をしたって、専門学校卒業というだけで、まわりの大卒の人間より
給料がさらに低い。

愚痴を言ってしまえば、実力主義の給与制にしてほしい。
だって、そのほうが正当かつ、意欲につながるはずだから。


もし好きじゃなかったら、すぐにでも辞めたいところだが、
やっぱり好きなので、やめられないのが実情。財布の現実との折り合いが続く。


でも、勉強を続けていくことにはきっと意味がある。
年収10倍とはいかないかもしれないけど、
蓄積されたものは、自分を変える力になると信じてるので、
この本に書いてあることに挑戦するのは悪くないと思う。(何様だろうか)

むしろやるべきだってみんな分かってるんだろうなぁ。
お金うんぬんより、自分の人生を
より豊かにするためには、最終的に個人の努力=勉強しかないんだろう。






変るものと変らぬもの : 遠藤周作

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99の著者の視点からの提案。



・本当に世の植物に人間の心が通じるなら、われわれの世界はなんと心あたたまる素晴
 らしいものに変わるだろう。

・碧い宇宙

・人間の心にはある波動があり、その波動が植物に伝わるのではないか

・愛の波動と憎しみの波動、いいかえると生命の波動と死の波動があって、命のあるも
 のはその2つの波動だけは体内で感じるのではないか。

・たった一本の植物も我々が考えている以上に神秘的で複雑で、そして宇宙と結びつい
 ている

・ダンという学者の本によると夢には「将来出会う場面や出会う人を見る」予知夢があ
 るということ

・幽体離脱とは英語ではアストラル・ジャーニー

・何でもいい、食べられるものなら雑草まで食べようとしたあの時代

・「いよいよ、旅たつ今の気持ちはまったくの秋晴れ」
 死を前にしてこのような澄み切った気持ち

・たしかに誰だって見苦しくは死にたくはない。できることならゲーテのように
 「もっと光を」などと名文句をつぶやいて死にたいものだ。

・昭和25年、私が留学していたころのフランス人はインテリでさえ、日本についてほ
 とんど何も知らなかった。

・「日本人は紙と木の家に住んでいるというが、風に飛ばされないのか」
 私は、障子紙のことを説明しようと思ったが、面倒くさくなり、
 「時々、風に吹きとばされます」と答えた。

・ボーイの持ってきた珈琲を断るときは外人の紳士ならニッコリ笑って、
 ノーサンキューぐらいは言うであろう。しかし日本の重役の場合は無言で
 片手を振って拒絶する。実に愛嬌がない。

・ああ、とか、うん、とか、ほぉ、とか答えるのみ。これを
 「ああ、うん、ほぉ」夫婦という

・むかし失恋をして相談にくる娘さんに私はよく、こう言った。
 「時間に任せなさい」
 そのときはどんな慰めや励ましの言葉をかけても効果がないことを私はよく知ってい
 るから

・昔の正月には年改まってめでたいという空気があった。新しく生きる「再生」の悦びがあったし、昔の日本人が正月に抱いた宗教的な余韻が感じられる。

・若い世代たちが元旦だけ、神や仏のお力を信じているのだから、この矛盾した精神構
 造はどうなっている

・私もお爺さんといわれるのは面白くない

・日本人は酒をくみかわさねば、本音、本心を語らない。だから私はスナックをつくっ
 て、本音と本心で語り合いたい

・礼儀はたしかに虚礼。しかし虚礼だからこそ文化。むだなもの、即座には
 役立たぬものこそ文化

・「なんの臭いか知らんが、その臭いは老臭を連想させるな」

・私はやはり「少しふざけた」友人でないと、親しみがもてない。

・小説家が達筆だという錯覚

・歳月だけは同じように二人に老いを与えてくれた

・「あの頃、電車のなかにゴミみたいに汚い中学生たちがいたけど、あんたも
 その一人だったの」

・老妻の寝言は私よりひどい。ホ、ホ、ホ、ホと言って寝言で笑っている。

・本当の室内インテリアとは「間がぬけた」ほうがよいのだ。客がきて綺羅にさせるた
 め「間がぬけた」ほうがいいのだ。

・自分の死を子どもが深く悲しまぬように、わざと飲めもせぬ酒を一口飲み、すえもせ
 ぬ煙草を一口すい、ユーモアの芝居をみせてくれた御母堂。
 ねがわくは私も死ぬときは右のようなユーモアで死ねれば

・昭和二十五年ー日本が戦争犯罪国に扱われていた時代

・ホスピスの伝統のある英国では末期癌の患者を「痛みから解放すること」に専念し、
 日本では「一日でも長く生かす」ことに努力していること

・日本ではなぜか老人は「いたわるべき」相手と考えている

・老人は社会に無用な存在ではない。無用な存在であるべきではない。

・美星町ー東大の天体物理観測所があるくらいで、それは日本のなかでも一番、
 星がはっきり見える空気条件になっているからだそうだ。

・集中治療室に入るような患者の家族が仮眠できる部屋を病院は作ることはできないで
 しょうか。

・「ボクらはまあ、いい夫婦だったね」
 「今度、生まれかわってくる時もお前と一緒だよ」
 という言葉は百や千の気のきいた愛情表現よりも百倍も二百倍も価値がある。

・人間、自分が「いい行為をしている」と思うと、必ず堕落するから。

・春夏秋冬 女は怖い

・人間は本来、他人を信じて幸福になる。

・患者とは病人個人のことを言うのではない。病人とその家族とをあわせて
 患者というべき

・私は人間とは何かを書く仕事が小説だと思ってきた




死に対する感覚がおもしろい。
確かに死ぬとき、誰でも自分の人生を省みると思うのだが、
死ぬときだってユーモアあって死んでもいいじゃないかと思った。
むしろ反省しながら死んでいくより、最高の笑顔で最高の思い出とともに自分も死んでみたい。

