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人のセックスを笑うな : 山崎ナオコーラ

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19歳の学生と39歳の先生の恋。
ピュア。


・手を伸ばして触ると、指先に楽しさが移るようだった

・それから、舌でつつんでくれた。世界で一番柔らかいものが、
 動き回っている感じだ

・夜、ベッドに入ると、彼女は手をキツネの形にしてオレをつついてきた。
 オレはその手を捕まえた。

・しかし恋してみると、形に好みなどないことがわかる。
 好きになると、その形に心が食い込む。

・大事な人と抱き合って新しい年を迎えるということは、陳腐なようでいて、実は奇跡だ。

・彼女の雰囲気が最近おかしかったのに、気がつかないふりをしていたのだ。

・ユリのことを思えば、胸が痛くなって仕方がなかった。
 要は側にいたから心がくっ付いたのだ。

・電話なんて温度だ。言葉は何も伝えて来ない。ただ温度だけは伝えられる。

・もし神様がベッドを覗くことがあって、誰かがありきたりな動作で自分たちに酔っているのを
 見たとしても、きっと真剣にやっていることだろうから、笑わないでやって欲しい。

・会えなければ終わるなんて、そんなものじゃないだろう




セックスを神様の観点から眺めているのは、できそうでできない発想だった。
もともと、自分のしていることがすべて神様に見られていると想像すると、
愚かしいほどに怖くなるけれども、セックスほどプライベートなものもないので、
神様は嗤うのではなく、微笑んでいるのではないかと思う。
愛が育まれている最中というのは、綺麗なものだから。
もちろん、そんな神様がいれば、だが。


内容は、シンプルで純度の高い恋愛小説。直接的で素直な表現が素敵だった。


恋をすると、形に好みなどない、というのは真理だと思う。
結局人は最初、形に恋をして、恋が愛に変わると、形に囚われなくなるんだろう。




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Hiro

Author:Hiro
読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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