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ハイドラ : 金原ひとみ

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女性の恋愛心理小説。



・背後への嫌悪感を吹っ切るようにドアを開けた

・どんなセックスだったかも思い出せない、ということは可も不可もない、
 セックス以上でも以下でもない、ただの、本当の普通のセックスだったんだろう。

・手を伸ばさない淡白なベッドタイムでも、それでも私はその時間の特別性にすがって生きている。

・私の中の反発心は発散されることもなく行き場もなく、静かにくすんでいった。

・そこに必ず絶対的に存在していなければ、私が壊れてしまうもの。
 そういうものが、そういうものではなくなった。

・でも、絶対に小島蘭だけは嫌だ。絶対嫌だ。絶対に嫌だ。

・松木さんの部屋にいると、時間がゆっくり過ぎていく。

・見下ろされてもいいから、少しでも近くにいたかった。

・いつも何かに引き寄せられて、いつも何かに動かされて、いつも何かに頼っている。


感想書くのが難しい本。
著者の本は江國さんの本より、現実感を感じる。現実に起きているのだろう、ってなんとなく思える。


主人公の女性は、食べ物を噛んでは吐き出すことをやめられず、
決して充実したとはいえない恋人との生活をおくっている。

こんな女性、どこかにいるんだろう、って思う。

「依存」という言葉が似合う小説。恋も、生き方も。
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蛇にピアス

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ブックオフで見つけて、懐かしく思い、読んでみた。


芥川賞受賞した作品で話題になりましたよね。

アマゾンで他人のレビューを見たら、批判ばかりが目立つが、自分は素敵な作品だと思った。



舌を割ることや、刺青などの身体改造に興味のある主人公の女性の話。

個人的に、自身の身体を改造する中でだけ、生を感じるような主人公の姿に惹かれた。




・私も今、外見で判断される事を望んでいる。
 陽が差さない場所がこの世にないなら自分自身を影にしてしまう方法はないかと、模索している。

・タトゥーやボディピアスには、親から受け継いだ身体を傷つけ変形させ加工することで、
 「遺伝的・生物的な連鎖」を断ち切り、ある種の強さを手に入れるという側面があるらしい



確かに、刺青やピアスには自分で自分を変えていくような過程やその姿に、
現代人にとって、どこか魅力があるのかもしれない。

誰だって自分を変えたいと思っているし、その変わった証が欲しいと思うから。







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Hiro

Author:Hiro
読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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