あと、残される人が悲しくならないように死ねることが死ぬ本人にとって
そのときの一番の幸せなのかもしれない。
自分が死ぬのに周りの心配をしてしまうのは人間らしさといえようか。


また、著者の入院の経験から、病院について提案が多い。そして間違っていない。
死や苦しみが充満してしまう病院だからこそ、生命の喜びが際立つ場所だと思うのだが、
苦しみが少しでも減る努力をもっと病院側はできるはずなんだよなぁ。
もちろん、入院したことのない自分なので、はっきりしたことは言えない。
今の病院はもっとホスピタリティに敏感であるんだろう。



ぐうたら人生入門 : 遠藤周作

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元気が出る小言の集まり。


・浪費の感情の中にはいろいろな理由があるが、その最も主なもののひとつには
 「自分にたいする自信のなさ」があるのではないか。

・ケチの美徳を学ばねばいけんで。

・ケチか浪費家か、すぐわかる方法
 親指をうしろにそらせるやり方。非常によくそるやつは浪費家
 いくら力を入れても指が直立しているやつはまずケチ

・気の弱いやつは、えてして芯が強いことにたまらなくあこがれる

・女房というのは、妻が突然か自然にか変異して、家庭の座にどっしりと
 アグラをかき、縦から押しても横から押してもビクともせず、
 亭主を村八分にするーあのおばさん時代のこと
 相手が女房となり、君が彼女に何らかの形で使われるようになったときは、
 君はもう夫ではない。亭主である。

・独善主義というのは女の一番おちいりやすい習癖だと私は知った。

・人間は自分ができぬことを他人がやっておればしゃくにさわる。
 そしてその欲求不満をたやすく正義感に転嫁することができる。

・女は全身全霊でうそをつく

・男はうそをついている自分を知っているが、
 女は自分のうそまでしんじてしまう

・小便することを蛍を見に行くという奥ゆかしさ

・疑心暗鬼にみちみち、他人というものを信用しなくなったわれわれ人間

・犬がうんこをしている格好ほど、寂寞(せきばく)としたものはないね。

・披露宴でだされる食事はマズい。
 結婚式のときはなぜマズくなるかというと、人間、かしこまって食事をすると
 医学的に胃酸が分泌しないから

・他人が幸せそうな顔をしていると、こっちの面白くもない毎日が余計に灰色にみえて
 くる。

・闇鍋にて。「私、メダカを5匹ほど入れておきましたが、どなたか、
 箸にかかりましたかな」

・いやはやこれは絶望

・女房はあのネグリジェとかいうメリケン粉袋の洗いざらしたやつをきたまま、
 頭に仏壇の金具のようなものをベタベタつけ

・夕暮れに灯火がうるむ病院の窓では社会での地位や仕事がなんであれ、
 自分の人生をじっとふりかえる人々が住んでいる。

・人間が一瞬だけだが、自分の本当の顔を取り戻すときが、人生にはかならずあるもん
 だ。それは、わしらが息を引き取るとき。
 デスマスクといわれるものは「死顔」ではなく「素顔」と訳すべきかもしれん

・相も変わらず恋だのラブだのの感情

・「あなた、まだ、あたしのこと好き?」
 「ブッ」
 これでいいのだ。

・猫語。ミャウはあなた、ミョは来い、ニョウ、ニョウは早く早くの意

・易者。庶民の身の上相談役、つまりグチの聞き役だと私は思っている。

・トルコのことわざ 明日できることを、今日するな






やっぱり著者はユニークである。

たしかに遠藤周作には勤勉なイメージがなく(失礼)ぐうたらに見える面が大きい。

でも、そのぐうたらさが逆にいい。
怠け者だから、こうも親しみが沸くんだろうか。


結局、怠け者でも、好奇心にかられて、いろいろな物事を吟味している著者に惹かれてしまう。

彼の性格がよくわかる一冊だった。

「原因」と「結果」の法則② : ジェームズ・アレン

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生きる原則を語る本その2。



・人生という経験の学校に通う、わからず屋の子どもでいることを
 やめなくては

・この宇宙には、無知の結果でない「悪いこと」はひとつも存在していません。

・悪いことは、無知の直接的な結果。しかし、もしあなたが「悪いこと」から
 学んだならば、その瞬間に、あなたの無知は消え去り、知恵に取って代わられる

・経験から学ぶことを拒絶し。闇のなかにとどまりつづけることも選択できる。
 そしてそのとき、あなたには、病気や落胆、悲しみなどの「罰」が永延と与えられる
 ことになります。

・痛みや悲しみ、不運は、決して誤ることのない、完璧かつ絶対的な法則に
 したがってもたらされる。

・いまの私たちは、私たちがこれまでに考えてきたことの結果

・あなたは、環境の犠牲者ではありません。

・自分の心を愛で満たしている人間は、あらゆる人たちのなかに愛を見、周囲の人たち
 を信じ、正直に生きている人間は、疑いという魔物を寄せ付けない。
 やさしく親切な人間は、羨望という言葉の意味を知らず、自分自身の内側で神を
 見出している人間は、それをどんな場所でも見出している
 自分に必要なことは、このアイディアの正しさをとにかく信じること。

・人間は自分が蒔いたものを刈り取る

・法則が私たちに一番求めているものは、正義と調和と愛

・もしあなたが、どんな環境の中でも忍耐を崩さず、あらゆる状況を、自分の訓練のた
 めの不可欠の要素として受け入れたならば、そのときからあなたは、あらゆる困難を
 たちどころに克服できるようになる

・内側の人生を変化させること。外側の人生が変化するためには、それが必要不可欠。
 自分自身をより良い環境、より大きな好機を手にするに相応しい人間へと、成長させ
 ること

