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だから、あなたも生きぬいて : 大平光代

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小学生のときいじめに遭い、割腹自殺。
その後もいじめを受け続け、非行に走る。16歳のときに暴力団組長の妻。

ある日、勤め先で父の友人の大平氏と出会うことから、
彼女の人生が変わり始める。彼女が変え始める。

宅健、司法書士、そして司法試験に合格。



・いじめや虐待というものは、それを受ける側の人間性を否定するものといっても過言ではない

・一応、担任として生徒の話は聞くがそれ以上のことはしない。どこか事務的。

・そのとき、私は三人の顔を順番に見た。三人とも得意そうな笑みを浮かべていた。
 勝ち誇ったような顔。生まれて初めて、あんないやな笑顔を見た。

・でも普通に死んだんじゃ、あいつら何事もなかったようにぬくぬくと
 暮らすやろう・・・・それだけは我慢できない。
 私がどれだけ苦しんだか、思い知らせてやりたい・・・・

・「お母ちゃん、道も歩けへん。そのうえ学校にまで行かへんとなると・・・。
 お願いやから学校にだけは行って。恥ずかしいから。」

・胃のあたりがかっと熱くなった。

・あんたそれでも教師か。

・最初はむせたりめまいがしたりしたが、すぐに吸えるようになった。
 <これで私もこの子らの仲間や・・・>なんか強くなったような気がした。

・父のいないときを狙って帰り、家の中をめちゃくちゃにして出て行く。卑怯者、本当に卑怯者だった。

・家庭の事情で学校も満足に行けず、就職先にも困っている少年がいれば、自分の
 会社に雇い入れ、なにかその少年に向く資格を取らせたうえでよその会社に就職させる。
 「子どもは親を選べない。子どもにはなんの罪もない。」

・確かに、あんたが道を踏み外したのは、あんただけのせいやないと思う。
 親も周囲も悪かったんやろう。でもな、いつまでも立ち直ろうとしないのは、
 あんたのせいやで、甘えるな!

・うれしくて体が震えた。泣き崩れた。

・最大の復讐は、自分が立ち直ること。

・講座を申し込んだ。学費を支払ったので、残りのお金を計算すると、その月に使える
 食費は1日300円だった。自分との闘いが始まった。

・私は、趣味や楽しみは全部捨て、「翌年に絶対合格する」ということだけを考えて、死に物狂いで勉強した

・人前で絶対に涙を見せたらあかん。みっちゃんはもう弁護士やから、
 どんなに自分が辛いときでも、涙は見せたらあかん。頼ってくる人は、もっと辛い思いしてはるんやから






読んでいて、飯島愛のプラトニック・セックスを思い出した。
なんとなく二人とも似てる。


小学生に是非読んでほしい作品。
いじめというものが、後の被害者の人生にどれだけこびり付いていくのかを証明している。
良いことと悪いことをきちんと区別できない世代だからこそ、
こんな本が必要なんだろうな。

彼女を変えたのは、まぎれもなく継父の大平氏。
そして、彼女自身なんだろう。死に物狂いっていう言葉がよく似合う女性。
だから今、輝いているんだろうなぁ。
自分自身、反省した。精一杯じゃなくて、死に物狂い。



名書。
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Hiro

Author:Hiro
読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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