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青空文庫ものがたり インターネット図書館の開設から今日まで (野口 英司)

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公表された著作物は、「誰のものでもない、表現した人のもの」であると同時に、「公共の知的財産」という性格を帯びると考える。この公共性の側面を重視して、青空文庫は「著作権が切れたものはただで読めるようにしたい」と目標を据えている。

〈青空の本〉を増やす――この目的のもと、ゆるゆるとした集団で進んでいく。これが、現在の青空文庫のあり方

青空文庫では、公式な“誕生日”を九七年七月七日としている

電子出版という新しい手立てを友として、私たちは〈青空の本〉を作ろうと思います。青空の本を集めた、〈青空文庫〉を育てようと考えています。

見上げれば遠く広がる「青空」と、手を伸ばせばそこにある「文庫」という言葉をつなげた

著作者の権利は尊重する、と同時に、保護期間を終えた著作物は、みんなが自由に、手軽に、広範囲に利用できるようにしていく。これが青空文庫の目的といってもいいだろう。

一人があずかって、その恵みが減じることはない。万人が共に享受して、何ら不都合がない。著作権法が保護の対象とする、創作的な表現にも、万人の共有を許す「青空」としての性格がある。

青空のぬくもりは、誰もが共に味わえる。

伊能忠敬の業績は素晴らしいと思いますが、今になってみれば、何の価値もないと云えるかもしれません。けれど、私は、多分、伊能忠敬は地図作りが楽しかったのではないか、と思うのです。

青空文庫の活動が本当に価値があるのかどうか、それは私にもわかりません。けれど、何より楽しい。

人間の“知ろうとする欲望”“教えようとする欲望”は留まることを知らない。

出版物の版面デジタル画像、および、そのデジタルテキスト。この二つが同時に存在していて、それを誰もが利用できる環境にあることが、インターネット図書館の最終目標と言っていい。 版面デジタル画像のデータベースは、国としてのプロジェクトが組まれた。一方、テキストデータは、ポータルサイトの構築計画だけに留まっていると言わざるを得ない。

それぞれの国が自国の作品だけを管理するのは無意味なことだと分かるだろう。“地球”にただ一つ、作品管理ができるデータベースが存在すればいい。そのデータベースに、著作権保護期間のうちに自国で一定の評価の定まった作品を登録し、公開の日を待つ。そこでは、特定の国や企業や個人の権益を守ることではなく、文化を遺し、伝え、共有することが目的とされる。著作権保護期間についても、こうした長期的な展望を持ったうえで、考えるべきではないだろうか。

大きな壁となったのが、JIS漢字コードにおける限界だった。つまり、底本にある漢字がパソコンにない、あるいは、いわゆる俗字しかない問題だ。ごく大雑把に言うと、パソコンにない漢字をJIS外字と呼ぶ。







インターネット図書館の軌跡。

本の中で、「青空文庫の活動が本当に価値があるのかどうか、それは私にもわかりません。」
とあるのですが、青空文庫はとても価値のあるものであるとぼくは思います。

でも著者はその活動を「けれど、何より楽しい。」と言っていて、
楽しいと思えることをするのに、価値があるかどうかは関係ないのかもしれないなぁ、なんて思いました。


新しいことを始めるときは、わからないことだらけ。
それでも少しずつ進歩が見えるこの本を読むと、自分も何か自分が「楽しい!」と思えることを
ちゃんと続けて、なおかつ進歩していくことができたらと思いました。


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Hiro

Author:Hiro
読んだ本の記録。忘れたくない言葉。

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