・いまの環境を可能な限りよいものに変えることで、あなたは、次のより良い環境に移
 動するための準備を整えることができます。

・あなたはいま、「考えたり、勉強したりする時間がもっとほしい。
 自分はいま、あまりにも長時間、働きすぎている」などと感じているかも。
 そうなら、自分がいま、わずかな自由時間をどれほど有効にすごしているかを、
 じっくり考えてみること。もし、今、自由時間を無駄遣いしているとしたら、
 それが増えても意味がない。

・上司の不親切に対しては、優しさと敬意で応えること。忍耐と自己コントロールに
 努める。そのつらい状況を、そうやって自分の心を強化するための機会として利用す
 ることで、正反対の状況に変えてしまう。

・真の豊かさを手にするための方法は、美徳を積むことで心を豊かにすること以外ない。

・心に美徳がないかぎり、手にできるのは「まがい品」

・他の人たちに奉仕できるようになるために富を獲得したいと言っている人のほとんど
 は、人望を手にしたがっている人

・もしあなたが本当に良いことをしたいのなら、それをするためのお金ができるまで、
 どうして待たなくてはならないのでしょう。待つ理由など、どこにもありません。
 すぐにそれを行いはじめること。

・幸せは内側の人生に依存している

・自分がしてほしいことを、他人にもしてあげる。これこそ好ましい状況を創り出す
 秘訣

・知恵はあらゆる悪の子孫を天使にしてしまう

・愛は優しく敏感

・人間は肉体より優れており、彼の肉体は、彼自身の思いのパワーにより
 作り上げられている

・病気は私たち自身の過ち、または罪の結果

・仕事のしすぎで体が疲れきっているとこぼす人がたくさんいる。しかし、
 彼らを消耗させている真の原因は、仕事のしすぎではなく、エネルギーの
 おろかな消費であることがほとんど

・つねに穏やかな心で着実に仕事を推し進める人に、不安やイライラは皆無

・単なる願いは、落胆以外のいかなるものも引き寄せない。
 成功を引き寄せるのは日々の努力。

・あなたはまず、自分自身が行っている日常の無益な行いを放棄することから
 始めないといけない。あなたはこれまで進んでその犠牲者になってきた。
 悪口、うわさ話、無駄話、ねたみ、不節制。

・貧しい人たちの大多数が、物質的な富が持続的な幸せを運んできてくれると
 信じ、それを手にしたがっている。

・富の蓄積を目指してきた人たちの多くは、自己満足と真の幸せを混同してきたよう

・愛されることのなかではなく、愛すことのなかで、心は祝福を得る

・あなたの物質的な富の追及と利己的な行動へと駆り立てる身勝手な自我を捨てるべき

・他人への奉仕を一番に考えること。

・自分がもっているものに不満を抱いているとき、私たちは貧しい。
 満足しているとき、私たちは幸せ。寛大な心でそれを気前よく与えることができると
 き、さらに豊か

・自然はすべてを与え、人類はすべて奪おうとし、すべて失う

・競争は不正直さを誘発する





いいな、と思うのが、人生を外側と内側に分けていることだろう。
内側さえ充実させれば、外側もそれに従って変化するというのは、
原則的で、正しいと思う。
結局のところ、内面がポジティブであればあるほど、人生うまくいくのだろう。

残念なことに自分はネガティブネガティブネガティブ人間なので(大事なことなので3回いいました)、
うまく人生を進めていけるようにできていないが、
こういう本を読むと、意識的に物事をポジティブに考えないとなぁといつも思う。無理をしてでもね。

努力しなきゃなぁ。



ボクの彼氏はどこにいる?: 石川大我

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NHKのハートをつなごうにも出演されていた石川大我さん。





本の内容は、石川さんの本を出版するまでの、同性愛者としての経験が主になっていました。

中学生のときから自分が男の子が好きだと気付いていて、

でも誰にも相談できなくて。保健の教科書には、それは一過性のことであると書いていた。

でも、そのまま自分は一人で一生過ごしていくんだろうという意識の中、

ある日、パソコンをご両親が購入し、ネットの世界で、初めてゲイの人と知り合う。

そこから、多くの人との出合い、繋がりがあり、今の自分がある、という感じでした。






若いだけあり、文がみずみずしく、読みやすかった。

自分自身も自分がゲイだと気がついたのが、多分高校生のときなので、

共感できる内容が多かった。

たとえば、同級生との好きな子の話で一人盛り上がれない、友達の突然の自宅訪問に焦る、などなど。
あー、わかるわかる!って。






文庫化に際して、新たに文がそこに追加されており、この本が出版されてから
何人もの作者さんと同じ気持ちを抱えた人が救われ、
この本を親へのカミングアウトのきっかけにも使用されたそうです。

素敵なこと。


一番印象に残ったのは


誰が何と言おうと、僕たちはここに存在するのです。
この事実に目をつぶる事、沈黙することはそんな「社会」に加担しているのだ、という事


という文でした。




本によると、いつの時代にも3-5%、同性が好きな人がいるとのこと。

確かに少数派。

また、アメリカでは5時間に一人、思春期の同性愛者が自殺しているとも。

早く、同性愛者の人が、自分を偽ることなく生きられる日が来ますように。




自分は一人じゃない、って背中に手をあててくれるような本。

二人で生きる技術ー幸せになるためのパートナーシップー

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同性愛者の日常を描いた本ってけっこう少ない。というか全然ない。
(当たり前といってしまえば、当たり前か)


考え方を変える何か新しいきっかけになるかと思い、読み直してみた。



著者の方は、新宿2丁目でバーを営み、自身の個展も開く方。

内容は著者の方の今までの恋愛の中で学んだ

・どのようにしてパートナーシップを築いていったのか
・どのようにしてパートナーシップを継続させていったか

この2つ。


読んでいる間に、何度も大塚さんに感情移入してしまうような箇所があり、
辛くとも、大塚さんの夢である「男同士の生活感溢れる幸せな暮らし」のために
前に向かう姿が素敵だった。(カズさんとの出来事には涙。辛い。ほんとに辛い。)





