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考えすぎ人間へーラクに行動できないあなたのためにー : 遠藤周作

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面白く生きるための本。


・マイナスの原因をたくさん集めていくと逆にそれがプラスの方向に動き始める場合が
 ある

・ひとりの人間の不幸を作り上げていたマイナスの原因も、混ざり合っていくうちにだ
 んだんプラスに変じてくるということもある。
 じゃあ何がそれをプラスに変えていくかというと、それは長い時間経過であったり、
 あるいは目にみえない大きな力によってだったりする

・ちょっと宗教じみた言い方に聞こえるかもしれませんが、そんなことじゃなく、とに
 かく大きなものに任せるという気持ちをもちはじめてからは、「私の表情はたしかに
 明るくなった」とおっしゃっている

・いま悩んでいることを、これがすべてと思わないほうがいい。人生の部分なのであっ
 て全体ではない。

・苦しみに直面してもがき過ぎると、苦しみに吸い込まれる。自然体でいればいい。
 なるようにしかならんのです。
 人生、大きな海の中にいるようなものなんだから、その大きなものに任せるという気
 持ちが必要なんです。

・自然(じねん)治癒力は長距離走者。

・治す、のではなく、治る、と考えたまえ。

・桜が満開の光景には、なんともいえん虚無がある。

・じたばたするのは必要だけど、大切なのは「なんとかなる」と思うことだ。
 「必ずなんとかなる」と朝、目を覚ましたら鏡を見て、じぶんに何度も言い聞かせる。
 そうしたら必ずなんとかなるものです。
 20代というのは、やっぱり自分の努力とか意志だけで頑張ろうとする。

・出世したかったら、ボーナスを全部はたいて、ぜいたくな洋服を1着こしらえろ。
 そしてそれを着て一流のレストランへ行ってメシを喰え。

・生命の匂いというのは生臭いもんです。

・誰もが病院の中で、しかも自分の死さえ律することができない。

・「敬老」ということが本当のものになるためには、「老人たちは次の世界に近づいて
 いく人」という意識がなければいけないし、そう意識するためには「次の世界」を認
 めなくちゃいけない

・親愛感というのは相手のオーラに踏み込まないスレスレのところ。
 相手のオーラのなかに踏み込むと「なれなれしい」ということになります。
 だから賢明な部下なら、つねに相手のオーラの境界線ぎりぎりのところへ自分をおく。

・自信のない先輩・上司を持った場合には、仕事の業績を10あげたらいけません。
 あくまでも7か8に止めておく。

・若いときは1番手を走ったらいかん

・自分が孤立しないためには、仲間にもアホなところを見せておかなくてはいけない。

・どういう部下が上司から可愛がられるかというと、チョットしょうがない奴

・目標意識。「なるんだ」というよりは、「なってしまう」と言い聞かせてみたまえ。
 目的を牢固(ろうこ)としてもてば必ずそのとおりに事は運ぶもの

・虚礼というのは人と人との潤滑油となるべきもので、人間が長い間の経験から考え出
 したもの
・年上の人は相手を固くさせないために、サービスでいろいろ親しげに話しかけたりし
 ます。

・おでん屋や焼き鳥屋で上品な食い方をするやつはアホ。

・パーフェクトな人間は、先輩や上司からは「機能」としか見られない。
 有能なだけの社員は「人間」としてよりも「機能」として考えられやすい。
 欠点だらけの奴はむしろ人に好かれる

・いいところを3みせたら、ダメなところも3みせるようにしたらいい

・日本の社会における「正義漢ごっこ」というのがどうも不愉快なんです。

・人類の共通財産は、そうやってできるだけ多くの人に見せる義務がある。

・生きガネを使うか、死にガネを使うか

・人を批評するのに2つの方法がある。エスプリ(才知)とユーモアだ
 ※エスプリ・・・高みから人を見下ろして裁断すること。
 ※ユーモア・・・自分が下になって相手をからかうこと。

・下ねたはユーモアかもしれない。それはどこかに、「みんな人間」という
 含みが込められているから

・ユーモアのはじめは笑いかけること

・日本人は何でもすぐに「道」に結びつけたがる

・嫉妬心の根底には、自尊心がある。自尊心を傷つけられると誰でも嫉妬する。

・私は普段その種の人たちに偏見は持っていない。
 ところが、いざ自分となると、とたんに生理的な反応が起こってしまう。
 男たちのそういう世界。ちょうど学校におけるクラブの違いみたいなものだ。
 おれは演劇部だけど、彼らは絵画部という感じかな。

・趣味が一緒というのは、生理が一緒ということ

・会社のなかに生理的に好かないヤツがいたとしても、それは本質的な人間関係とは違
 う。相手と仲が悪くなるというのは、それは自分の対応の仕方、つまり処世術がヘタ
 だということ。