・自分だけを見ていて欲しいという気持ちを不用意になくそうとすると、
 自分を見て欲しいという気持ちまでがなくなってしまうことがある

・恋愛感情には人と人を結びつけるものすごい力があるが、
 早いうちからそれに替わる何かを育てない限り、どちらかが他の人を好きになってしまったら
 その関係は壊れる

・相手に嫌われないようにと、恐れるあまり、自分の言いたいことを言わないようにすると、
 相手に対して誠実でなくなっていく

・付き合いはじめには、二人の人間はお互いに向き合っているけれど、
 ある程度時間が経ったら、2人で同じ方向に向いていくことが大切

・愛するということは、何の保証もないのに行動を起こすこと
 愛とは信念の行為であり、わずかな信念しか持っていない人はわずかしか愛することができない
 信念を持つには勇気がいる。勇気とはあえて危険をおかす能力であり、苦痛や失望をも受け入れる覚悟である。
 -エーリッヒ・フロム「愛するということ」

・パートナーシップでは共通体験は重要。その共通体験を通して、お互いへの理解が深まる

・「る?」→「る!」(素敵な合言葉。興味のある方は本を是非)

・ぼくは誰かと歩む人生が好きなのだ。やっぱり「ふたり」が好きなのだ。





実際、自分は好きな人と一緒に暮らしたことなんかないけど、
いつかこんな日がやってきて、大塚さんのようにパートナーをすごく愛せていけたらなと思う。

好きな人との日常が一番幸せなことを、改めて気付かせてくれた。

素敵な本。


星の王子さま : アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ

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永遠の名作。



・あまり大きな謎に出会うと、人はあえてそれに逆らわないものだ。

・大人は数字が好きだ。数字を知るだけで、大人はその子のことをすっかり
 知ったつもりになる。
 だけど、ぼくたちみたいに生きるということの意味がわかっている者には、
 数字なんてどうでもいい。

・日課にすればいいんだ

・ほら、淋しいときほど夕日を見たいって思うものだから

・もしも誰かが、何百万もの星の中のたった一つの星に咲く花を愛していたら、
 その人は星空を見るだけで幸せになる。

・権威というものはまずもって理性に基づいているべきものだ

・うぬぼれた者の耳には賛辞しか聞こえない

・街灯を消すことは星や花を眠らせることだから。これはすてきな仕事だ。

・「砂漠はちょっと淋しいから・・・」
 「人間たちの間にいったって淋しいさ」

・道路というのは必ず人間が住むところへ通じている。

・友だち・・・みんなが忘れていることだけど、それは、絆を作るってことさ・・・

・ものは心で見る。肝心なことは目では見えない

・砂漠がきれいなのはどこかに井戸をひとつ隠しているからだよ

・家でも、星でも、砂漠でも、きれいに見えるのは何かを隠しているから





子どものころ、実は読んだことがないと思う、これ。(読み聞かされたような覚えもない)
でも今大人になって読んでみて、これは大人になって読んだほうがいいなぁと思った。

人間にとって生きるうえで大事なこと、大人になってしまって忘れてしまったことを
教え、思い出させてくれる。

王子さまのせりふには、はっ、とさせられることが多く、
とりわけ一番印象に残るのは「肝心なものは目に見えない」ということ。

本当にそうなんだよなぁ。
目ばっかりに頼りすぎなのかもしれない。今も昔も。


ビョークが行く : エヴァリン・マクドネル

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ビョークがなんで唯一無為か判る。


・男の子なんてクズ同然、セックスのときにしか役に立たない、と思っていた

・自分のアートを本能にかきたてられたものと描写する

・女が言葉を吞み込む音で奴らはシンフォニーを作りたがる

・ビョークは魅了されたままうっとりと白昼夢にふける。そしてそんな状態のときは
 誰でも多かれ少なかれそうなるように、どことなく幼げに振舞う。

・意気地なしにはもううんざり ほしいって言うくせに
 いざとなると腰が引けて 愛を扱いきれないなんて//5 years

・ロック系のコンサートにはクリエイティヴな部分がひとつもなくて、
 カビ臭くてくもの巣だらけだった

・クラブ通いを始めると、がぜんDJが気になり出した。朝の5時とか6時まで待たな
 いと駄目なこともあったけど、一度DJがノリ出して、客のためじゃなく自分のため
 にレコードを回しはじめると、もう一気に飛ぶのよね。魔法と魔法じゃないものの違
 いは、理屈抜きにわかるものでしょ?空気になにかが漂いだして、生きていることが
 このうえなく切実になって、そういうところで何かが生まれるのよ。

・都会の人々は快楽に対して肯定的だし、異質なものに対しても寛容だ。
 だからこそ自立した女やゲイの男たちは都会へ向かう。

・ダンス・フロアでは楽しんで非難されることはぜったいない。楽しむことこそ大事

・私はいくつものデュエットをおおう傘のようなものかな。
 豊かな精神を選び抜いて、それにいつも刺激されて、一足す一は三だってことを
 証明しようとしてる。

・生と死とセックスが自分の3つのオブセッションだ

・生きていられる80年そこそこが、なるべく彩り豊かで多様であってほしい。

・声は酸素を祝福する。これは体の中の大事なネットワークね。それから神経に
 相当するストリングス。最後のビートはパルスよ、血液と心臓。

・視覚以外の感覚もそろそろ大事にされていいころだと思います。

・bjorkはアイスランド語で白樺という意味

・ヴェスパタインとは夕べの祈りという意味

・コンピュータで何かを作るーーーというか何かを伝えようとする。それはひどく
 私的で内面的な作業で、まるで恋人と秘密の花園に入っていくようだ

・勇敢な恋人でいることの難しさ

・人と違ったままでいることは難しい。




読んでいて今までエキセントリックなイメージがあった(失礼!)彼女の印象が変わった。
ただ純粋に生きているんだと思った。
勤勉で、努力家で、それでいて普通に人間らしかった。


でも、そこはビョーク。
ユニーク過ぎて、普通と呼ばれる人たちからみると変人に映ってしまうんだろうなぁ。
世界中、こんな人ばっかりだったら、もっと混沌としていて面白いと思った。

こんな人に近づこうとするのはオカシイかもしれないが、
それでもこんな突飛な人間でなりたい、いたいと思う。

恋することと愛すること : 遠藤周作

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恋愛の教科書。



・女性は嫌いな男に愛を求められると甚だしく相手を拒絶するが、そう嫌いでない男性
 だとふしぎにその相手に好感を持つもの

・まず恋愛に恋せず、本当の恋人に恋してください。

・男性をみる眼が肥えれば、相手を必要以上に美化しすぎたり、陶酔したりする危険が
 なくなっていくものです。

・ドン・ファン的な心理はほとんどすべての男性が持っている

・未知なものと闘い、それを征服していくことに悦びを感ずるのが男性

・抵抗力のあるものと戦うときの、イキイキとした充実感、生命感が男性にとって非常
 に大切

・好色家もしくは漁色家には歴史上、二人の代表的な人物がいます。ドン・ファン(架
 空の人物。)とカザノバ(実在)。前者の捨てた女性は常に烈しい恨み、憎しみを持っ
 ているのに対し、後者の方は女性の中にただ肉体の快楽だけしか求めていなかったた 
 め、彼と別れた女性たちは、恋の楽しさを与えてくれたことを嬉しく思った。

・ドン・ファンに捨てられた女が恨みを抱くのは、このように「不完全な女」として
 見捨てられたため

・ドン・ファンは自分の恋人の中に理想的女性の姿がないといって彼女から離れていっ
 た。だが、なぜ、ドン・ファンは恋人を自分の力、彼女の協力によって理想的女性に創り上げていかなかったか、未来に向かって2人の異性が何かを創り上げていくことを愛とよぶならば、ドン・ファンはたしかにこの愛の意味、愛の力を知らなかった。

・理想的女性は探すものではない。創るものなのだ。

・印象ー好感ーもう一度会いたいと思う気持ちー軽い嫉妬ー彼のことが気にかかりだす
 ーその自分の心を持て余しはじめるー自分の恋心を否定しようとする

・「愛すること」には恋のように烈しい炎の華やかさも色どりもない。その代わりに長
 いもえつきない火を護るため、決意と忍耐と意志とが必要

・だれだって恋をすれば恋人をすぐれた人と思いたがるものですし、そして自分たちの
 未来だけは幸福にむすびついていると考えずにはいられないもの

・人間の愛は矛盾に充ちている

・本当の恋愛、つまり自分と相手との本当の幸福を育てようとすること

・女性はともかく、男性というものは、どんなに相手を愛していても、相手のすべてを
 余りに早く知りすぎると、ある幻滅と失望とを感ずるようにできている。
 余りに相手から愛され過ぎると、その愛を逆に重荷に感じるもの

・もし彼女が本当にカシコイ女性であり、自分たちの恋愛を永続させ、幸福に育ててい
 くつもりだったら、2ヶ月という僅かな交際だけで相手に体のすべてを与えるべきで
 はなかったでしょう。

・デートのたびごとに幾度もやりすぎると新鮮さも魅力も失う。
 彼が求めることが多すぎれば、ヤサシク拒絶すべき。

・初恋・・・最初の恋愛がある人の人生の方向をまったく決定してしまったり、それほど
 ではなくても、その人の異性観や恋愛観の上に、拭い去ることのできぬ痕跡を
 残す例は決して少ない

・確かに初恋にはもろさ、破れ易さを伴っていることは否定できない。
 破れ易いに拘わらず、それを守り貫こうとするとき、美しい

・恋人ができることを毎日、心の中で待っているのは不安定な心理といえる。
 それは、自分をはじめて愛してくれた男性にすぐ心を許しやすいことと、その男性を
 非常に完全な男性と思い描きやすいこと。

・嫉妬というものはもともと、劣等感から起きるものですが、恋愛の場合はむしろ侮辱
 感や自尊心をひどく踏みにじられた苦痛感から生じる

・嫉妬から急激な執着へーそしてこの本能的な執着感を情熱や愛情と取り違えるのは陥
 りやすい錯覚

・愛するというのはまず相手を知ろうとする意志

・恋愛映画は実は「愛」というよりは「情熱」に重点をおいている

・昭和20年の3月上旬。著者は路ばたの人間の形をした真っ黒な灰がいくつも転がっ
 ているものを見、死に対する感覚は既にすりへらされ、鈍くなってた。死は著者のま
 わりの至るところで匂っていた。