・誠実に護るのが愛情だ

・陶酔した表情。悪しき浪漫主義の名残だろうね。

・遊びというのは、まず、仕事の延長だったらやらないほうがいいと思う。それは
 もう遊びじゃない。だって気分転換にならない。

・われわれは生まれて大きくなるにしたがって、「自然」をいろいろなもので隠そうと
 する。それを文化という。








普段よく思うのが、「この考えすぎな脳、どうにかしたい。」ということ。
そんなとき、たまたまこの本を見つけて、今の自分にぴったりだった。



まず、「大きなもの」について印象が非常に残っている。

仕事で粗利率や売り上げをきっちり出さなきゃいけない、という不安はいつも
つきまとっていたんだけど、今は著者がいうように、
「なにか大きなもの」に任せて仕事をしている。
そしたら「なんとかなるだろう」って思えるようになった。

これってすごいことで、努力さえ続けてれば、「なんとかなる」 んです、実際。
個人的には、この表現は、ポジティブで楽観的なので、それが無意識的に良い方向に転がるように
なっているんだろうと思う。

仕事以外にも、この楽観的思考、非常に大切にしたい。




もうひとつ、印象に残ったのが、お金の使い方について。

著者はボーナスが出たら、酒飲みに使うのではなく、高級なスーツを買って、高級なレストランで食事を
しろと説いている。すると、将来、そういう人間になりやすい、といっている。

これは明らかに死んだお金の使い方ではないんだろう。生きているお金の使い方。

そういうお金の使い方を生死で分けていくのはいい考え方だと思う。



他の著者の作品と重複している部分もあったが、良書だった。


今後実践してみたい。



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娼年 : 石田衣良(いら)

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すごくおもしろくて惹きこまれた。



・目覚めたまま迎える朝は白い。

・身体のなかにとどめておいては危険な毒を吐くように、腹を痙攣させて
 ぼくは何度も放出した。

・かちっとしている服にはどこか一箇所かわいいところをつくるといい

・自分で意識している魅力なんて底の浅いものよ。

・見知らぬ女性を待つ時間が、これほど濃厚なものとは思わなかった。

・わたし、約束の時間のまえにきて、今日はどうしようかなって考えるのが好きなんだ。
 だって人を待つ時間てすごくじれったいでしょ。そのじれったいのが好き。
 だから、素敵だなと思う男の子だと、すぐに寝てしまうのが惜しくなる。

・心がなくなってしまうと、身体はつくりもののようになってしまう。人間の感じがし
 ないんです。

・イツキさんはおぼろげになにかを暗示する作品より、はっきりとものをいう作品のほ
 うが好きだった。

・「普通の欲望」の幅の広さは驚嘆すべきものであること。

・アズマの横顔を見た。整っているけれど、それだけではない。皮膚や血管や骨格では
 なく、傷つきやすい神経だけを針金細工にしてつなぎあわせたような横顔だった。
 誰だって目を離せなくなるだろう。

・アズマはやわらかな舌先を、さらに触れるかふれないかのかすかさでつかう。
 雨が降る直前の湿った風に全身を吹かれるようだった。

・身体の表面の感度がどんどん上昇していくのがわかった。

・ぼくたちは自分で設計したわけでもない肉体の、ごくわずかな部分に振り回されて
 一生をすごく。過激な欲望をもつ人は生涯を檻のなかで送ることもあるだろう。
 平均的な欲望のもち主でさえ長くはない人生の何万時間かをセックスについて空想し、
 無駄に潰してしまう。

・昼と夜のあいだには夜明けと夕暮れがある。

・HIVポジティブ。カクテルのようにたくさんの種類の薬を一生のませるわけにはいか
 ない。

・「ラブシーン」と古式ゆかしく呼ぶのがぴったりな、愛らしい硬質感

・翳り(かげり)。生死にかかわるような問題ではないが、本人をどこか暗くする部分。
 (誰もが自分のスタイルや物語をもっている。それは表面的な飾りにすぎないという
 人もいるだろう。欲望の真実はどこか深部にある。)





簡単なあらすじは、20歳の青年が会員制ボーイズクラブのオーナーと出会い、
娼夫の仕事をはじめ、女性について何か得ていく、といったかんじ。


普段垣間見れない世界だからか、異様におもしろくうつった作品だった。


特に性癖について。
人はそれぞれ好みのタイプが違うように、それぞれが独自の性癖を持っている。
それは一般的にみて「普通」と捉えるレベルから、「逸脱」しているものまで様々。