・肉欲はそれ自体ではかならず幻滅や湿りけや悲哀がともなう。

・処女でないという影像は過去のもの、既に新鮮さを失ったものを本能的に想起させる

・女性は男性より純潔への憧れが鋭敏、女性は肉欲というものを自動的に生むことは
 できない

・極端な純潔主義は破壊にみちびかれる

・恋愛至上主義者たちの誤りはいつも愛情の量に重点をかけて、質を軽視すること

・結婚とはやはり肉欲にその正しい価値と意味とを与えてくれるもの

・肉の結びつきを恋愛中にすることは容易いこと。でもそれを抑えることのほうが二人
 心に困難にうちかつ勇気や力を要求する

・純潔は生まれて与えられるものではなく、創るもの

・肉欲とは感覚の陶酔。かならず冷めるもの、消えるもの。
 これを持続させることが結婚。

・名声とは他人が作ってくれるもの

・男性の中でも名声欲の強いのは、女性的な感情の強い者(たとえば芸術家)。
 一般に男性にとっては、まず出世欲があり、それに附帯して名声欲がある。

・醜いものをみたとき、不快感を感ずるのは、美への欲望が裏切られたから

・快楽は限界をすぎると飽満感や不快感を伴う

・砂針の刻むチク、タクという音は私たちになぜか、人生の空しさを予想させる。
 繰り返しの空しさ、その虚無感だけでも私たちは何か死の臭いを連想する

・カマキリの雄は性の営みを終えた後、死んでいく。妻は夫を食い殺す。

・現実の苦痛や不快から逃れる手段として快楽に頼ることは確かに私たち人間の
 弱さを示している

・快楽への欲望を制御する知恵を持つこと、これがギリシャや東洋の哲人たちが多くの
 場合、採った方法

・その家は無駄がなさすぎて息ぐるしかった

・愛は、むしろ不安によって、苦しみによって、疑惑によって燃え上がる

・代用品はいつまでも偽者にすぎない

・キリスト教では紙の愛をアガペーという。人間同士の愛をエロースと呼ぶ。







ドン・ファン的な男性はこの世にとっても多いんじゃないかな。
そう思った。


理想ばかり追い求めてしまう。ハートがぴったり合う人間なんていないのを分かってて。
自分もそのうちの一人なんじゃないかと改めて思う。


恋が虹のような色合いがあるなら、愛はきっとモノクロみたいなもの。
その濃淡を時間をかけて創り上げるんだろうな。



遠藤周作の本を読んでると、大人にも学校があればいいのにと思う。
大人の学校の教科書を、こういう本にすれば、より多くの人が
より深くて賢い(?)恋愛ができるんじゃないかと思う。

もちろん恋は盲目というから、
きっと恋愛している最中は本に書かれることを忘れてしまうこともあるんだろうけれど。

「原因」と「結果」の法則 : ジェームズ・アレン

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読むたびに、少しずつ体に、頭に浸透してくるかんじ。



・自己啓発文学

・心は、人格という内側の衣と、環境という外側の衣の双方の、熟練した織り手

・人は誰も、内側で考えているとおりの人間である

・私たちの心が邪悪な思いで満ちているとき
 私たちにはいつも痛みがつきまとう
 もし私たちが清い思いばかりをめぐらしたなら
 私たちには喜びばかりがつきまとう

・人間は環境と運命の設計者

・私たちが自分の人格のなかに組み込んできた思いの数々が、私たちをここに運んでい
 た

・人生に偶然という要素はまったく存在しません。

・自分は創造のパワーそのもの

・外側の世界である環境は、心という内側の世界に合わせて形づくられます。

・環境と戦う、とは、自分自身の内側で原因を養いながら、外側の結果に戦いを挑むこ
 とにほかならない

・人々の多くは、環境を改善することにはとても意欲的だが、自分自身を改善すること
 は、とても消極的

・良い思いや行いはけっして悪い結果を発生させない

・苦悩は、つねに何らかの方面の誤った思いの結果。苦悩はそれを体験している個人が、
 自分を存在させている法則との調和に失敗していることの、明確なサイン。

・苦悩の最大の、そしておそらく唯一の役割は、無益で不純なあらゆるものを浄化すること、あるいは焼き払うこと

・苦悩をもたらす環境は、私たち自身の精神的混乱の結果

・人間は、幸せ、健康、およびある程度の豊かさを手にできない限り、人間としての機能をけっして十分には果たせません。

・環境と戦うことをやめ、それを、自分のより急速な進歩のために、また、自分の隠れた納涼や可能性を発見するための場所として、有効に利用しはじめます。

・自分をめぐらす思いの内容を急激に変化させたとき、まずほとんどの人が、人生内の
 物理的な状況の急激な変化を体験して驚くことになります。

・偶然というほら吹きの詐欺師
 環境という専制君主

・病的な思いは、それ自身を病的な肉体に通じて表現します。

・もしあなたが自分の肉体を完璧な状態にしたいなら、自分の心を守ること。
 肉体を再生したいなら、心を美しくすること。
 悪意羨望怒り不安失望は、健康と美しさを奪い去ります。

・醜いしわは、愚かな思い、理性を欠いた思い、高慢な思いによって刻まれます。

・楽しい思いは、どんな医師よりも上手に、肉体から病気をいっそうします。
 善意は、どんな癒し人よりも速やかに、嘆きと悲しみの影を霧散させる。

・自分をコントロールする能力を磨くことこそが、自分を強化する最善の策

・目の前のやるべきことを完璧にやり遂げようとする努力で、集中力と自己コントロール能力は確実に磨かれます

・目標を手にしたならば、次に、そこにいたるまっすぐな道を心の中に描きあげるべき

・思いは、目標と勇敢に結びついたとき、創造のパワーになる

・もし成功をめざすならば、自分の欲望のかなりの部分を犠牲にしなくてはならない

・成功は、私たちがその達成をどれだけ強く決意し、その計画の上にいかに強く心を
 固定するかに加えて、自分の欲望をどれだけ犠牲にできるかにかかっている

・理想を抱くこと。そのビジョンを見続けること。心を最高にわくわくさせるもの、心に美しく響くもの、心から愛することのできるものを、しっかりと胸に抱くこと。

・人々はつねに、冷静で穏やかにふるまう人間とのかかわりを好むものである

・身勝手な思いによって自分の人格的バランスを壊してしまっている人たちの、
 なんと多いこと

・自己コントロールは強さ
 正しい思いは熟練技能
 穏やかさはパワー






いわゆる自己啓発本の大御所みたいな本。
これを読むと、他の自己啓発本が、この本を基にしてつくられているように感じる。
それぐらい原則について書かれている。


正しい思いは熟練技能、っていう言葉が好きで、
この本を読むたびに、自分は今どのくらい正しい考え方をできているのだろうかと思う。


頂きはどこにある? : スペンサー・ジョンソン

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人生の山と谷。対処法。





・真の発見の旅は、新たな景色を見ることではなく、新たな目を持つことにある。
 -プルースト

・知識で最も重要なことは、得た知識を活かすことである。ー孔子

・大勢の従業員の一人でしかなく、勤勉に働いても働かなくても、誰にとっても何の影
 響もないように思える仕事もあった。

・谷間の外には違った暮らしがあるはずで、それを見つけたかった。山に登れば、世の
 中がもっとよく見えるだろうと考えた。

・高く上るにつれ、涼しい風と新鮮な空気が新たな活力を与えてくれた。

・どこにも道がなく、日も差さない森の中で立ち往生してしまった。

・途中で転げ落ちてしまった。傷を負い、血を流しながらも、何とか這い上がり、進ん
 でいった。

・科学者によると、いま見えている光はほとんどが何百万年もかけて届いたもので、
 いまはもうない星も多い

・事実とそうでないものを見分けようとしたものだ

・人生の山と谷ー仕事や私生活で味わう浮き沈みのこと。
 山と谷はただ順境と逆境のことをいうのではない。
 外部の出来事を心の中でどう感じどう対応するかということでもある。

・重要なのは、自然の山と谷も、人生の山と谷も、つながっているということだけでな
 く、「どのように」つながっているかを理解すること

・僕たちは思っている以上に順境や逆境を作り出している

・心は常にあちこちさまよっている。解決のかぎは、そうしているそのひと時ひと時を
 あるがままに「真に」楽しみ、感謝すること

・谷を少なくしたいなら、比べたりしちゃいけない。その時点で幸せなことを楽しめば、
 もっともっと山にいる気持ちになれる

・出来事に対する「受け取り方」を変えなければならない。

・よりよい方向に考えればよりよい結果につながるものだ

・山に長くとどまりたいなら「真に」準備をすべき

・山と山の間には必ず谷がある。谷にどう対処するかによっていかに早く
 次の山にたどり着けるかが決まる。

・順境に感謝し、賢明に対処すれば逆境はほとんど経験しなくてすむ。

・エゴは、山では人を傲慢にし、谷では怯えさせる。

・この状況の真実は何だろう?と自問

・きわめて具体的で、綿密で、実現できると思えるようなイメージをつくりだせば、
 いっそう現実的になる。その山の外観、音、匂い、味、感触を思い描く。

・谷の苦しみはそれまで無視してきた真実を気付かせてくれる。

・谷とは恐怖心だ。

・恐怖心による谷を自分でたくさん作り出してきたということ

・自分自身を笑い飛ばすことができるのはいいこと

・谷にいるときには物事を実際よりも悪く思ってはならない。

・心の山とは恐怖心に打ち勝つこと。

・愚かにも、恐怖心によってしばしば人生が乱され、真実を見る目を曇らされてきた。

・真実は受け入れて初めて役に立つ

・山の目的は人生を讃えることで、谷の目的は人生について学ぶことではないでしょう
 か。

・真実に気付くこと。順境でも逆境でも、そこにある真実に気付くこと。

・自分のエゴを捨てればすぐに谷から抜け出すことができる。

・谷から抜け出せないときには決まって、山と谷は正反対なものだと思い起こした。
 そこで、自分を谷に追いやった行動は何かを考え、その反対のことをしたーそして、
 反対の結果を得た

・重要なのは、どこで生きるかではなく「いかに」生きるか

・豊かな人生は、本来、山あり谷ありの変化に富む風景を織りなしている。





おかしいけど、人生を山と谷として考えることがおもしろかった。
シンプルでわかり易い。


一番印象に残ったのは、
 どこで生きるのではなく、いかに生かるか、ということ。


大事なのは確かに場所じゃない。

でも、自分で選ぶ必要性はあるんじゃないかと思う。

どこにいたって、いかに生きるかが問題というのを教えられた。


ことば美人のプチ・テクニック : 杉山美奈子

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ことばの潤滑油テクニック。




・「はい、承知いたしました」
 仕事のことば美人テクニック中、最強。

・「お知恵を貸していただけますか?相談にのっていただけないでしょうか。」
 いわれた側は、自分をたててもらっていると感じられます。
 
・「ください」より「いただけますか?」

・「あと少し」より「あと10分」と数字で伝える。安全。

・同じ注意の仕方は3回まで。4回目からは言い方を変えて。

・一度にひとつの注意。

・「この箇所の直し、お願いできる?」
 命令形でなく依頼形で伝えること。

・「忙しいところごめんね。ちょっといい?」
 「お願いしたいことがあるんだけど、いまいいかしら」
 なんて言ってもらったら、気遣ってもらっている、と思える

・この仕事はこういう仕事、と相手に納得してもらったうえで指示すること。
 これは仕事の鉄則。

・「大きな失敗をして申し訳ない」と反省している相手は、叱らなくても次から
 自分で気をつける。叱るのは、本人が気付いていないミスをしたとき。

・「私たち最近ついてないね」と言ってあげると、相手に「私だけじゃないんだ」
 と感じさせる

・「手伝ってくれない?」といわれたら。
 ×いいよ。手伝ってあげる。 ○手伝わせて!

・「私でよければご用件を承ります。」「私でよければ○○させて」の素敵さ

・プロからのアドバイスの断定形は、迷う背中をポンと押してくれる

・「お客様に、お断りの理由や迷う気持ちを話していただくこと。」

・「禁止や注意を伝えるのは難しい。」禁止のときはお願いする。
 たばこ、あちらでお願いできますか?