この本には、好きな男性に自分のおしっこを見せることでエクスタシーを感じる女性、
自分の身体を傷めつけることでしか快感を得ることができない青年が出てくる。

多くの女性が男をいろんなカタチで求めている。

現実の世界をみると、女性がこんなにも男性を欲しているように感じ取ることができない。
だから新鮮だった。こんな女性がいてもおかしくない、これも普通なんだ、って。

性癖についての見解が少しだけ広がったように感じた。
簡単に否定はできないなぁ、と思う。


生きることば あなたへ : 瀬戸内寂聴

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生きていくための言葉のまとめ。


・相手が今、何を求めているか、何に苦しんでいるかを想像することが思いやり。
 その思いやりが愛。

・逢う人はすべて一期一会とおもい、心をこめた別れ方をしておきたいと思っています。
 そう思いはじめてから、いっそう人がなつかしく、恋しく思われるのもありがたいこ
 とです。

・人間は生まれたときから、死という種子を体内に抱えている果実のようなもの

・わたしはただ自分の才能の限界を、生きている間にできるだけ押し開いてみようと
 努力しているだけ

・仕事に打ち込むためには恋も必要。恋は人間の情熱をつくる燃料

・愛するものとの死に真向きになったとき、はじめて人はその人への愛の深さに気付く

・わたしたちはひとつの愛を得たとき、いつでもその永遠を請い願うけれど、
 それは今夜で終わるかもしれないことを常に覚悟しておくべき。そう思えば、
 生きていた限りに愛しつくしたという思い出が残る

・亡くなった人への愛に固執せず、その人の生命まで自分で引き受け、たくましく
 生き、新しい愛にめぐり合いなさい。それは不貞でも何でもない。
 亡くなった霊は愛するものの、幸せしか祈っていない。なぜなら彼らは、人間ではな
 く、仏になっているから。

・さびしさに突き落とすだけで、人は殺せる

・犀(さい)の角のようにただ独り歩め。

・心の聡明な人、考え深い人たちは、怠けずよくはげみます。
 独りで生まれ独りで死んでいく人間は、自分を頼れるものに鍛え上げるしかない。

・愛する人があって、自分が愛されている自覚が、生きることにいちばん大切なうれし
 いこと

・孤独に甘えてはいけない

・放浪のたびに出る人間は、決して逃避する弱い人間ではなくて、強すぎて
 狂おしい人間のように思われます。

・わたしたちはいちど愛を捕らえたと思うと、謙虚さを忘れてしまいます。
 この愛を得たのは当然の運命だったかのように思い上がり、愛を独占しようとします。
 苦しみはその日からはじまる。

・万物流転の法則のなかでは、ひとりの人間の運命など、目にも入らないゴミみたいな
 もの

・愛しもしない、憎みもしない。それがいちばん冷淡なことで無関心なこと。

・同じ状態がつづかないことを仏教では無常といいます。

・悲しいとき、辛いときは思い切り泣きなさい。これはひとつの真理

・恋愛が下手、恋人ができないという人は、相手の気持ちを察する想像力に欠けている
 人です。

・大晦日に鐘を百八つ、人間の煩悩を叩くといわれるのは無限の煩悩がわたしたち
 にはあるということ

・心は変わるもの、無常という覚悟がなければ、信じて裏切られたと、
 年中くやしがっていなければなりません。

・そのつけが自分にかえってくるのを覚悟するなら、不倫をとめても仕方がないでしょ
 う。

・ゆるすとは、この現世の生々流転を、悲しみの目で見守れるようになること

・ボケるというのは、仏様になること

・自分のおろかさに気付いた人間は、人に対しても偉そうなことがいえなくなります。
 人のおろかさにも寛容になれます。

・いのちとは人のはからいの外のもの。

・エイズは驕りきった(おごりきった)人類、退廃しきった地球への神の警鐘であり、
 怒りのしるしであったかもしれません。

・すぐれた老人とつきあうことのほうが、発奮させられ、元気づけられ、若くなって、
 老いこまない秘訣では

・どこでも自分の置かれた場所で一生懸命努力すればそこに真の生きがいを見出せる

・みんな自分の身に起きた不幸が、世界一のように思い込みたがります。

・わたしは老人同士の性愛を美しいと思えるようになりました。

・どうせ何かの縁で引き受けてしまった以上、どの仕事も喜びをもって心から進んでや
 りこなす






「心の聡明な人、考え深い人たちは、怠けずよくはげみます。
 独りで生まれ独りで死んでいく人間は、自分を頼れるものに鍛え上げるしかない。」

という言葉が一番心に残った。


きっと今はまだ孤独に甘えている自分。少しずつでもいいから、自分を頼れるものにしていきたいと思う。



ボケることを仏様になる、という表現は素敵。
そう思いたい。


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Hiro

Author:Hiro
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