・別れ際のひとこと

・相手に改善点を教えてほしいと予め言っておく

・噂話は、「あの人、こうだけど、こんなところはいいよね」と相手の美点も
 合わせて話すとよい

・風邪をひいているf子さん、自分のことを「今日はマスク美人で登場!」
 雰囲気づくりにマイナスになる。
 目が充血し、眼帯をしてきた日には、
 「昨日ウインクしすぎて。」
 個人的でマイナスな話題は自分から先にユーモアに変える。

・苦手な相手は、私のことを客観的にみてくれているので、親しい人とは違った視点で
 アドバイスをくれる存在なんだ

・もしよかったら をつけて誘うとYES,NOを正直に答えやすい
 よろしければ は大切に扱ってもらっているように感じる

・選ぶ理由を否定形で話すの、やめたら?

・「きれいな花だね」を「きれいに咲かせたね」

・相手の好きなものを否定しない会話は、いつだってだれとだって
 うまくいきます。

・「おかえりなさい、寒かったでしょ、部屋あったかいよ」
 あいづちプラス”よいことをイメージさせることば”を添えると、相手の気分を
 良くさせる

・「このクッキーおいしいね。」
 「うん。このクッキーおいしいね。」
 まず「うん。」で相手を受け止めたあと、同じ言葉を使って共感するといい。
 親がこう言うと、子どもは自分を認められたと安心したり、親も同じように感じてい
 るんだとうれしく思ったりして、人への信頼を学んでいくそう。





印象に残ったのは、うわさ話。
もともと噂話なんて嫌いだけど、言うときって対象となる人の悪口ばかり言いがちだから、
いいとこを強調しながら言ったら、自分への自己嫌悪も減るのか、なんて思う。


あと、風邪を引いたときなど、自分にとってマイナスの環境を作り出したら、
ユーモアで乗り切るのは素敵だと思った。

「今日はマスクマンで仕事します」なんて言えたらいいな。馬鹿にされるけど。

風葬の教室 : 山田詠美

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転校生の少女へのいじめ。少女のどこまでも客観的で的確なモノの考え方。




・私は嫌われないことが一番好きです。それが、とても楽なことだと思うからです。

・その瞬間、私は自分が、ああ、学校のものになった、と思い途方に暮れる

・特別でない自分を、いったい人はいつくしむことができるのでしょうか。

・友達というのは、日常生活なのです。遠く離れたところにまで、わざわざ用を
 足しに行く人など、どこにいるものですか。

・蝉の声は私の汗をせかします。

・私は、徐々に教室の部品として、うまく動くことができるようになり、周囲を
 軋ませることもありませんでした。

・良心の呵責という甘い汁をきゅっと吸った先生方

・私の水のような人生が徐々に壊されていくのを感じます。

・あの仕様のない「快活」という様式で、私に好意を示すのです。

・転校生に親切にするという誰も逆らうことのできない美徳

・翌日、学校に行くと、私は自分のまわりの空気が急に膨張して、
 私の居場所をせばめていることを肌で感じました。

・皆の心の中にある嫌悪の詰まった箱の蓋が、ぱちん、ぱちんと開いていくのが
 解ります。

・それにしても、一緒におトイレにいくお友達がいないというのはせつないことです。

・ひとりでいくおトイレまでの道は、ものすごく遠い。

・あれ以来、私は教室にぽつりとできたおできになりました。
 静かに腫れが引くのを待っている私を沢山の爪が引っ掻くのです。

・彼女の顔は貧乏です。

・あきれました。このいかにも田舎くさい少女たちは、
 人が人に魅かれるのに順番があると思っているのです。

・もしも、彼女たちが、年齢を取ったとき、これらの言葉を覚えているでしょうか。
 いいえ、そんなことはないと思います。覚えていたら、恥かしさに生きてはいけない
 でしょう。

・私は息をしていたい。

・年齢によって住む世界を決められてしまうのは、ひどい差別のような気がしてきます。

・私が死ぬからには、誰かが損をしなくてはなりません。

・一番、私が望むのは、私が死んだ後で、恵美子を初めとするクラス全員が、
 後悔を引きずって生きていくことです。

・自分の心ん中で殺していったのよ。ひとり死に、二人死に、全員が死んだときには、
 私、クラスで人気者になってたわね。だいたいねえ、いじめるなんて品格のない人間
 の考えることよ。世の中、ちゃんと、悪は滅びるように出来てんだからさ。

・私が、ある日、突然欠けてしまったら。そうしたら、彼らの日常生活は成り立たない
 のです。誰かが日常生活を故意に乱すこと。それは、まるで、クラスのお友達が私に
 してきたことと同じではありませんか。

・欲望。これ以上の人間が生きていることの証しがあるでしょうか。

・私の生み出した人の殺し方は、軽蔑という二文字だったのです。

・死んだ人を野ざらしにして置くことを風葬

・子守唄というのは、どうでもいい歌でなくてはならないのだ。
 つまらなくて落ち着けて、投げやりな眠りに陥ってしまえる程にいい加減でなくては
 ならないのだ。




女子生徒から慕われている教師に好意を持たれた主人公の女の子。
まわりの生徒が嫉妬し、クラス全体でのいじめに発展する。



実はどこにでもありそうなストーリーなんかじゃないかと思う。
でも、このいじめを耐える少女の感覚は半端じゃなかった。

いじめを受けてすごく辛いっていう思いはあるのに、
常に冷静で、客観視しているのがすごい。こんな女の子がいるならお目にかかりたい。



一番印象に残ったのは、
「もしも、彼女たちが、年齢を取ったとき、これらの言葉を覚えているでしょうか。」
このフレーズ。


自分もイジメと言いがたいが、友達にひどいこともしてしまったことを反省している。
一度合う機会があれば、本当に頭を下げたいと思う。



大津のいじめ問題がニュースで連日取り上げられたころに読んだこともあって、
いじめに対する思いというのが、心に以前よりも構築されたように思う。


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読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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